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日本食に【特有のマナー】を知っていますか?世界では“当たり前じゃない”んです!

  • 2023.11.28
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写真:PIXTA

私たちが毎日当たり前のようにしている食事。しかしそのマナーは、海外の方から驚かれることが少なくありません。逆に、海外で食事のマナーの違いに驚いた経験がある方もいるのではないでしょうか。

今回は、特徴的な日本の食事マナーをご紹介します。日本の素敵な文化を改めて感じるために、ぜひチェックしてみてくださいね。

1.「いただきます」と「ごちそうさまでした」の挨拶がある

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写真:PIXTA

日本では、食事の前後に両手を合わせて挨拶をしますよね。食前に「いただきます」、食後に「ごちそうさま」と食べ物や生産者に対して感謝の気持ちを表す、日本特有の文化です。

例えば英語では、食べ始めるときは“Let’s eat.”、食べ終わったときは“I'm done.”などの言葉を使い、「いただきます」「ごちそうさま」に当たる言葉はないと言われています。

2.飲み物や麺は音をたてて食べる

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音をたてて食べることは国によってはマナー違反ですが、日本では、蕎麦やうどんなどの麺類や汁物をすすることは、ひとつの食文化として許容されてきました。

麺や汁を口に吸い込む「すする」音は、より香りが立ち、美味しさを味わうためにOKとされています。ただし、くちゃくちゃと咀嚼音を出して食べるのはやめましょう。

3.全部きれいに食べる

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写真:PIXTA

中国などでは料理を少し残すのがマナーとされています。こうすることで、食事の提供者に「食べきれないほど料理を出してもらいました」という感謝を伝える意味になります。

しかし、日本では食事は残さず食べるのがマナー。「残すのはもったいない」という考えから、完食することで食べ物や食事を作ってくれた人に対して感謝の気持ちを表すことになっています。

4.茶碗は持ちあげる

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写真:PIXTA

お皿を持って食べることはマナー違反の国もありますが、日本では味噌汁やご飯が入った茶碗は、手に持って食べるのがマナーです。小鉢、小皿などの食器も片手で持てる重さになっているので、持ちあげて食べましょう。

刺身が盛られた大皿や麺類が入った大きな丼などの重い食器は、無理に持ちあげる必要はありません。

日本の食文化を大切にしよう

こうして比べてみると、海外とはたくさんの違いがあることがわかります。こんなに違いがあるって、ご存知でしたか?

私たちが日常的に使っているマナーは、日本特有の文化の一つといえるのかもしれませんね。これからも、日本の素敵な文化を大切にしながら食事を楽しみましょう。

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※記事内の画像はイメージです。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ Instagram:@reikonohmi
新卒で入社した最大手保険会社で約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。