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「歴代最強だと思う遊撃手」ランキング!3位「鳥谷敬」「源田壮亮」、2位「松井稼頭央」を抑えた1位は?【プロ野球ファン100人に聞いた】

  • 2024.1.7
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写真:PIXTA

遊撃手(ショート)というポジションは野球の“花形”として知られています。二塁手(セカンド)とのコンビは二遊間と呼ばれ、内野手の中でも頻繁に打球が飛んでくるポジションであるため、チーム内でも屈指の守備能力が求められます

また、内野手の中では一塁ベースに最も遠いポジションのため、スピードを活かした広い守備範囲や、打者走者を刺す強肩も必要不可欠となります。

これまで、そして現役の日本のプロ野球選手には、球史に残るスター遊撃手が大勢います。

ところで皆さんは「歴代最強の遊撃手」と聞いて、真っ先にどの選手を思い浮かべますか?

そこで今回は、全国のプロ野球ファン100名を対象に「日本のプロ野球で、あなたが歴代最強だと思う遊撃手は?」というアンケートを実施しました。途中でのポジション転向など、現役生活全てを遊撃手として過ごしていない選手も対象となります。なお、「最強」という定義付けから回答者の方に委ねています

果たして、90年を誇るプロ野球の歴史の中で、もっともファンに支持されている遊撃手は誰なのか?

気になる結果をランキング形式でご紹介します!

【第3位】鳥谷敬・源田壮亮(6票)

第3位には阪神タイガース、千葉ロッテマリーンズでプレーした鳥谷敬選手と、埼玉西武ライオンズの現役遊撃手・源田壮亮選手が同時ランクインしました。

鳥谷敬

鳥谷選手を語るうえで外せないのが、遊撃手という過酷なポジションにいながら試合に出続けた“鉄人”ぶりです。プロ1年目の2004年9月から、プロ15年目の2018年5月まで15年近く、なんと1試合も休まずに1939試合連続出場を記録。身体のタフさはもちろん、試合に出続けるということは、それだけの結果を継続して残したということ。プロ通算18年間で2099安打をマークし、2010年には遊撃手史上初めてシーズン100打点を記録。また、守備面でも土と天然芝の甲子園球場という野手にとっては難しいグラウンドで守備の名手として鳴らし、ゴールデングラブ賞を5度も受賞しています。

ずっと阪神で守備の要としても頑張っていたしオーラがあるからです。(47歳・女性)
あの不屈の姿勢はまず立派なもの。守備も本当に安心できるし華麗なプレイも多かった。(63歳・男性)
とにかく守備範囲が広い!サードもセカンドもずいぶん楽をしていたのではないかと思います。エラーが少ないので安心してみていられる選手でした。(55歳・女性)

源田壮亮

源田選手もまた、その「守備」でファンを魅了する選手のひとり。プロ2年目の2018年から今季まで、6年連続でゴールデングラブ賞を受賞しています。決して“派手”なタイプではありませんが、確実性と華麗さを兼ね備えた守備はまさに芸術と呼ぶにふさわしく、その守備で幾度となくチームを救ってきました。源田選手が好守備を見せるたび、SNSでは「#源田たまらん」のハッシュタグが大量に投稿されるのも今やお決まりとなりました。

寡黙な印象もありますが、今年3月に行われたWBCでは骨折しながらも最後までチームに帯同、試合に出場し続ける“熱さ”も持ち、2020年からは所属する西武のキャプテンとしてチームを牽引しています。

ゴールデングラブ賞6年連続6回、ベストナイン4回も獲得していますし、現役プロ野球選手としては最強と言って過言ではないと思います。(22歳・男性)
どんな打球でもアウトにしてしまう、その守備センスはまさに日本野球の宝。(49歳・男性)
源田たまらんと言われるほど有名であって、守備も難しい打球をいとも簡単に裁いているのでそこがとてもすごいところだと思う。また、打撃も安定しているので歴代最強なのではと私は思う(24歳・男性)

【第2位】松井稼頭央(24票)

現在、古巣の西武で監督を務める松井稼頭央選手が堂々2位にランクイン。

現役時代は身長177センチと決して大柄ではありませんでしたが、日本人離れした身体能力と華やかなプレーでファンを魅了。一軍レギュラー定着時には派手な金髪も話題になり、1997年~1999年まで3年連続で盗塁王を獲得。同時に2000年頃からパワーも兼備するようになり、2002年には打率.332、36本塁打、33盗塁でトリプルスリーを達成。走攻守の3拍子だけでなくスター性も兼ね備え、なおかつ「スイッチヒッター」。当時の野球少年の多くが「遊撃手・松井稼頭央」に憧れていました。

