yujiによる、石の処方箋。

空に輝く星を読み解き続けたyujiによる新境地「石」。数万年間、大地の中でエネルギーを溜め込み、まばゆいジュエリーへと美しい変貌を遂げた石の中から、対人関係の悩みを減らし、昇華していけるパワーを持つ石をyujiが指南します。

yuji／ユウジヒーラー・星読み。香川県高松市生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地大学院卒業。ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤めるも、ヒーラーとしての宿命に導かれ東京での活動をスタート。現在は個人鑑定、講演、執筆など幅広い分野で活動。近著に『運命を変える「石」の処方箋』（KADOKAWA刊）、『「生き方のセンス」の磨き方黒本/白本』（共著・ワニブックス刊）、『日本』（光文社刊）がある。Twitter：@yujiscope

「クリスタルで叶える人生の天岩戸開き」

運を上げるとか流れを良くすると謳うアイテムやツールは星の数ほどありますが、人の人生を最も“動かす”ものとは、きっと“人”ではないでしょうか。

「ある先生と出会って〇△□を知ったことでマインドセットが変わった」とか、「いい上司に巡り会い、仕事の仕方を学べて一生使える仕事術を獲得できた」とか、「パートナーと出会ったことで生活習慣やライフスタイルが変わった」とか、大きなことから小さなことまで、人の人生の転換期にはきっと“人が絡んでいる”ものだと思いますがどうでしょうか。

人生の分岐点には必ず人がいる。これは誇張でもなんでもなく、きっとこれをお読みの読者の皆様も「人との出会いによって人生が変わった経験」のひとつやふたつはぱっと脳裏に思い浮かぶのではないでしょうか。「あの日あの時あの場所で〇〇に出会ってなかったら」……というのは某超有名ドラマの主題歌の一部分ですが、“誰に出会ったか、“どこでどんなふうに出会ったか”によって人生とはいかようにでも変化していくものではないかと思うのです。

実際、ドラマや映画を観ていて、主人公があるキャラクターに会うことで不可思議なストーリーが展開していったり、ワクワクする冒険ドラマが起こったりもするもの。

ということは、“誰にどのタイミングで会うのか”ということが、（極端な表現かもしれませんが）「自分の人生を決める！」などとも言えてしまいそうです。

さて、そんな自分の人生が花開くかどうか、輝かしいものになるかどうかを司る鍵が“人”であることは申し上げたとおりなのですが、人生を左右するキーエレメント＝人にまつわる運気を高めるアイテムがあるとしたら、どうでしょうか？取り入れてみたい、採用したい、使ってみたい！とは思いませんか？

人間関係にまつわる運気を高めるものとはズバリ、天然石。

宝石、天然石、パワーストーンなどいろいろな言われ方をしていますが、石は基本的に一点もので、石は採掘されるまで途方もなく長い時間を地中で過ごし、大地のエネルギーをその身にたっぷりと帯びた、いわば大地のエネルギーのサプリのような存在。

大地のサプリである石たちは色味や産地特性などによってそれぞれ独特の波動を持ちますが、近年の波動測定器など科学技術の発達によってその波動自体を科学的に測定できるようになりました。それはつまり、漢方が肉体の示す相（しょう）に合わせて処方されるとおり、自分の状態、マインドに合わせて石も処方ができるようになったことを意味します。

とはいえ、はるか昔から王冠には石による豪華絢爛な装飾が施されたり、王族が指に石をはめたり、胸元にネックレスを着けたりしていたことからもわかるとおり、科学的にそれら効果・効能が実証される前から人々は石を信じ、石の力を感じていたのでしょう。

これまでもそうだったようにこれからも人と石の付き合いは変わらないと思いますが、せっかく石を手にするのなら、より効果が感じられる“ぴったりの処方”を試みたいもの。

そのため、今回は自分にふさわしい石に出会えるように、「自分に最適な石処方に出会うチャート」をご用意しました。科学的に計測しなくても読者の皆様がフローチャートの順番に沿って設問にお答えいただくだけで、自分にとってベストなクリスタルが見つかるようになっています。

たとえば、頑なにテリトリーを広げようとしない人には頑固さを解くような石であるとか、つい尽くしてしまうとかいい顔をしてしまいがちな人には自然体に導く石へと辿り着くように。

チャートを通して、その人本来が持つ“対人運”や“可能性”自体に嵌っているタガを外したり、刺さっているトゲや杭を引き抜いたり、また、運気に最高のブーストをかけるようなものに出会うように組まれていますので、ぜひ心に正直に設問にご回答ください。

石を通して、皆様に素敵なご縁が訪れますように。

また、“人”にまつわるあれこれが解消するなど、人にまつわるなんらかの開運効果が体感・体験できますように。

 

＊「フィガロジャポン」2023年8月号より抜粋