史上最低成績確定の韓国男子バスケ、落選メンバーがSNSで監督批判…日本との再戦前に不穏な空気【アジア大会】

代表に選ばれなかった韓国のバスケットボール選手が、SNSで代表監督批判を示唆する投稿をした。

チュ・イルスン監督率いる男子バスケ韓国代表は、10月4日（日本時間）に行われた杭州アジア大会・男子バスケの5～8位決定戦でイランに82-89で敗れた。

これで7～8位決定戦行きが決まった韓国は、2006年ドーハ大会の5位を下回るアジア大会史上最低成績が確定した。

6日に行われる7～8位決定戦の相手は日本だ。日本とはグループステージ最終戦で一度対戦し、当時は77-83で敗れていた。

そんななか、元韓国代表のチェ・ジュンヨン（29）は韓国対イランの試合後、自身のインスタグラムでチュ・イルスン監督を批判するニュアンスの投稿を行った。

投稿を見ると、韓国がイランにリードを許した第4Qの終盤、チュ・イルスン監督が写った中継画面を写真に撮り、「？」と一文字だけ綴っていた。

チュ・イルスン監督が自身のアジア大会の代表メンバーに選出しなかったなか、韓国が不振な成績に陥っていることを指摘した意味と解釈される。

チェ・ジュンヨンは自身が所属する釜山（プサン）KCCイージスのYouTubeチャンネルでも、自身とチームメイトのホ・ウン（30）が代表から落選した件について、「狂ったんでしょう」とストレートな表現を用いていた。

チェ・ジュンヨンは昨年7月に行われたアジアカップ準々決勝ニュージーランド戦の終盤、興奮を抑えきれず審判の判定に抗議し、退場させられたことがあった。試合も78-88で韓国が敗れていた。

長身フォワードを好む傾向にあるチュ・イルスン監督だが、今回のアジア大会では身長200cmのチェ・ジュンヨンを選出しなかった。

チェ・ジュンヨンには負傷があったとはいえ、現在はプレーできる状態だ。このため、チェ・ジュンヨンとチュ・イルスン監督の間に確執があるのではないかという疑いが持たれている。

ただ、バスケ界の関係者は「チェ・ジュンヨンがいくら不満を持っているとはいえ、彼は成人だ。指導者に対する最低限の礼儀は備えなければならないが、今回の件は一線を越えた。チェ・ジュンヨン自ら自分の価値を下げることになる」と残念がった。

アジア大会の代表メンバーには、イ・スンヒョン（31）やラ・ゴンア（34）などチェ・ジュンヨンと同じKCC所属の選手たちも選ばれている。

韓国はアジア大会史上最悪の成績が決まり、雰囲気も地の底まで落ちたと言っても過言ではない。そんななか、チェ・ジュンヨンが火に油を注ぐ行為をしている。

（記事提供＝OSEN）