1. トップ
  2. 「歴代最強だと思う二塁手」ランキング!3位「篠塚和典」、2位「菊池涼介」を抑えた1位は?【プロ野球ファン100人に聞いた】

「歴代最強だと思う二塁手」ランキング!3位「篠塚和典」、2位「菊池涼介」を抑えた1位は?【プロ野球ファン100人に聞いた】

  • 2023.12.27
undefined
写真:PIXTA

 

二塁手は「セカンド」とも呼ばれ、センターラインの一端を担い一塁ベースと二塁ベースの間に守備位置を取る選手のこと。

二塁手は守備と攻撃の両面で重要なポジションです。

まず、守備面では、ゴロを捕球しアウトを取ること、そして併殺プレイや盗塁阻止の要となることです。併殺では内野手からの送球を受けたり、ときに自ら打球を捕球し迅速に二塁ベースを踏んで一塁へ送球します。また、セカンドベース付近での守備範囲は広く、右打者の打球やバント処理やベースカバーにも対応する必要があります。

対して攻撃面では、二塁手はチームの打線において様々な役割を果たします。長距離打者ではないけれど足が速い選手などは、盗塁や犠打、自らを犠牲にする進塁打など小技を駆使して得点や勝利に貢献することもあります。逆に、パワーや長打力に優れた二塁手はクリーンナップで活躍し、ホームランや多くの打点で勝利に貢献します。

ところで皆さんは「歴代最強の二塁手」と聞いて、真っ先にどの選手を思い浮かべますか?

そこで今回は、全国のプロ野球ファン100名を対象に「日本のプロ野球で、あなたが歴代最強だと思う二塁手は?」というアンケートを実施しました。なお、「最強」という定義付けから回答者の方に委ねています

果たして、ファンの心に残る歴代最強の二塁手は誰なのか。気になる結果をランキング形式で紹介します。

ぜひ、予想しながら見てみてくださいね。

【第3位】篠塚和典(11票)

第3位は篠塚和典選手(※)でした。
※1992年シーズン途中までの登録名は「篠塚利夫」

銚子商業高校から1975年ドラフト1位で巨人へ入団。1994年に引退するまで1651試合の出場しました。打撃にも秀でておりプロ通算で打率は.304、安打数は1696本、ホームランは92、628打点という成績を残していて、二度の首位打者(1984年、1987年)を獲得しています。

守備の面では4度のゴールデングラブ賞を受賞したほどの名手。YouTubeチャンネル「こちら野球放送席」に出演した際には守備の極意として「腰を低くするのではなくグラブを低くする」「ボールの勢いを止めないように捕球する」「ボールを捕ったらグラブを胸に持ってくる」などの持論を展開し視聴者からは絶賛のコメントが寄せられています。

卓越した野球センスの持ち主であり、それを長嶋さんに認められて巨人入りした選手。守備においても打撃においても藤田長嶋時代の巨人を支えた選手。(66歳・男性)
派手さはないが、堅実な守備と送球はピカイチです。また、弱点がない広角打法はイチロー選手並です。(40歳・男性)
小学生時代、野球をやっていましたが、同じセカンドを守ってましたが、守備のうまさに憧れてました。自分が見た中では、一番です。(47歳・男性)
憎らしいくらいに飄々とプレーをして、簡単にヒットを打っている姿が印象的でした。守備も細身の体で華麗にさばくプレーが印象的でした。(48歳・男性)

【第2位】菊池涼介(19票)

第2位となったのは菊池涼介選手です。

中京学院大学から2011年ドラフト2位で広島東洋カープに入団。1年目シーズンこそ63試合の出場に留まりましたが、以降は毎シーズンフル出場近く二塁を守っています。ベストナインを一度受賞、ゴールデングラフ賞を2013〜2022年まで10年連続で受賞するなど、所属するカープだけでなく誰もが認める球界を代表する二塁手の一人です。打撃でも2016年に181安打を放ち、リーグ最多安打を記録しています。

菊地選手を語るうえで欠かせないのが、2020年シーズンに達成したプロ野球史上初となる「シーズン無失策(守備率10割)」でしょう。翌2021年シーズンに失策が記録され無失策記録は「569」でストップとなりましたが、偉大な記録であることは議論の余地がありません。

