「今、なんて？」家庭を顧みない夫との子の妊娠が判明。夫に告げると信じがたい反応を＜夫と紫の老婆＞

ユキさんは夫・タツヤと義母の3人で暮らしています。自分のことしか考えず身勝手な行動ばかりの夫に、精神的・金銭的に余裕のない生活を送っていたユキさん。離婚さえ許してもらえず、命を絶つことしか考えられないほど追い詰められていたユキさんは、自宅で命を断とうとして意識を失います。昏睡状態のユキさんは夢の中で、髪の毛の一部が紫色の見知らぬ老婆から小さな木箱を受け取りました。意識を取り戻したユキさんは、夢の中で老婆から受け取った木箱が現実世界に現れ、次の瞬間には消える……という不思議な体験をします。そして義母から、老婆の正体が「ネエさん」と呼んでいたご近所さんだと告げられたのです。ネエさんが夫に甘かったこと、義母がそれを甘んじて受けてしまっていたこと、それが原因なのか夫が自己中心的な今のような人になってしまったことを聞いたユキさん。義母は消えた木箱がネエさんの亡くなった子どものへその緒を入れた箱であったことを話し、ユキさんへ産婦人科に行くことをすすめたのでした。

産婦人科を訪れたユキさん。
義母も付き添う中、診察室で2人が聞いた話とは……？

自信がないよ！どうすれば…？

産婦人科で、自分が妊娠3週目であることを知ったユキさん。

今の状況では子どもを出産して育てられる自信がなく、ユキさんは思わず涙で目の前が見えなくなってしまいます。そんなユキさんの姿に、義母は「私も協力する！」とユキさんとこれから生まれてくる子どもを支える気持ちを伝えてくれたのです。

おなかの子を産むことを決意したユキさんは、その晩夫に話をするのでした。

老婆から渡されたへその緒の箱から、義母はユキさんの思いもよらないメッセージを受け取っていたようです。ユキさんとおなかの子どものために、ユキさんが自死することを老婆が止めてくれていたのでしょうか……。

問題は山積みではありますが、ユキさんが幸せに出産、育児をしていける道が拓けることを願うばかりです。

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著者：マンガ家・イラストレーター ババレオ

ベビーカレンダー編集部