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門脇誠だけじゃない!巨人の"ドラフト4位"は出世順位だった…「世界記録保持者」「サヨナラ男」「スペシャリスト」など

  • 2023.12.4
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USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

巨人は長年ショートのポジションをハイレベルに守り続けてきた"坂本勇人"選手のフル出場が難しくなり、後継者探しが急務となっていました。

そんな中、彗星の如く現れたのは、ドラフト4位で指名されたルーキー門脇誠選手でした。序盤は主にサードを主戦場とするも、本職かと思わせるような守備を披露し、門脇の守備は瞬く間に野球ファンに知れ渡りました。
シーズン終盤にはショートのレギュラーを掴み取り、30代半ばに差し掛かる坂本選手をサードへコンバートできる正当な後継者となりました。

守備での活躍と相反し打撃ではプロの球に大苦戦し、前半戦打率.188と課題が残る結果に、しかし打撃フォームの変更や打球方向の意識を変えると徐々にアジャスト、後半戦.328と打撃も開花し、これは規定打席到達選手の中でリーグトップでした。

若手で構成された日本代表にも招集され、サヨナラ打を放つなどアジアプロ野球チャンピオンシップでも躍動しMVPに輝きました。来季から背番号が「5」に変更されるなどシンデレラストーリーを歩んだ1年でした。

そんな門脇選手はドラフト4位で指名で指名されましたが、過去巨人のドラフト4位では、多くの名選手を輩出しています。

今回は、活躍した一部の選手を紹介していきます!

"世界記録"を保持する名ショート

川相 昌弘

1982年にドラフト4位で指名された川相昌弘選手は1989年〜1998年までの10年もの間、巨人の正ショートを務めゴールデングラブ賞を6回受賞するなど、守備力の高さに定評がありました。
また、プロ野球史上最高レベルと謳われるバントの技術は突出しており、誰もがバントと分かる状況でも確実に決め、積み上げた通算533犠打は今も世界記録となっています。

高い盗塁成功率を誇る"代走のスペシャリスト"

鈴木 尚広

1996年にドラフト4位で指名された鈴木尚広選手は2008年にレギュラーを獲得し、打率.304、盗塁30と活躍。2009年から2016年に引退するまでの8年間は主に代走として活躍しました。試合終盤に代走として出場し、警戒される中でも盗塁を決め、相手からは"代走のスペシャリスト"として脅威を与え続けました。
通算盗塁数228盗塁の内、132盗塁は代走で出場したもので、200盗塁以上の選手では当時歴代トップとなる成功率を誇りました。

球界屈指の外野守備ほ誇った"サヨナラ男"

亀井 善行

2004年にドラフト4位で指名された亀井善行選手は2年目に開幕スタメンを果たすと、その後はレギュラー、守備固め、代打と様々なポジションでチームに貢献してきました。球界屈指とも言われた守備能力と、球団2位タイとなる通算7本のサヨナラ本塁打を記録するなど攻守に活躍しました。
門脇選手が今シーズン背負った35番は亀井選手も着用しており、大卒野手の出世番号かもしれませんね。
選手生活の晩年はイケおじ(イケてるおじさんの略)の愛称で親しまれ、コーチに就任した今でも同愛称で度々話題になっています。

主なドラフト4位指名選手

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TRILL作成

山口鉄也選手と風神雷神という中継ぎコンビで一斉を風靡した越智大祐選手、2023年限りで引退を発表するも長年中継ぎとして活躍した高木京介選手、未来の左腕エース候補にも挙がる、横川凱選手、井上温大選手、石田隼都選手などが並びます。

2023年に指名された泉口友汰選手は果たしてどのような成績を残すのかも楽しみですね!


※本原稿の情報は記事執筆時のものです

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