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ポルトガル語でエビという意味の「夏麦論」、最古の人類の化石が見つかった「坦桑尼亜」、アフリカのどこの国か分かる?

  • 2023.10.4
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国内にある7つの国立公園では、ほぼ絶滅に近い動物の生息も確認され、アフリカ有数のサッカー強豪国として知られる国の「夏麦論」。また、アフリカ大陸最高峰の山、キリマンジャロがあり、赤道直下付近にもかかわらず、標高5,895メートルにある山頂には雪が積もり氷河もある「坦桑尼亜」。この「夏麦論」と「坦桑尼亜」ですが、 動物の保護や、ある湖が繁殖地の場所として知られています。それぞれどこのことをさす漢字なのでしょうか?

■「夏麦論」ってどこ?——アフリカ内でもトップのサファリ王国

「夏麦論」はカメルーンのことです。

国名は、ポルトガル語でエビの意味。

15世紀にこの海岸に来たポルトガル人が入江にエビが群棲しているのに驚き、「エビの川」という意味の「リオ・ダス・カマローネス」と名付けられたことに由来するそう。

カメルーンは、アフリカ中部に位置し、ギニア湾に面しています。国土面積の4割を占める森林は、アマゾンに次いで世界第2位の熱帯雨林面積を誇るコンゴ盆地の一部です。

国内には、7つの国立公園があります。なかでもアフリカ最大の「ジャー動物保護区」は、最もいい状態で保護されている熱帯雨林です。

保護区の9割は手つかずの大自然で、絶滅の危機にあるシンリンゾウや、ほぼ絶滅に近いアフリカングレーパロット、ボンゴ、ヒョウの生息も確認されています。

また、唯一同保護区に住むことを許されたバカ族は、今なお伝統的な暮らしを続ける民族です。多民族国家カメルーンには、バカ族などそれぞれの言語を持つ民族が240も存在しています。

■「坦桑尼亜」ってどこ?——サファリで五つ星のホテルステイが楽しめる?

「坦桑尼亜」はタンザニアのことです。

タンザニアの北部にあるンゴロンゴロ保全地域は、数百万年前にできた火山のくぼみに広がる平野です。

崖に囲まれクレーター状になった保護区は南北16キロメートル、東西19キロメートルに及びます。湖や沼・森林など多彩な自然環境に恵まれ約2万5,000頭の動物たちが生息しています。

ンゴロンゴロの北西部にあるオルドバイ遺跡では、最古の人類といわれるアウストラロピテクスの化石人類が発見されています。

また、セレンゲティ国立公園内には、サバンナの真ん中にいるとは思えない5つ星のホテル「フォーシーズンズ・サファリロッジ・セレンゲティ・タンザニア」があり、サファリが体験できます。

タンザニアの北部にあるナトロン湖は、準絶滅危惧種のコフラミンゴにとって世界で最も重要な繁殖地です。

ナトロン湖の水は強アルカリ性で、色はピンクや赤、温度は60度を超えることもあるそう。ほとんどの動植物には厳しい環境の湖ですが、コフラミンゴにとっては天敵のいないパラダイスです。

繁殖期になると世界の総個体数の75%にあたるコフラミンゴが集まり、あたり一面がピンク色の群れとなります。

文/編集・dメニューマネー編集部

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