グラブトスなど、菊地選手の卓越した守備はYouTubeの「DRAMATIC BASEBALL 2023」チャンネルの『菊池から目が離せなすぎる』などで見ることができます。この守備を見るだけでもお金を払う価値がある、菊地選手の絶品のプレー集をぜひ楽しんでください。

それを取れるのかと驚く程の守備範囲で非常にインパクトが強かったです。(40歳・男性)
走攻守のバランスを考えて選びました 特に守備では年間の補殺数の記録と無失策の記録があるので安心できるからです。(38歳・男性)
ゴールデングローブ賞受賞の多さからも証明されているけれど、打球が飛んだらアウトだなと即諦めてしまうほどエラーが考えられない選手です。(53歳・女性)
ポジショニングと守備範囲の広さ。球際に強いところも魅力の選手です。(49歳・男性)
ゴールデングラブ賞を2022年まで10年連続で獲得しているので、2塁手としては現役最強選手だと思います。(22歳・男性)
守備範囲だけで言うと歴代の二塁手で菊池の右に出る者はいないと思う。さらに打撃でも持ち前のパンチ力で試合を決定づける事が多々あるから。(34歳・男性)

【第1位】山田哲人(27票)

篠塚選手、菊池選手をかわし、見事第1位となったのは山田哲人選手でした。

履正社高校から2010年ドラフト1位で東京ヤクルトスワローズに入団。その才能が一気に開花したのは3年目のシーズンとなる2014年でした。この年全試合に出場すると29本のホームランを放ち89打点を記録しました。

また、プロ野球史上で唯一の「トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)」を三度受賞(2015年、2016年、2018年)しており、打撃力だけでなく走力も兼ね揃えた異例の選手なのです。ちなみにトリプルスリーは1950年の岩本義行選手から現在までたった10人が各1度のみ受賞しているもので、いかに山田選手の能力が並外れたものであるかがわかります。今回、山田選手と回答したコメントにもこのトリプルスリーを三度達成したことを言及する回答がかなり多く見られました。

その他にもMVP、ホームラン王、最多安打を一度受賞し、ベストナインは6度選出されている球界を代表する選手です。

2023年に行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では日本代表に選出され、侍JAPANの世界一にも貢献しました。まだ31歳と若く、今後数多くのマイルストーン達成に期待です。

トリプルスリー三回は最強にふさわしい(37歳・男性)
攻撃力はトリプルスリーを取るほど、打てて走れる選手。守備力も間違いなくトップクラス。(58歳・男性)
守備力としても一定水準のレベルを兼ね備えている上、打撃では前人未到の3度のトリプルスリーを達成しているためです。(41歳・男性)
トリプルスリーを複数回達成している打撃面と走力は圧倒的で、守備もうまいです。トータルで考えると歴代最強だと思う二塁手です。(38歳・男性)
トリプルスリーを3回達成(史上最多)しており、三冠王も可能性もあるから(18歳・女性)

4位以下の選手とコメント

落合博満(6票)

三冠王を取った実績があるので、最も成功した実戦向きな逸材だといえるから(34歳男性)

ロバート・ローズ(4票)

守備も上手く、バッティングも良かった。横浜史上最強の外国人で優良な選手だった(40歳男性)

高木守道(4票)

守備で超一流、打撃も超一流、死球の後遺症が残る中でも傑出したプレーをしたから。(58歳男性)

中野拓夢(4票)

ショートからコンバートされた1年目からゴールデングラブ賞を獲得したのが凄い。(45歳男性)

仁志敏久(4票)

小柄だかセカンドであそこまでパンチ力のあるバッターはいない。(32歳男性)

辻発彦(3票)

ゴールデンクラブ賞を数多く受賞、俊足で浅めな守りで確実に守備する選手だから。(49歳女性)

結果はこちら

undefined

回答結果を元に作成したグラフがこちらになります。

第1位は、27票を集めた山田哲人選手という結果になりました。高い守備力はもちろんのこと、トリプルスリー三度達成が大きな要因となったようです。また、守っていたシーズンは短いながらも落合博満選手が4位に選出されていました。

来シーズン、二塁手たちのプレーに注目ですね!


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査実施日:2023年12月15日
調査対象:全国の10代~70代
有効回答数:100

※記載している回答は原文ママ

※2023年12月25日時点での情報です。サムネイル、記事内の画像はイメージです。

※現在現役・引退をした選手に関わらず敬称は「選手」で統一しています。

※サムネイル写真出典:PIXTA