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まさにアラビアンナイトの世界!アブダビのモスクは想像を超える豪華さだった

  • 2023.10.6

日本から直行便が出ているUAE(アラブ首長国連邦)の都市・アブダビ。

人気の観光地・ドバイからもバスで2時間ほどで行けるため、ドバイからアブダビへ日帰り旅行する方も多いのではないでしょうか。

アブダビへ行くからには、絶対に絶対に!行ってみてほしい場所があるんです!

それは「シェイク・ザイード・グランド・モスク」。シェイク・ザイード・グランド・モスクは、想像をはるかに超えてくるスケール感、あまりの美しさに、度肝を抜かれ続けること間違いなしの超絶おすすめスポットなのです。

アブダビ旅行をご検討中の方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

UAEの首都はアブダビって知ってた?

みなさんはUAE(アラブ首長国連邦)の首都はどこかご存じですか?私はてっきりドバイだと思っていましたが、実はアブダビなのです。

ド派手なドバイですが、実はアブダビはそのさらに上をいくお金持ち都市です。

UAEの国土の実に7割がアブダビで、政治の中心地もアブダビ。世界で唯一の7つ星ホテルともいわれる超高級ホテルや、世界初となるフランス国外のルーヴル美術館があるのもアブダビです。

そしてその超・お金持ち国家アブダビが心血注いで作り出したのが、これからご紹介する「シェイク・ザイード・グランド・モスク」です。

実写版アラビアンナイト!「シェイク・ザイード・グランド・モスク」

2007年12月に完成した「シェイク・ザイード・グランド・モスク」は世界最大級のモスクです。

アラビアンナイトの世界に入ったかのような姿は、一目見た瞬間、神々しさすら感じる姿に鳥肌がたちました。

現代イスラム建築の最高傑作との呼び声も高く、礼拝者の最大収容人数はなんと4万人以上です!

基本的に朝9時~夜10時までオープンしているシェイク・ザイード・グランド・モスクですが、なんといってもおすすめの時間帯は夕方!

夕方早めの時間に着くようにすると、青空+白く輝くモスクの姿、夕暮れ時のピンク色に染まった空とモスクの姿、そして夜のThe!アラビアンナイトなブルーにライトアップされた姿をすべて見ることができるんです。

夕方以降は暑さもだいぶ和らぎ、快適に観光できるのもポイントです。

このエリアで非イスラム教徒にも開放されている、数少ないモスクの一つという一面も。

しかしイスラム教徒でない観光客でも、服装にはくれぐれもご注意を!男女ともに露出の多い服装はNG。特に女性は細かいルールがあり、守っていないと入場拒否されてしまいます(子どもはとくに規制なしのよう)。

詳細は公式サイトにイラストでわかりやすく説明されているので、事前にご確認くださいね。

イスラム教徒の神聖な場所を見せていただいている以上、ルールを守って敬意を示したいものです。

桁違いのスケールに圧倒されっぱなし

世界一の美!真っ白に輝く外観

日中に行くと、モスクの真っ白で神々しい姿が出迎えてくれます。

ほとんど雨が降らないため汚れがつかず、ここまで真っ白な状態を保てているんだとか。

こんなに白い建物を私は今まで見たことがありません。とにかく神々しくてクラクラ。

ちなみに大理石の中庭には、これまた大理石で花の模様が描かれています。こちらは世界最大の大理石のモザイクです。

世界各国の大理石が合計9万トン使われたという驚愕の豪華さ。

屋根の上には80個以上の大理石ドームがあり、1000本の大理石の柱で支えられています。

柱一つひとつをよく見ると、これまた細かい細工模様が、美しい色合いの大理石で立体的に彫られています。

ショッピングモール併設!まさかのモダンさにびっくり

モスクまでの行き方は配車アプリ(UberかCareem)がおすすめ。

ドバイから行く場合、アブダビのバス停からは約45AED(日本円で1,800円ほど)、乗車時間は15分ほどで入り口まで直接送ってもらえるため、炎天下の中歩いたりバス待ちをしたりする必要がなく、時間の節約になります。

節約旅行の方は、食事を地元スーパーで調達するなど、他のところで調整しましょう。その価値ありですよ。

地上の入り口付近で降ろしてもらうと、目の前に巨大なドームが。道路を挟んでモスクが見えるのですが、観光客はこのドームから入場します。

エスカレーターを下っていくとビックリ!そこはなんとモダンなショッピングモールになっているではありませんか。

カジュアルなフードコートからお高めなレストランまであり、ショップも充実。あれ?私何しに来たんだっけ?とならず、モスク訪問を忘れずに!

