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「ワールドカップで一番印象に残っているサッカー日本代表のゴール」ランキング!あれから1年、「三笘の1ミリ」は何位?《サッカーファン100人に聞いた》

  • 2023.12.1
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写真:AP/アフロ

2022年12月2日(現地カタール時間。日本時間は12月2日午前4時)。

「2022FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会」のグループリーグ第3戦スペイン戦

世界中で大きな話題を読んだ“三笘の1ミリ”が生まれた日から、ちょうど1年が経過しました。

“三笘の1ミリ”とは、現在イングランド・プレミアリーグに所属する三笘薫選手がタッチライン際のギリギリで左足で折り返した伝説のアシストのこと。田中碧選手のゴールにより、欧州の強豪国スペイン代表相手に日本が逆転勝ちを収め見事グループリーグ突破を決めたことから誕生した言葉。

このような瞬間がワールドカップで生まれることは、サッカーの醍醐味であり、何よりの喜びです。

また、現在日本代表は2026年に北中米で開催されるワールドカップ予選を戦っています。

三笘の1ミリから1年と考えると、2026年大会もあっという間にやってきそうです。

そこで、今回、サッカー日本代表が初出場となった1998年フランス大会から2022年カタール大会までのワールドカップで印象に残っているゴールについてのアンケートをサッカーファン100名に実施しました。

皆さんが印象に残っている瞬間はいつなのか、いずれも僅差となった上位3ゴールをランキングで見ていきましょう。

【第3位】本田圭佑(2010年 南アフリカ大会・デンマーク戦)

サッカーだけでなく、実業家や指導者など幅広い分野で活躍している本田圭佑選手

スポーツ教育にも熱を注ぎ、現在自らルールを考案したU10の子どもたちを対象にしたベンチに監督を置かず戦術は子どもたち自身が考えるという画期的なサッカー全国大会「4v4」を自らが代表を務める会社で運営しています。

そんな本田選手はこれまでワールドカップの中で4ゴールを残していますが、今回ランクインしたのは2010年南アフリカ大会グループリーグ第3戦・デンマークとの戦いでのゴール。

ともに1勝1敗で迎え、この試合に勝てばグループリーグ突破という大一番。本田選手は前半17分に魅せてくれます。ゴールからは離れた場所でしたが本田選手が放った「無回転フリーキック」はキーパーの手をすり抜けてデンマークゴールに吸い込まれます。

このゴールで試合を優位に進めた日本が見事勝利、グループリーグ突破を決めました。

「13年経っても無回転フリーキックは鮮明に覚えてる。ボールが回転してないことに当時、驚いた。」(30歳女性)
「遠い位置から決めた無回転フリーキックだったので、やっぱり本田圭佑は大舞台に強いし頼りになると思いました。」(38歳男性)
「勝てば決勝トーナメント進出という試合の先制点という場面で、距離のあるフリーキック。ブレ球でキーパーを欺いた驚きのゴールでした。本田を世界に知らしめたゴールだと言えます。」(49歳男性)

【第2位】田中碧(2022年 カタール大会・スペイン戦)

第2位は冒頭でも記載した“三笘の1ミリ”が生まれた試合。まだまだ記憶に新しい2022カタール大会のスペイン戦の田中碧選手のゴールです。

1勝1敗でこの試合を迎えた絶対に負けられない第3戦。日本は前半、スペインに先制点を許してしまう苦しい展開に。しかし後半開始早々堂安選手の強烈なシュートで同点に。

ドラマが生まれたのはその直後でした。後半開始から途中出場した三笘薫選手が堂安選手から供給されタッチラインを切ろうとしたボールに持ち前のスピードで追いつきギリギリで折返し、そのボールをツメていた田中選手が押し込んで逆転ゴールとなりました。

2-1となりそのまま試合は終了し強豪スペイン相手に歴史的な勝利。開催前は「死の組」と言われ、日本のグループリーグ突破の可能性は低いとの下馬評を覆し、見事2大会連続の突破を決めました。

「三笘の1mmももちろん印象的ですが、それ以上にスペイン相手に勝利を決めるゴールとして印象的。興奮しました。」(31歳男性)
「無敵艦隊スペイン相手に三笘の1mmから生まれたゴールが感動的だった!」(26歳女性)
「生中継で見ていました。三笘の1mmが認められるか、手に汗握って観ていたのを覚えています。一生忘れられません。」(26歳女性)

【第1位】中山雅史(1998年 フランス大会・ジャマイカ戦)

そして第1位となったのは、日本代表が悲願の初出場となった1998年フランス大会で生まれた、中山雅史選手の歴史的な日本代表ワールドカップ初ゴールです。

この試合前に2敗していた日本はゴールも生まれず、すでにグループリーグ敗退が決まっていました。しかし、中山選手の闘志は消えていませんでした。2点を許す厳しい試合展開で迎えた後半29分、クロスを呂比須選手が頭で折り返したボールを中山選手が体ごと当てに行くような姿勢で右足で押し込みました。

この試合にも敗れ日本代表は3戦全敗という残念な結果となってしまいました。しかし、この試合で生まれた中山選手のゴールは試合から15年以上たった今でもサッカーファンだけでなく日本サッカーにとって非常に印象的なものとなっています。

「はじめてのW杯で負けても仕方ない何事も経験だと思って見ていました。ゴンの日本人初ゴールを見てやはりスターというのはこういう事なんだと思いました。」(46歳女性)
「ワールドカップに初めて日本が出場し、初めての得点で、中山選手らしく、泥臭く、魂で押し込んだゴール。今でも、その熱さが残っています。後から、骨折していたと聞いた時は、驚きと、中山選手の気持ちの強さを再確認されました。」(46歳男性)
「最後の最後で日本の爪痕を残せた歴史に残るゴールです。また、中山雅史が決めたことに意味があった。」(40歳男性)
「やはり1番印象的だったのは、日本初ゴール。決して綺麗では無かったが、ここから始まったと思えば感慨深い。」(55歳男性)

結果はこちら

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作成:TRILL

結果をまとめた円グラフがこちらです。

4位以下には日本開催となった2002年のベルギー戦の鈴木選手が懸命に足を伸ばし押し込んだゴールや世界を驚かす大番狂わせとなったカタール大会でのドイツ戦の浅野選手の決勝ゴールなどが続きました。

こうして過去を振り返っただけでも、当時の感動的な瞬間が思い出されて胸が熱くなってしまいますね。

今後、ワールドカップでどのような名ゴールが誕生するのか、今から非常に楽しみです!


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査実施日:2023年11月30日
調査対象:全国の20代~60代
有効回答数:100

※記載している回答は原文ママ