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ギフテッドの子どもたちの「生きづらさ」と必要な居場所とは? マンガで解説

  • 2023.10.5

平均よりも著しく知能が高く、だからこそ通常学級で生きづらい思いをする場合が多い「ギフテッド」の子どもたち。最新の研究と知見を踏まえて、その実態と必要なサポートをマンガで解説した本『マンガ&イラスト解説 ギフテッド応援ブック 生きづらさを「らしさ」に変える本』(小学館)が、2023年10月3日に発売された。

ギフテッドの生きづらさをリアルに描いたストーリーマンガ80ページと、解説約100ページで構成されている。マンガは、北海道に実在するギフテッドの子どもたちのための居場所「ギフ寺」への取材に基づいたフィクションだ。

【収録マンガ あらすじ】
幼児期から高い知能を示し、絵にも突出した才能を示していた少女・小川結衣。彼女はその能力と発達のアンバランスさゆえ、徐々に学校生活に適応できなくなり、小学5年生の春、ついに不登校になってしまう。困り果てた結衣とその母・さやかだったが、ある日、ギフテッドの子供たちのために居場所を提供している人物と出会う。その出会いが結衣の人生を大きく変えることになろうとは、その時の彼女は思いもしなかった――。

本書を監修した障害児教育の研究者・片桐正敏さんは、「はじめに」にこのようなメッセージを寄せている。

ギフテッドの子どもには、「まずは自分のことを理解し、理解してくれる仲間をつくって、自分のやりたいことを実現してほしい」ということを、お伝えしたいです。

生きづらさを「らしさ」に変えるには、どんなサポートが望ましいのか。ギフテッドを理解するための基礎知識をわかりやすくまとめた一冊。

〈著者プロフィール〉

■監修:片桐正敏さん
かたぎり・まさとし/北海道教育大学旭川校教授。2011年、北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。専門は、臨床発達心理学、発達認知神経科学、特別支援教育。基礎的な研究と併行して、臨床研究も行っている。発達障害のある子どもやギフテッドの相談支援活動も行っている。

■著者:楢戸ひかるさん
ならと・ひかる/ライター。息子の通級をきっかけに、「特別な教育ニーズのある子どもたち」を軸に教育記事を執筆。通級を経験した母親として、当事者目線の発達障害理解教育の講師活動も行っている。主婦業の最適化を考えるサイト「主婦er」運営中。

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