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社長から突然メール「あんた明日から来なくていいから」⇒その場で社長との自撮りを送った結果

  • 2023.10.4
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パニ子は23歳の会社員。この春就職したばかりのフレッシュウーマンです。アメリカに長期留学していて、現地の大学を卒業したいわゆる帰国子女。大学で専攻していた国際経済学の知識と語学力を武器に「パニーコーポ」という輸入雑貨を卸販売する会社に入社しました。実は、この会社はパニ母が経営しているのですが、特別扱いされないように周りには内緒にしていて……。スカッと系人気YouTubeチャンネル「パニコレ」から、「若い社員に叱咤激励したお局社員の悲劇」を紹介します。

初日から当たりの強いお局社員

幼いころから、会社経営と家事を両立させてきたパニ母に憧れていたパニ子。パニ母の会社に入ることをずっと夢見てきました。その夢がかなって喜びいっぱいですが、パニ母とも相談して、社内では社長の娘であることは伏せることにしました。それは、周りから特別扱いされずに普通の社員と同じように働きたいというパニ子の希望でもあります。そして、他の新入社員と同様に半年間の総務部での研修がスタート。

しかし、この総務部。ナオコさんというお局社員がいて、パニ子はターゲットにされてしまいます。初日にあいさつをしただけで「長年日本にいなかったあなたが、日本社会の仕組みについていける?」「アメリカの大学を出たからって、つけ上がっているみたいね」なんて言われてしまいました。

他の社員から聞いた話だと、ナオコさんは新入社員に厳しく接することで有名なのだとか。でも、パニ子から見ると、どうも若い社員に嫉妬しているように見えてしまいます。45歳の平社員ですが、若手を指導しているようには感じられないのです。

その後もナオコさんの当たりは強くなる一方で、研修と称してとんでもない業務量をパニ子に押し付けたと思えば、自分はスマホをいじったり、誰かと大声で電話していたり……。でも、ナオコさん以外の社員からは勤務態度を褒めてもらい、それでパニ子はなんとかモチベーションを保てている感じでした。

そんなこんなで、あっという間に入社から3カ月が過ぎたある日、事件が起きたのです。

突然届いた解雇メール

ある日曜日。パニ父は朝から趣味の釣りに出かけていたので、パニ子はパニ母と2人でのんびり自宅でくつろいでいました。日ごろはバリバリと忙しく働くパニ母も、今日は久しぶりにリフレッシュしていたようです。夕方になり、パニ子とパニ母は仲良く母娘でキッチンに立っていました。休日、一緒に料理をするのはパニ子が留学前からずっと続けている習慣です。さぁこれから夕食の支度を始めよう! そう思ったとき、パニ子のスマホにメールの通知が届きました。

スマホを手に取ってビックリするパニ子。なぜなら……。

メールの差出人にはパニ母の名前があり、本文はひと言「パニ子さん、明日から来なくていいからw」と書いてあったのです。困惑した表情を浮かべるパニ子に気付いたパニ母が様子をうかがいます。その場でメールを見せると、パニ母もビックリ。もちろんパニ母はそんなこと思っていませんし、今まさに一緒にいるのでメールも送れません。

すこし冷静になったパニ子がよくよくメールを見てみると……。送信元のアドレスはフリーメール。差出人の名前をパニ母に設定しただけという、初歩的で子どもじみた手口でした。そこで、これはイタズラに間違いないと思ったパニ子は、犯人が誰なのかを考えてみます。このアドレスは知っている人が限られているので、犯人は会社の人間です。……すぐにあの人の顔が浮かびました。

社長は隣にいますが…?

パニ子はその場でパニ母にある提案をしました。「一緒に2ショット写真撮らない?」と。その画像を添付してイタズラメールに返信しようという作戦です。

この提案にパニ母も「そいつにとくと教えてやるといいさwパ二子のバックには私がいるってことをねぇ!!」なんてノリノリ。

というわけで、すぐに2ショットの自撮り写真を撮って、送りつけてあげました。本文には「社長と一緒にいますけど、あなたどなた?」と添えて。

やっぱりあなただったのね

2ショット写真を送ってから1分足らず、電話がかかってきて犯人の答え合わせがあっさり終了しました。もちろん、予想していたあの人です。パニ子はスピーカーをオンにして電話に出ました。

「もしもし、あら~、ナオコさんではないですか~?」

そうです、イタズラメールを送った犯人は、やはりナオコさんでした。

「ど、ど、ど、ど、ど、どういうこと……社長と一緒にな、な、何をしているのよ?」

ナオコさん、事態が飲み込めず、だいぶ動揺している様子です。

「何をって、ご覧の通り、夕食を一緒に作っているところですけどwww」

電話越しでも明らかにうろたえているのがわかります。そこに、パニ母が口を挟んできました。

「あなた、総務部のナオコさんよねえ? パニ子は私の娘だけど、それがどうかしたのかい?」

ついに本当のことを教えてあげると、ナオコさんはビビりまくってこれまでの悪事の言い訳を並べてきました。これまでのパニ子への態度は、後輩への叱咤激励だと主張しますが、さすがに苦しすぎます。 パニ母は、自分の名前を勝手に使ったことやイタズラとしか思えないようなメールを送り付けたのは由々しき問題で、それなりの処罰が下るだろうとナオコさんに伝えて、その場は終わりました。

デキる母の迅速な処分

翌日ーー。

ナオコさんは当然社長室に呼び出され、パニ子に対する嫌がらせと業務態度について注意されました。 そして、昨日のイタズラメールについては、会社全体の信用を損なう重大なコンプラ違反であるとして、厳正な処分が下ることを改めて告げました。

完全に詰んでしまったナオコさん。納得がいかなかったのかオフィス内で暴れてしまい、最終的には警備員さんのお世話になる始末。

怒り心頭のパニ母は、迅速にナオコさんにクビを言い渡し、名誉棄損として損害賠償請求もしました。 これまでお局社員として総務部を牛耳っていたナオコさんでしたが、あっけなく会社を追われて借金まで背負うはめに……。

その後は再就職を試みるも、能力がないからなのかどこにも雇われることなく途方に暮れたそうです。

ナオコさんが去ったことで、総務部はすっかり平穏を取り戻しました。パニ子も無事に研修を終えて、希望していた通関部への配属が決まりました。留学中に学んだことを生かして、世界をまたにかけて活躍する第一歩を踏み出しています。

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45歳で平社員、良くも悪くも変化のない生活だったナオコさんにとって、帰国子女のパニ子がキラキラと輝いて見えていたのかもしれませんね。でも、それがイタズラメールの言い訳にはなりません。個人的な感情で会社全体に迷惑をかけてしまった罪の大きさを実感して、今度はちゃんと後輩に叱咤激励できるような先輩になってほしいですね。

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著者:ライター パニコレ

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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