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「え、失礼だったの!?」最低限守るべき“年末の挨拶メールのマナー”とは

  • 2023.12.26
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出典:PIXTA

感謝の気持ちを伝えるほか、取引先や社内での良好な関係を保つために重要な役割がある「年末の挨拶」。近年ではメールですませることが多くなりましたよね。なかには、送るタイミングやメールの内容について、好印象を与えるためにはどのようにしたらよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、守らないと失礼かもしれない「年末の挨拶メールの“5つのポイント”」を解説。「え、失礼だったの!?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんよ。それでは、チェックしていきましょう!

最低限守るべきマナー5つ

守るべきポイントは、以下の5つです。メールを送る前に一度チェックしておくことをおすすめします。

【1】最終営業日の数日前までに送る

最終営業日や最終出勤日の1週間前~3日前を目安に送りましょう。

【2】挨拶メールとわかる件名にする

件名に自社の企業名や自身の氏名を入れて認識されやすいようにしましょう。

【3】1通ずつ個別に送信する

CCやBCCなどの一斉送信ではなく、個別に送信しましょう。

【4】年末年始の営業日を記載する

自社の年末最終営業日と年始の営業開始日を記載しましょう。

【5】送り損ねた場合は新年にメールを送る

不備で送れなかった場合は、新年にメールを送るようにしましょう。新年の挨拶メールで、年末に挨拶が送れなかったことをお詫びし、昨年の感謝の気持ちを伝えることがポイントです。

メールの書き方のポイント

続いて、取引先向けの挨拶メールの書き方のポイントと例文を紹介します。メールの内容には、以下の項目を必ず入れるようにしましょう。

  1. 宛名
  2. 挨拶と差出人の企業名・氏名
  3. 時候の挨拶
  4. 一年の感謝を伝える言葉
  5. 年内の最終営業日と休業期間
  6. 結びの言葉

取引先向けの基本的な挨拶メールの例文

最後に、取引先向けの基本的な挨拶メールの例文を紹介します。「どう書いたら失礼がないかわからない…」と手が止まってしまった際にはぜひ参考にしてくださいね!

 

件名:年末のご挨拶 【△△株式会社】△△

本文:
株式会社〇〇
○○様

いつも大変お世話になっております。△△株式会社の△△です。
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

年の瀬も迫り、何かとご多用の日々をお過ごしかと存じます。
本年も格別のお引き立てを賜り、心より感謝申し上げます。

さて、誠に勝手ながら、弊社は以下の日程を年末年始の休業期間とさせていただきます。

・年内最終営業日:202〇年12月○日(○)○時まで
・新年営業開始日:202〇年1月○日(○)○時より

休業期間中に頂いたお問い合わせにつきましては、1月○日以降、順次対応をさせていただきます。
ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

メールにて恐縮ではございますが、以上をもって歳末のご挨拶とさせていただきます。
寒気いよいよ厳しき折、ご自愛のうえどうぞよいお年をお迎えください。

自身の署名

マナーを守った気持ちのよい挨拶で、1年を締めくくりましょう!

1年の感謝の気持ちを伝える年末の挨拶メールは、良好な関係性を続けるための大切なものです。マナーを守り、相手に寄り添った一言を添えて、しっかりと気持ちが伝わる挨拶メールを送りましょう。来年も気持ちよくお仕事をするためにも、気持ちのよい挨拶で1年を締めくくってくださいね。

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※記事内の画像はイメージです。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。