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【クイズ】日本で初めて"始球式"を投げたのは誰?…必ず空振りをすることになった理由も面白い!

  • 2024.2.13

野球の試合が始まる前に行われる「始球式(しきゅうしき)」では、来賓が投手として投球するセレモニーが行われます。

この始球式では、慣例として打者はどのようなボール球や見逃し球が来ても空振りをすることが一般的です。この慣習は、日本で初めて始球式が行われた際、ある偉人が投球を行ったとき、その偉大さに打者が空振りするしかなかったという逸話に由来しているというユニークな説があります。

そこで今回は、日本史上初の始球式で投球した人物クイズを出題します!

【問題】次のうち、現存する記録の上で日本最古の始球式で投げた人物は誰?

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ヒント…

・日本初の始球式は1908年11月22日の試合だと言われています。

・内閣総理大臣のひとりです。

・投手役を務めたのは当時70歳の人物でした。

・現在の早稲田大学の創立者でもあります。

正解は...

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大隈重信です!

日本初の始球式は、1908年11月22日に行われた、メジャーリーグ選抜対早稲田大学野球部の試合だと言われています。投手役を務めたのは、早稲田大学創設者で、政治家の大隈重信。羽織袴に中折れ帽をかぶり、マウンドに立ちました。

また、記録に残っている世界最古の始球式は、1892年(明治25年)にアメリカで行われたウェスタンリーグの開幕試合であり、この時、当時のオハイオ州知事で後の第25代アメリカ大統領であるウィリアム・マッキンリー(William McKinley、1843~1901年)が客席からグラウンドにボールを投げ入れたことが始まりと言われています。

当時のアメリカでの始球式では、現在の日本の方法とは異なり、客席からグラウンドに向かってボールを投げ入れる形式で、当初は打者がいないスタイルで進行していました。始球式での空振りが慣例とされるのは、この独自のスタイルが日本で広まり、早稲田大学の創設者である大隈重信が行った始球式に起源があるとされています。1901年(明治34年)に創部された早稲田大学野球部は、アメリカ遠征の中で「始球式」というものを知り、それが日本でも取り入れられました。

当時、大隈重信は70歳という高齢。投球はストライクゾーンから大きく逸れてしまいますが、「ボール球にしてはいけない」と、早稲田大学の打者が機転を利かせ、空振りをしてストライクに。始球式でバッターが空振りをするのは、これが始まりと言われています。


※情報は2月5日時点のものです。

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