これは騙される…！イヤホンにそっくりな“驚愕のビジュアル“に「似すぎ」「面白い発見」と6万人が注目

見た目が似ているけど違うものってありますよね。例えば、かぼすとゆずとすだちは大きさは違うものの、見た目はそっくりです。そして植物の中には、植物以外のものとそっくりなものもあるんです。

うごめ紀（@UgomekiMushi）さんが、見た目がそっくりなあるものをX（旧Twitter）上に投稿すると「これは騙されちゃいます」「面白い発見」「似すぎている」などのコメントが寄せられ、6.1万いいね（2023/11/7時点）の大きな話題となりました。

いったい、どのくらいそっくりだったのでしょう。

多くの人が騙された、そっくりなものがこちら。

※下記の日付のリンクをクリックするとX（旧Twitter）に移動します

うごめ紀@UgomekiMushi 2023年10月31日
え、これ似すぎだろ…

イチイとは、九州南部及び沖縄を除く日本全国に分布する常緑針葉樹です。まっすぐに伸びた幹と秋に実る赤い実が特徴の植物で、写真のような赤い実をつけます。

左が「イチイの実」で、右が「イヤホン」なのですが、言われてみてから見返しても、そっくりすぎて見分けがつきませんね。むしろイチイの実のほうがイヤホンに見えてしまうくらいです…！

そっくりな「イチイの実」と「イヤホン」

間違えてしまうほどそっくりだった「イチイの実」と「イヤホン」について、うごめ紀さんに詳しい話を伺いました。

---あまりにも似ていてびっくりしました。感触なども似ていますか？

「感触もゴムっぽくて少し似ていました。イチイの実はイヤホンより弾力が弱いため、強くつぶすと汁とタネが出てきました」

---感触まで似ているのですね！こちらの投稿にさまざまなリアクションがありましたが、印象的だったコメントはありますか？

「『オンコの実だ！』とのコメントが多く見受けられました。北海道ではイチイを方言でオンコと呼ぶらしく、子どもはオンコの甘い果実をよく食べるため親しみがあるようです。ただし中身の硬いタネには猛毒が含まれているので、安易に口に入れないほうが良さそうですね」

そうなんです。このイチイの実は、ほんのり甘くて食べられるのですが、種にはタキシンという毒があります。種を一緒に飲み込んでしまうとけいれんを起こす危険性もあるそうなので、注意してくださいね。

こちらの投稿には、次のようなコメントが寄せられました。

「似てますね！
似すぎていると言ってもいい」

「これは騙されちゃいますね」

「どっちがイヤホンて言われてもわからんw」

あまりにも似ているので、驚いた人がたくさんいたようです。また、イチイの実を懐かしむ声も見られました。

「懐かしー。食べた事があります。ほんのり甘かった記憶」

「懐かしいです！小さい頃イチイの実よく食べてました！！葉っぱも折るとぱちぱち音がして目を閉じて花火の音って言いながら学校から帰ったのを思い出しました！」

「オンコの実だ！懐かしいいいいい！！！
ネバネバしてるけど甘い」

「オンコの実、昔おそるおそる食べたな〜」

「イチイの実って凄いよね。外の赤いところは甘くて美味しいのに、中に見えてる種部分は猛毒なの罠過ぎるよね」

この時期は実をつけたイチイを見られるかもしれません。ただし、くれぐれも種を食べないように気を付けてくださいね！

取材協力：うごめ紀（@UgomekiMushi）さん