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「歴代最強だと思うJリーグ外国人助っ人DF」ランキング!2位タイ「ジョルジーニョ」、「フェルマーレン」を抑えた1位は?【サッカーファン133人に聞いた】

  • 2024.2.9
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写真:PIXTA

今月下旬に開幕するJリーグでは、昨季に22ゴールを決めた横浜F・マリノスのアンデルソン・ロペス選手など、2024シーズンも活躍に期待の外国人選手が多くいます。

また、Jリーグではこれまでも元ブラジル代表のジーコ選手、元スペイン代表のアンドレス・イニエスタ選手など、スーパースター選手の華麗なプレーでファンを盛り上げてくれました。

サッカーにはFW、MF、DF、GKと各ポジションで様々な“外国人助っ人”がいましたが、今回はその中でもDFに注目。

サッカーファンが歴代最強だと思っている「Jリーグに来た外国人助っ人DF」は誰なのか?

そこで今回は、サッカーファン133名を対象に「歴代最強のJリーグ外国人助っ人DF」についてアンケートを実施しました。

そこで得られた回答結果をランキング形式で紹介します。

なお、「最強」の定義自体を回答者の方に委ねているので投票理由も千差万別です。なかには時期によって他のポジションで起用された経験がある選手もいますが、その選手も回答の対象に含めています。

それではランキングを見ていきましょう。

【第2位タイ】ジョルジーニョ(12票)

第2位は2人います。

1人目は鹿島アントラーズに所属していた元ブラジル代表のジョルジーニョ選手がランクインしました。

1994年に行われたW杯アメリカ大会でブラジルの優勝に貢献したジョルジーニョ選手は、スタープレーヤーとして1995年に鹿島アントラーズに移籍。世界最高の右サイドバック加入に対して、回答の中にも「ブラジル代表の肩書きをもったサイドバックがアントラーズに来たときは驚きました」という声がありました。

加入1年目に29試合に出場し、DFながら8ゴールを決めました。翌1996年は26試合・2得点を記録。数字以上にチームを力強く牽引するハイパフォーマンスを披露し、鹿島アントラーズのJ1初優勝に貢献しました。また、その活躍ぶりを評価され、JリーグMVPも受賞しています。

ボランチでプレーする機会も多かったですが、やはり本職はDFであり“右SBの名手”です。実際、1998年のフランス・ワールドカップに出場した元日本代表の名良橋晃選手が同じポジションのジョルジーニョ選手に憧れ、1997年に鹿島アントラーズへ移籍するほど、絶大な影響力があったビッグネームでした。

さらに、回答理由の中には、「パワー、スピード、技術、体力の全てを兼ね備えたDF」、「攻撃参加が持ち味で、ガンガン上がってゴールに関与していた」というコメントも。右SBに求められるあらゆるスキルを兼備し、またオフェンシブなプレースタイルも彼の魅力でした。

最優秀選手賞にも輝いたことがあり、チームの先頭に立つほどの活躍を見せてくれていたから。(32歳・女性)
アントラーズ黄金世代の中核であり、必要不可欠な存在であったから。(33歳・男性)
ブラジルの強さを思い知ったDFです。パワー、スピード、技術、体力の全てを兼ね備えたDFで、日本人選手との差をかなり感じた選手です。(41歳・男性)
ブラジル代表の肩書きをもったサイドバックがアントラーズに来たときは驚きました。攻撃参加が持ち味で、ガンガン上がってゴールに関与していたことが印象的でした。(43歳・男性)

【第2位タイ】トーマス・フェルマーレン(12票)

第2位タイ2人目は、イニエスタ選手と同じくバルセロナ→ヴィッセル神戸に所属していたトーマス・フェルマーレン選手でした。

オランダの名門アヤックスで育ったフェルマーレン選手は、2003年にトップチームへ昇格し、2009年6月にはイングランドのアーセナルにステップアップ。プレミアリーグでは計5シーズンにわたりプレーし、110試合・13得点を記録しました。

その後、スペインのバルセロナやイタリアのローマでもプレーし、UEFAチャンピオンズリーグには43試合出場。ヨーロッパの強豪国であるベルギー代表の主力として通算出場記録も85試合と、世界のトップレベルで活躍。2019年7月にヴィッセル神戸へ加入しました。回答理由には「アーセナル、バルセロナと世界のトップチームに所属しており、ベルギー代表としても活躍していた選手だから」というコメントもあり、ビッグクラブを渡り歩き、まだまだ欧州の強豪リーグで第一線で活躍できる名DFが日本に来ることはファンも衝撃だったのではないでしょうか。

回答者からは「ディフェンス力はもちろんですが、足元の技術、パス精度などビルドアップ能力にも非常に長けている」という評価コメントがある通り、攻守両面で不可欠な選手となったフェルマーレン選手。2019年には天皇杯優勝に貢献しました。

