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「歴代最強だと思う中継ぎ投手」ランキング!3位「山口鉄也」、2位「藤川球児」を抑えた1位は?【プロ野球ファン100人に聞いた】

  • 2023.12.20
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写真:PIXTA

先発投手がケガのリスクを回避するなどの目的で、かつてと比べて「先発投手の完投数」が減っていると言われる現代プロ野球では先発投手の後を継ぐ「リリーフ投手」のチームにおける重要性は年々高まっており、その役割も細分化されています。

とくにリリーフエースに任命されている投手は1点を争うヒリヒリするような試合展開など、プレッシャーの大きい場面で登板することが多いです。時々刻々と変化する試合の状況を見ながらブルペンで肩をあたため、いつやって来るかわからない登板機会に向けて短時間で集中力を高め、限られたイニングで最大限の成果を出す必要があります。先発投手とは違った緊張感の中で結果を出すということが求められます。

また、2007年シーズンに1シーズンで90試合に登板した久保田智之投手(阪神)など、リリーフ投手は頻繁に登板するため体力と持久力が必要となります。1試合あたりの投球イニングは短いですが、複数試合の連投も求められることがあるため体力の回復と維持が重要になるでしょう。

そもそもリリーフ投手には大きく「中継ぎ投手」と「抑え投手」に分けられます。

抑え投手はリードしている試合終盤(主に9回)に登板するチームの守護神、別名「クローザー」のことです。

中継ぎ投手は相手チームの強打者1人に対して登板する「ワンポイント」、先発投手がアクシデントなどで序盤で降板することになった際にスクランブルで複数回にまたいで登板する「ロングリリーフ」など、試合状況に応じて登板する投手は変わります。

その中でも勝敗を分かつ試合終盤においていわゆる“勝利の方程式”の一角を担い、主に8回を担当しクローザへと繋ぐのが中継ぎのエースである「セットアッパー」です。

これまでプロ野球史には、記録にもファンの記憶にも名を残す「中継ぎ投手」が存在してきました。

皆さんは「日本プロ野球の歴代最強の中継ぎ投手といえば?」と聞かれたら、真っ先にどの投手を思い浮かべるでしょうか?

そこで今回は、全国のプロ野球ファン100名を対象に「日本のプロ野球であなたが歴代最強だと思う中継ぎ投手は?」というアンケートを実施しました。なお「ホールドポイント」などの記録だけで判断はせず、「最強」という定義から回答者の方に委ねています。

また、中継ぎをしていたのは一時期であり、その後先発やクローザーへと転向した投手なども含む場合があります。

果たして、ファンの心に残る歴代最強の中継ぎ投手は誰なのか。気になる結果をランキング形式で紹介します。

【第3位】 山口鉄也(9 票)

第3位は“育成の星”とも称される、山口鉄也投手でした。

横浜商業高校、メジャーリーグのアリゾナ・ダイヤモンドバックス傘下マイナーチームを経て2005年に育成ドラフト1巡目で巨人に入団しました。

プロ2年目となる2007年シーズンで一軍初出場(登板)を果たすと、この年は32試合に登板し2勝(0敗)2ホールドという成績を残しました。翌2008年シーズンは前年の倍以上となる67試合に登板。中継ぎ投手ながらも11勝をあげリーグ優勝に大きく貢献、個人としても最優秀新人賞を獲得しました。以降、2016年シーズンまで9年連続で60試合以上登板を続け2009年、2012年、2013年には最優秀中継ぎ投手賞を獲得。2014年6月には日本プロ野球史上初の200ホールドを達成するなど、“鉄人”として巨人のリリーフ陣の柱として大活躍しました。育成出身ながらも誰もが認める球界を代表する中継ぎ投手となったことは、多くの育成出身選手の希望となったことでしょう。

2024年シーズンは巨人の2軍投手チーフコーチを務めることとなっています。

とにかく登板数が圧倒的に多くて非常に計算できる中継ぎ投手でした。(40歳・男性)
サウスポーだが、左打者も右打者も抑える投手で、NPB初の200ホールド達成した。(68歳・男性)
自信なさそうに出てくるが、しっかり抑えて仕事をしてくれる(22歳・女性)
トライアウトを何度も受験しやっとのおもいで、巨人の試験に合格しドラフトで育成選手として入団するという苦労人ですが、プロ野球界でも史上最強クラスの中継ぎ投手として273ホールドを達成するという素晴らしい成績を残しているので、この方が最強の中継ぎ投手だと思います。(22歳・男性)

【第2位】 藤川球児(13票)

第2位となったのは藤川球児投手です。

“火の玉ストレート”が代名詞の藤川投手は150キロ台中盤の打者の手元でホップする伸びのあるストレートで強打者をねじ伏せてきました。クローザーとしての印象が強い藤川投手ですが、2005年シーズンにジェフ・ウイリアムズ投手、藤川投手、久保田智之投手とともに結成された勝利の方程式「JFK」は、この年の流行語大賞の候補となるほど話題を呼びました。藤川投手はこの年なんと80試合に登板し53HPという成績を残し、最優秀中継ぎ投手を獲得する素晴らしいシーズンとなっています。翌2006年はシーズン途中でクローザーを務め35HP17S、以降はクローザーとして最終回のマウンドを任されています。オールスターでのカブレラ選手への「予告ストレート」は今なお語られる伝説の1シーンです。

