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橋本環奈の“勘”で犯人逮捕も、大困惑!「次は100円?」事件に関わる“金額”が明らかに?

  • 2023.10.30
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(C)カンテレ

警察組織の経費削減に焦点を当てたドラマ『トクメイ!警視庁特別会計係』。残業代に目をつけた特別会計係の一円(はじめまどか・橋本環奈)によって、湯川(沢村一樹)ら強行犯係のメンバーたちは膨れ上がる残業代の削減を強要されるのだが、事件が起きてしまったら、残業になるから捜査は明日に…というわけにはいかない。連続する爆破予告で何日にも及ぶ張り込みをする湯川たちだったが、円の“勘”によって犯人逮捕まで漕ぎ着ける(以下、作品のネタバレを含みます)。

事件の手がかりとなる金額が判明!?

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10円玉をぶちまけた犯人は湯川が5年前に爆弾製造の罪で逮捕した沼田(山脇辰哉)だった。自ら姿を現した沼田は取り調べを受けるが、もうひとつ爆弾があることを匂わす。しかし湯川は彼が万町署に爆弾を仕掛けたことを見抜いていた。

その頃、一円は強行犯係へ送られてきた段ボール箱を彼らの元へ運んでいた…。急いで強行犯係へ向かう湯川だが、時すでに遅し。なぜか取り調べ室にいたはずの沼田もその場にやってくる(セキュリティー大丈夫か?)。沼田は5年前のあることが許せず今回の騒ぎを起こした模様。彼が怒っていたのは逮捕時に殴ったことでも取り調べ中にトイレに行かせなかった(ひどい)ことでもなく、「納豆みたいにネバネバしやがって」と言われたために大好きな納豆を食べられなくなってしまったことだった。そ、そこ…?

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だが「絶対に謝らない」と言い張り、強行犯係のメンバーに「一緒に死んでくれ」と言い出す湯川。それに対し藤堂(松本まりか)、大竹(JP)、中西(徳重聡)たちは怒り、口々に湯川を罵り出し大喧嘩に発展。爆弾を持った一円は、みんなの行動に大困惑。そのとき、湯川に指示された月村(前田拳太郎)が沼田を確保。実は湯川の意図に気付いたメンバーたちが芝居を打っていたのだった。なんだかんだいって湯川を信頼し尊敬しているということが伝わってきた。

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沼田は「5年前の爆弾が起爆するわけない、湯川に謝らせたかっただけ」と白状し、一件落着…と思いきや、なんと爆弾がカウントダウンを始めた。一円、とことん運が悪い。しかも少しでも動いたら爆発するらしく、一円を見捨てるわけにもいかないので強行犯係は動けない。起爆解除のパスワードはナンプレの答えでは?となり、なんと一円が10秒で答えを出して残り3秒でなんとか止められた。

「湯川さんが人の恨みを買うようなことをしたせいですよ!」と一円に責められ、「全部俺が悪いのか」と言う湯川に一円と強行犯係だけでなく沼田も一緒になって頷いており、妙な連帯感が生まれているのがちょっと面白かった。

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一円の働く理由は「誰かの役に立ちたいから」、湯川は「人を助けたいから」で、この2人、真逆なようで似たもの同士なのかもしれない。

もちろん残業は良くないし、今回中盤の湯川犯みたいに自腹で仕事にお金を使ったり退勤後に仕事をしたりするのは駄目だ。でも「この人とだったら多少無理しても頑張りたい」「この人についていきたい」と思えるような上司や同僚との出会いも、それはそれで悪くないんだよな…と社畜時代を思い出した筆者だった。

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このドラマ、今っぽいテーマを掲げつつ絶妙に今っぽくない価値観で大事なことを伝えてくるところがなんだかいい。

前回は1円、今回は10円が事件解決のきっかけとなった。「次は100円?」「回を追うごとに金額が上がっていくのでは?」と予想する視聴者も。副所長が沼田に渡そうとしていた500万の正体も気になるし、そのうち億単位の事件も起こるのだろうか。ますます展開が気になるドラマだ。

 

※記事内の情報は執筆時点の情報です



ライター:ぐみ
熱量高めなエンタメライター・編集者。ドラマ・映画・アイドル・アニメなどのコラムやレビュー・インタビューや書籍の執筆・編集も手がける。コンテンツ編集(人気少女漫画や芸能人の公式コンテンツ制作のほか、広告制作、メディアの編集・立ち上げなど)を経て現在フリー。音楽とアイドルと物語とかき氷が好き。X(旧Twitter):@gumililium