2021年限りでヴィッセル神戸を退団し、2022年1月に現役引退を表明。キャリア最後のクラブとしてJリーグでプレーしましたが、最後の最後まで衰え知らずのディフェンス能力で日本サッカーを盛り上げてくれました。

体力がありチームのタイトル獲得に大きく貢献したから。(21歳・女性)
ディフェンス力はもちろんですが、足元の技術、パス精度などビルドアップ能力にも非常に長けているからです。(27歳・男性)
元々アヤックス・アーセナル・バルセロナとビッグクラブで活躍もした選手だが、イニエスタと同時期に神戸に加入して話題性抜群の紛れもないスター選手な上に、天皇杯も制したから。(29歳・男性)
アーセナル、バルセロナと世界のトップチームに所属しており、ベルギー代表としても活躍していた選手だからです。(37歳・男性)

【第1位】ギド・ブッフバルト(45票)

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写真:山田真市/アフロ

そして、第1位は元ドイツ代表で浦和レッズで活躍したギド・ブッフバルト選手です。

2位に33票の差をつけた45票を集めていますから、ブッフバルト選手が1位という結果に納得の方も多いのではないでしょうか。

ブッフバルト選手といえば、西ドイツ代表として臨んだ1990年イタリア・ワールドカップ決勝の活躍でしょう。前回大会覇者のアルゼンチンと対戦すると、相手のキープレーヤーであり、世界最高峰の選手でもあるディエゴ・マラドーナ選手を完封。1-0の勝利に大きく貢献し、ワールドカップ優勝の立役者と呼ばれました。

そして1994年に浦和レッズへ加入。1993年のリーグ最下位だったクラブを力強く引っ張り、上位まで押し上げました。その活躍ぶりが評価され、回答理由には、「浦和レッズのディフェンスの要として活躍し、弱かった浦和レッズの上位進出に貢献した最強ディフェンダー」というコメントもありました。

ブッフバルト選手がJリーグで見せつけた能力は、対人守備とエアバトルの強さ、統率力でしょう。これらの武器を活かして活躍した1995年と1996年は、2年連続でJリーグベストイレブンに選出されています。

1997年まで浦和レッズでプレーしたブッフバルト選手。Jリーグ開幕当初に見せた世界基準のディフェンスは、やはりファンにとって衝撃だったようで、「世界レベルのディフェンスを日本に教えてくれた」というコメントもありました。

選手としてだけでなく、監督しても大活躍して浦和レッズに貢献してくれていた。(40歳・男性)
浦和レッズのディフェンスの要として活躍し、弱かった浦和レッズの上位進出に貢献した最強ディフェンダーだから。(66歳・男性)
戦術としても監督としても浦和レッズに多大なものをもたらした。ドイツ代表の実力だけでなく、精神的な支柱としても高いレベルを見せた。(38歳・男性)
高さ、強さを兼ねていてドイツ人特有の勤勉さ、真面目さも兼ね備えていて安心できるDFでした。ワールドカップでマラドーナを抑えたのはあまりにも有名な話です。(42歳・女性)
世界レベルのディフェンスを日本に教えてくれたからです。(41歳・男性)

4位以下の選手とコメント

アレクサンダー・ショルツ(10票)

守備能力はもちろん、ビルドアップなど攻撃面での能力も高く、浦和の守備ラインに欠かせない選手だから。(24歳・男性)

ドゥトラ(6票)

サイドバックの選手ですが攻守にわたり献身さがありマンツーマンでは無類の強さを見せていたから。(32歳・男性)

シジクレイ(6票)

クロスが全て吸い込まれてしまうようなポジショニング、空中戦の強さ、読みの鋭さ、どれも一級品だった印象。Jリーグ初の外国人キャプテンを任されるほどの統率力もあった。(65歳・女性)

ペレイラ(6票)

Jリーグ黎明期の代表的なディフェンダーだと思います。94年のMVPですので。(43歳・男性)

結果はこちら

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回答結果を元に作成したグラフがこちらになります。

ブッフバルト選手、ジョルジーニョ選手、フェルマーレン選手と、トップ3はいずれも世界で活躍したスタープレーヤーたちが選ばれました。一方で、浦和レッズのアレクサンダー・ショルツ選手は、10票で4位。その下には、横浜F・マリノスでプレーしたドゥトラ選手、ガンバ大阪などを渡り歩いたシジクレイ選手、 Jリーグ創設期のヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)で活躍したペレイラ選手が6票で並んでいます。

今回は引退した選手が多くランクインしましたが、現役助っ人の活躍にも注目し、新シーズンのJリーグを楽しみましょう。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)

調査実施日:2024年1月26日

調査対象:全国の10代~60代

有効回答数:133

※記載している回答は原文ママ

※2024年1月30日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

※現在現役・引退をした選手に関わらず敬称は「選手」で統一しています。

※サムネイル写真出典:PIXTA

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