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大人が意外と間違える算数「1年は何秒?」《小学生でもわかる問題》

  • 2023.11.24
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「1時間=60分」や「1分=60秒」などは、日常生活でもよく使います。そして、1日、1週間、1ヶ月、1年などというのも「時間」の単位のひとつです。

「×60」や「÷60」の計算をすることで、秒・分・時間の変換をするというのは、生活する上で欠かせない計算ですね。

それでは、1年という期間を「秒」で表すと、どのくらいになるでしょうか。

意外と大きな数になるので、間違えてしまう人もいますよ。時間の単位変換の仕組みを改めて確認してみましょう。

問題

1年は何秒ですか。(1年は365日とする)

暗算で計算するのは、少し大変かもしれませんが、それぞれの単位変換の仕組みさえ知っていれば、求めることができるはずです。

落ち着いて計算をしてみましょう。

 

さて、答えは次の通りです。
1年=31,536,000秒

解説

小さな時間から順に計算をしていきましょう。

1時間=60分
1分=60秒

したがって、1時間は3,600秒です。

「1時間は何秒?」という問題、パッと出されると意外と間違える人が多いです。

60×60=3,600が正しいですが、360秒と答えてしまう方がいます。ゼロの数に注意しましょう!

 

さて、次に1日が何秒なのかを考えます。

1時間は3,600秒なので、1日だと24時間にしなければいけません。

1日
=3,600(秒)×24(時間)
=86,400秒

桁が大きくなってきたので、計算に注意しましょう。

 

最後に1年は365日です。したがって、

1年
=86,400(秒)×365(日)
31,536,000秒

今回は1年を求めましたが、1週間なら7日分なので「86,400×7」、1ヶ月なら「86,400×30」の計算ですね。(1ヶ月=30日の場合)

「1あたり」を求めておけば、「いくつ分」のかけ算をすることで、さまざまな日数を秒で表すことができます。

まとめ

1年が約3100万秒という言い方をすると、普段とは違った印象を受けますね。

長いと感じたでしょうか。短いと感じたでしょうか。

桁が大きくなるので、計算には注意が必要ですが、普段よく使う単位変換とまったく同じ考え方で、「1年が何秒か」ということが計算できましたね。

これを使えば、「あなたが生まれてから何秒?」というのも計算ができますね!


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」。