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人生でもっとも感動した「スポーツマンガの名言」!約4割の圧倒的支持を集めた漫画史に残る“名セリフ”とは?【スポーツ好き100人に聞いた】

  • 2024.1.10
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写真:PIXTA

「マンガ」は、日本が世界に誇るポップカルチャーですが、そんなマンガの中でもスポーツマンガは人気ジャンルのひとつです。

スポーツマンガは純粋にストーリーとして楽しめるだけでなく、作品中には心奮い立たされる台詞が随所に登場し、それらが読者の人生においての金言にもなり得ます。

皆さんは「もっとも感動したスポーツマンガの名言」と聞かれて、どの作品のどの台詞を思い浮かべますか?

そこで今回は、スポーツファン100名を対象に「これまでにもっとも感動したスポーツマンガの名言は?」というアンケートを実施しました。

みなさんの心に深く刺さっているのは、一体どのマンガのどの台詞なのでしょうか?

詳しく見ていきましょう。

「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし!成功した者は皆すべからく努力しておる!!」

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出典:Amazon

名言:「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし!成功した者は皆すべからく努力しておる!!」
作品名(出版社):『はじめの一歩』(講談社)
著者:森川ジョージ

1989年に『週刊少年マガジン』で連載を開始、現在も連載中でコミックスの既刊は139巻を数えるボクシングマンガを代表する作品の1つである『はじめの一歩』。内気でいじめられっ子だった主人公・幕之内一歩がボクシングと出会い、鴨川ジムで厳しいトレーニングを積みプロボクサーとしてデビュー。その後、ライバルたちとの多くの激戦を経て、トップクラスのボクサーへと成長していくストーリーです。

今回選ばれた名言は鷹村守が、初めての世界タイトルマッチに挑む直前の控え室で、会長・鴨川源二にかけられた一言。この言葉を胸に努力に打ち込み、部活のレギュラーを奪取したという方もいました。

何かを諦めそうになる際に刺さります。辛い局面でも、努力を継続することで何かを得られるように感じます。一見残酷な発言にも感じますが、単なる綺麗事よりも価値があると感じます。(26歳・男性)
言わずと知れたボクシング漫画の金字塔である『はじめの一歩』で、世界タイトル戦を前にトレーナーの鴨川会長が鷹村に送った激励です。強すぎるチャンピオンへ、しかも減量苦という重荷を背負って戦いに行く愛弟子に対し、自分の努力を信じろと言い聞かせました。人生を一言で言い表している名言だと思います。多くの人は、報われるかわからない努力のために多くの犠牲を払えません。しかし、成功する人間は、報われるかわからない努力に身を投じることができます。叶えたい夢があるのであれば、努力が無駄に終わるかもしれないという恐怖に打ち勝たなければ、そもそもスタートラインに立てないということを、たった1コマで私に伝えました。(43歳・男性)
努力は報われるかどうかはわからないけれども、それでも努力しなければ成功しないんだと改めて思って、初めてこの台詞を読んだ時は野球部でレギュラー落ちした時だったので、腐らずに真面目に練習しようと考えてレギュラーに復帰出来ました。(39歳・男性)

「他人(ひと)にやらされてた練習を努力とは言わねえだろ」

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名言:「他人(ひと)にやらされてた練習を努力とは言わねえだろ」
作品名(出版社):『MAJOR』(小学館)
著者:満田拓也

主人公・茂野吾郎の主人公の茂野吾郎の幼少期から成人になるまでの野球人生と、彼の成長、挑戦、友情そして家族や仲間との絆を描『MAJOR』

こちらの台詞は吾郎が海堂高校で共にプレーをしているチームメートの寺門に放った言葉です。自分の才能に限界を感じ、野球部を辞めることを決意した寺門ですがこの言葉を投げかけられ、自分がしてきたことが本当に“努力”と呼べるものだったのかハッとする表情が印象的です。

仕事にも通じるものがあり考え方を改めさせられたので、非常に心に残りました。(40歳・男性)

また、同じく『MAJOR』から「生涯、茂野吾郎とバッテリーを組んでくれ───」にも票が入りました。これは幼馴染である清水薫にプロポーズする時の言葉です。「バッテリー=ピッチャーとキャッチャー」というピッチャーである吾郎ならではのプロポーズと言えるでしょう。