クローザーとしてもセットアッパーとしても活躍した藤川投手、皆さんはどちらの印象が強く残っているでしょうか。

抑えとしても活躍していますが、JFKのインパクトが強い。7回8回9回は打たれる気がしなかった。(49歳・男性)
ストレートだけで相手をねじ伏せるスタイル。最強です。(42歳・男性)
全盛期のJFKの一角として、出て来たら負けないイメージがあった(41歳・男性)
ジェフ・ウィリアムスから藤川球児、そして久保田智之への継投は最高でした!(55歳・男性)
プロのバッターがなんでこんな高めのボール球をブンブン空振りするんだろうといつもテレビで観て思うくらいストレートがエゲツなかった強い印象が私的にあったので。(51歳・男性)

【第1位】浅尾拓也 (24 票)

全回答の約4分の1にあたる24票を集め、第1位となったのは浅尾拓也投手でした。

日本福祉大から2006年の大学生・社会人ドラフト3巡目で中日ドラゴンズに指名され入団。1年目はケガで離脱するも先発・リリーフとして19試合に登板。2年目となる2008年シーズン以降、本格的にセットアッパーとして絶対的守護神の岩瀬仁紀投手へと繋ぐ勝利の方程式の一角を担います。しかし、なんと2009年は一転して先発、しかも開幕投手という大役を任されます(その後リリーフへ復帰)。この経緯については、中日のエースとして活躍した吉見一起投手のYouTubeチャンネル『吉見一起 コントロールチャンネル』に2023年4月4日に投稿されている「【2009年は浅尾が】幻の開幕投手があった…大役指名の裏側を公開!」の回で吉見さん本人が解説しています。

2010年、2011年の2シーズン連続で40H以上を記録し、最優秀中継ぎ投手を獲得しチームのリーグ連覇に貢献。2011年にいたっては防御率は脅威の0.41という抜群の安定感で中継ぎ投手として史上初のセ・リーグMVPを達成しました。惜しくもチームは日本シリーズでソフトバンクに敗れ日本一とはならなかったものの、浅尾投手個人としては最高のシーズンを過ごしたといえるでしょう。

現役生活終盤はケガに苦しみ、残念ながら2018年シーズンを最後に33歳という若さで11年の現役生活に別れを告げました。しかし、浅尾投手の圧倒的なピッチングが野球ファンの脳裏に今なお焼き付いていることがわかる、堂々の第1位という結果となりました。

ドラゴンズファンです。浅尾が登板したらもう勝ちは確定!みたいな雰囲気で大好きでした。(44歳・男性)
全盛期の大車輪の活躍が非常に印象的だから(34歳・男性)
球も速くコントロールも素晴らしかったですし、決め球のパームの威力が本当にすごかったです。またフィールディングも優れていたのでほぼ完璧な投手でした。中日の岩瀬投手とともに鉄壁のリリーフ陣だったと思います。(39歳・男性)
活躍期間は短かったが、全盛期は凄い球を投げていたし、中継ぎでありながらシーズンMVPを取ったのも立派(53歳・男性)
全盛期のピッチングは誰も打てる気がしなかったです。防御率も凄かったですし、完璧でした。(28歳・男性)
中継ぎで残した記録もそうですが、中継ぎ投手として史上初のMVPを取ったことや何より登板すると相手チーム、ファンの心が折れるのが画面越しでも分かったので。(41歳・男性)

4位以下の選手とコメント

宮西尚生(8票)

ホールドポイントの日本記録保持者のため。もっと昔にこの記録が制定されていたならば往年の選手がトップだったかもしれませんが、やはり現在は宮西選手が一番多くのホールド数を稼いだため。(44歳女性)

ジェフ・ウィリアムス(7票)

横手気味の変則左腕で、あのフォームからの消えるようなスライダーとキレのいい150キロ超の速球とのコンビネーションは、左打者はもちろん、右打者でも打つのは相当難しいと思う。(58歳男性)

鹿取義隆(6票)

ピンチに登場し先発ピッチャーのピンチを何度も何度も救ったプロフェッショナルであったので(64歳男性)

結果はこちら

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アンケート結果をまとめたグラフはこちら。

中継ぎ投手として史上初のリーグMVPとなった浅尾投手が1位に選出されたのは納得の結果ではないでしょうか。

現代プロ野球において欠かすことのできない、重要な中継ぎ投手に注目し野球観戦を楽しみましょう。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査実施日:2023年11月28日
調査対象:全国の20代~70代
有効回答数:100

※記載している回答は原文ママ

※2023年12月14日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。現在現役・引退をした選手に関わらず敬称は「投手」で統一しています。

※サムネイル写真出典:PIXTA