女性の場合、モスク入場時に必要なスカーフも、このモールで手に入ります。お安く済ませたい方は、ドバイやアブダビのスーク(市場)よりこのモールで買うもののほうが安価で質もよく、色や柄のバラエティが豊富なのでおすすめですよ。

大体30AED(日本円で約1,200円)から手に入り、お店の方に頼むと、イスラム教徒の方と同じような巻き方をしてくれるはず。トライしてみたい方は一声かけてみてくださいね。

世界最大のペルシャ絨毯は桁違いのサイズ

豪華絢爛なシェイク・ザイード・グランド・モスクには、世界最大のペルシャ絨毯があります。この絨毯、1,300人以上の職人さんの手織りで作られ、完成まで2年もかかったんだそう。

総重量はなんと35トン、ペルシャ絨毯の本場イランで作られたものが空輸され、モスク内でつなぎ合わせたという手のかかりようです。

真上には豪華なシャンデリア・足元には世界最大の絨毯という、なんとも見どころだらけで「時間がいくらあっても足りないよー!」と叫びたくなる観光客泣かせのモスクなのです。

総工費は7億円!豪華すぎるシャンデリアにクラクラ

さあ、世界最大の絨毯の後にご紹介するのは世界最大級の豪華絢爛シャンデリアです。

シェイク・ザイード・グランド・モスク内にはいくつかシャンデリアがあり、どれも目を奪われる美しさときらめき。最大のもので直径10メートル、高さ15メートル、重さは12トンにもなります。

落ちてこないか少しハラハラしつつ、見たこともない優しい色合いの輝きにクラクラさせられます。

このペルシャ絨毯とシャンデリアのエリアには、他にも見どころがたくさん。床→天井、と見て驚愕してきましたが、今度は壁をみていきましょう。

壁に花模様が描かれている?いえいえ、それだけではないんです。

なんと、大理石の自然の色味で花の立体細工があしらわれているんです!インド・北マケドニア・イタリアなど、世界各国から集めた最上級の大理石が使われているんだとか。

全体像はこんな感じです。

他にも窓や天井のドーム部分にあしらわれた細工など、見どころを挙げたらきりがありません。とにかく、すごい!のひと言です。

これぞアラビアンナイト!な神秘的なライトアップ

夕暮れ時からはじまる、神秘的なブルーカラーのライトアップ。

これぞアラビアンナイト!これを見たくてはるばるアブダビまでやってきたので、本当に感無量でした。

内部から見るライトアップも素敵ですよ。

ちなみに、おすすめの写真スポットは女性トイレへ行くときの回廊。

大々的にトイレの表示はないのですが、近くの係員に言うと一般にオープンされていない回廊を通る道へ案内してもらえるんです。

柱が何本も並ぶ光景+青く光るドームの姿を、人の姿なく写真におさめることができるのでぜひ。

内部を見学した後の帰り道にはこの光景が待っているので、まだまだ気は抜けませんよ。

回廊沿いのプールに移る何百もの柱の姿は、この世のものとは思えない神秘さ。月の満ち欠けを反映させるような、特別な照明システムが使われているんだそうです。

最後まで息をつかせない美の連続。なのに入場料は無料です。シェイク・ザイード・グランド・モスク、恐るべし。

ドバイからはどうやって行くの?

ドバイからアブダビへ行く場合、安くて便利なのが高速バス。

ドバイ発アブダビ行きの高速バスは、オールドドバイにある「Al Ghubaiba(アル・グバイバ) Bus Station」と、ドバイマリーナエリアの「Ibn Batutta(イブン・バトゥータ)Bus Station」から乗車できます。

30分間隔で運行していて片道25ディルハム(日本円で約1,000円)。

乗車には「ノルカード」というドバイ版パスモの購入必須で、使い捨て切符はないようです。「ノルカード」はバス停近くにあるチケットカウンターで購入可能です。

高速バスが到着するアブダビのセントラル・バスステーションからモスクまでは、タクシーやUberでの移動がおすすめ。

約15分で着き、帰りもモスクの駐車場には常時タクシーがいますし、Uberもすぐに来るから安心ですよ。

唯一無二のイスラムの美を、体感しよう

超お金持ち国家・アブダビの贅を尽くした「シェイク・ザイード・グランド・モスク」。

そのあまりの美しさに、度肝を抜かれ、驚愕し、心が震える体験をしませんか?

All photos by Yu Villegas

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