幼馴染に主人公茂野がプロポーズする場面。メジャーリーグで活躍するピッチャーならではの言葉に、ソフトボールをしていた私は、キュンとしました。(56歳・女性)

「トシ・・・サッカー好きか?」

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名言:「トシ・・・サッカー好きか?」
作品名(出版社):『シュート!』(講談社)
著者:大島司

1990年に『週刊少年マガジン』(講談社)で連載を開始した『シュート!』。連載が終了する2003年まで第4部を数える本作品ですが、今回選ばれた名言は第1部の「高校サッカー編」からのもの。全編を通じてももっとも有名なセリフといっても過言ではないかもしれません。

この台詞を残したのは、掛川高校サッカー部で10番を背負う天才エース・久保嘉晴。白血病を患う彼が県大会での試合前に主人公である田仲俊彦(トシ)に向かって投げかけた言葉です。

この試合中、久保は伝説となる“11人抜きゴール”を決めるのですが……その後、コートに倒れ帰らぬ人となってしまいます。

掛川高校キャプテンの久保が主人公田中に試合前に問いかけるワンシーン。その後、久保は病のために試合中に亡くなるが、このシーンによって受け継いでいく魂のようなものを感じた。(38歳・男性)
白血病をわずらっていたサッカー部のエースが将来のエースに向けた最後の言葉なのでグッときました。(43歳・男性)

「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」/あきらめたらそこで試合終了だよ」

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名言:「あきらめたらそこで試合終了だよ」/「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」
作品名(出版社):『スラムダンク』(集英社)
著者:井上雄彦

バスケットボール漫画の金字塔である『SLAM DUNK』。2022年12月にはインターハイでの山王工業戦を描いた映画『THE FIRST SLAM DUNK』が公開。興行収入155億円を突破する大ヒットとなり、連載終了して15年以上たった今なお本作品の人気の高さや影響力を改めて知らしめることとなりました。1月23日(火)には1日限りの復活上映(10:00の回、19:00の回)が全47都道府県107劇場で行われる予定です。

さて、今回のアンケートで回答者100人中38人の方が答えたのはもはや説明不要、作品を通して2回登場するあまりに有名な安西先生のセリフです。スポーツはもちろんですが、受験や就職活動、仕事など人生における挑戦を諦めたくなる難局に対峙したときにもう一度自分を奮い立たせることができることでしょう。

スポーツマンガの名言といったらこれではないでしょうか。三井寿が涙を流して安西先生に泣きながら伝えるシーンは何度も思い返すシーンでついにはスラムダンクを全巻揃えてしまいました。(39歳・男性)
自分が挑戦しているときにもう無理だと思ったときにふとこの言葉を思い出してしまいます。もう一回頑張ろうと思えます。(26歳・男性)
どんなスポーツにも言えることですし、スポーツ以外にも夢や希望など様々な状況においても通ずる概念であるため。スラムダンクを読む(観る)前から知っている名言です。(44歳・女性)
人生で疲れたり諦めたくなるようなことが起こると、このセリフを思い出し「諦めたら終わりだ」と自分に言い聞かせて頑張っています。周りでも教訓にしている人が多いです。(39歳・女性)
三井寿に湘北高校のバスケ部顧問の安西先生が言った名言ですがスポーツだけでなく仕事や人生にも通じる言葉だと思います。(48歳・男性)

人生と重ねる部分が多いスポーツマンガ

スポーツマンガは挑戦するアスリートたちがライバルに勝つための日々のたゆまぬ努力、困難に立ち向かう姿やチームワークや友情など、人生とも重なる部分が多く「人生の教科書」とする人も多いですよね。

そのスポーツを経験したことがない方でも楽しめる作品は多いのでぜひ気になった作品があれば読んでみることをおすすめします!


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査実施日:2023年12月25、26日
調査対象:全国の10代~60代
有効回答数:100

参考:「『THE FIRST SLAM DUNK』国内興行収入155億円突破!国内歴代興行収入ランキング13位!」「1/23(火)復活上映の上映劇場&時間が決定しました!」

※記載している回答は原文ママ

※2024年1月5日時点での情報です。サムネイル、記事内の画像はイメージです。

※サムネイル写真出典:PIXTA