2004年からは活躍の舞台をメジャーリーグへと移し、松井秀喜選手と同じ「MATSUI」姓だったことから現地ファンに「リトル・マツイ」の愛称で親しまれていました。

走攻守に優れた選手で、肩も強く守備範囲も広いです。また、左右で広角に打てるし、パワーも日本人離れしています。しかも足の速さも一流です。(40歳男性)
脚が速く、打率を残せて、ホームランも打てるという稀有なバッターでした。守備範囲も広く方が強く日本人とは思えぬプレー。(48歳・男性)
走攻守揃ってしかもスイッチヒッター。メジャーに挑戦して2000本安打も達成。これ以上の選手はいないと思います。(44歳・男性)
トリプルスリーに華のある守備や強肩でアスリートとしても最強にふさわしいです。(32歳男性)
守備も上手いですし、肩も強く、足も速い。そしてパンチ力のある打撃にルックスも良い。何もかもがエリートだと思える最強の選手だと思います。理想の遊撃手でありながら最強です。(28歳男性)
坂本選手や宮本さん、吉田さんなどとも迷いましたが、走攻守全て揃っていて華がある選手は松井さんだと思います。ヒットもHRも打てて、走れて守れるまさに最強のショートだと思います。(39歳・男性)

【第1位】坂本勇人(26票)

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写真:千葉 格/アフロ

僅差ながら、「最強の遊撃手ランキング」堂々1位となったのは読売ジャイアンツの坂本勇人選手でした。

まだ35歳ながら、現役選手としては最多の2321安打(歴代15位)をマークしており、将来的には史上2人目となる日本プロ野球通算3000本安打も射程圏に捉える現役のレジェンド遊撃手です。

高卒2年目、19歳で開幕スタメンに抜擢されると、同年から巨人のレギュラーとして今なおプレーを続けています。2012年には最多安打、2016年には首位打者のタイトルを獲得し、2019年には遊撃手史上2人目のシーズン40本塁打を記録。

186センチと遊撃手としては大柄ながら、プロ入り当初は課題と言われた守備面も徐々に改善され、ゴールデングラブ賞5度を誇る名手へと成長。特に柔らかなグラブさばき、足さばきには定評があり、攻守ともに評論家から高く評価されています。

ちなみに、坂本選手は今季途中からサードへとコンバートされ、来季も主戦場をサードとする予定。守備面での負担を減らすという目的ですが、もしかしたら「遊撃手・坂本勇人」は今季で見納めかもしれません。

とはいえ、外野スタンドから見てもひと目で「坂本勇人」とわかるいで立ちとユニフォームの着こなしは天性のモノ。巨人が誇るスターが来季以降、新たなポジションでどんなプレーを見せてくれるか、期待せずにはいられません。

走攻守のバランスを考えて選びました 安打数も3000本安打を記録するのではないかと言われるぐらいヒット数を重ねてるからです。(38歳・男性)
2023年シーズン終了時点で歴代15位となる2321安打をマークし、年齢もまだ35歳なので3000本安打も視野に入る希代の打者だと思います。打撃だけでなく守備もトップクラスで、負担の大きい遊撃手としての出場が歴代最多の2046試合と素晴らしい実績を残しています。(34歳・男性)
華々しい1軍デビューからずっと巨人軍のエースとして未だ現役であり、ドラマのような場面での満塁ホームランやヒットなど、私にとってはまだまだ追いかけたくなるようなシンデレラストーリーを持ち合わせているから。(30歳・女性)
史上3人目の遊撃手として首位打者を獲得し通算安打数も今後次第ではNPB最多記録を破る可能性があるから。守備も打撃の超一流の選手だから。(58歳・男性)
長い手足を駆使しての防御は立派です。内野を固める防壁として機能し、攻撃の能力も高い。チームをうまく回す逸材です。(34歳・男性)
走攻守3拍子揃った遊撃手、2000本安打を達成しているのもすごいと思います。(46歳男性)

4位以下の選手とコメント

川相昌弘(5票)

バントの技術がスゴイ!派手さはないが印象に残る。(52歳・男性)

広岡達朗(4票)

新人王を取った選手で、守備が素晴らしく、加えて、状況判断のできるバッティングにも素晴らしさがあった。(68歳・男性)

小坂誠(4票)

守備力が違う。足も速い。だからこと現役引退後、ずっと守備コーチをしていると思う。(57歳・男性)

今宮健太(4票)

高校からプロに入った頃は守備がとても下手だったというエピソードにびっくりするほど成長して、ゴールデングラブ賞を取ったり安定した成績を残した遊撃手だから。(21歳・女性)

結果はこちら

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坂本選手、松井稼頭央選手といった“派手”なタイプが上位にランクインされましたが、4位以下には川相昌弘選手、広岡達郎選手、小坂誠選手といった“職人”タイプの選手もランクイン。

改めて、ショートというポジションの多様性を実感する結果となりました。

野球の花形・遊撃手。来季以降、このランキングに入ってくるような新たなスター候補がプロ野球界にも生まれてくるかもしれません。

ぜひ、華麗な守備とスター性の宝庫・遊撃手にも注目して野球観戦を楽しんでください。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査実施日:2023年12月15、16日
調査対象:全国の20代~70代
有効回答数:100

※記載している回答は原文ママ

※2023年12月25日時点での情報です。サムネイル、記事内の画像はイメージです。

※現在現役・引退をした選手に関わらず敬称は「選手」で統一しています。

※サムネイル写真出典:PIXTA