同じ看護学生だった祖母　約65年前の教科書に残されていた“性格の違い“に、孫ビックリ「どちらも大事」「シンプルだけどわかる」の声

親子やきょうだいで同じ職業に就いているという人は、意外と多いのではないでしょうか。親が働いている姿を見て同じ職業を目指した人もいるかもしれませんね。

耳遠d（ジ・エンド）（@Ns_I_I_）さんは現役の看護師さん。さらに、耳遠d（ジ・エンド）さんのお祖母さんも、オペ看護師や病院全体の看護部長を務めたこともある元看護師さんなのだそうです。

耳遠d（ジ・エンド）さんが、看護学生時代のお祖母さんと自分の教科書への書き込みをX（旧Twitter）上に投稿すると、「どちらも大事」「間違いない」などのコメントが寄せられ、話題になっています。

耳遠d（ジ・エンド）さんとお祖母さんの書き込みはどのようなものだったのでしょうか。

まずはお祖母さんの書き込みからご覧ください。

周りにたくさんの書き込みがされていますね！

一方で、孫である耳遠d（ジ・エンド）さんの書き込みがこちらです。

※下記の日付のリンクをクリックするとX（旧Twitter）に移動します

耳遠d（ジ・エンド）@Ns_I_I_ 2023年10月25日
看護学生だった祖母と孫(私)の痙攣のページの書き込みの違いｗｗｗ
祖母← →私

「あわてない」。

シンプルながらもとても大切なことです。この差を、耳遠d（ジ・エンド）さんは「知識で戦う派（祖母）、メンタルで戦う派（私）」と表現。

確かに、同じ「痙攣」について書かれたページですが、書き込み方には違いがありますね。お祖母さんと耳遠d（ジ・エンド）さんの性格の違いが出ているようで、こうして並べて見比べてみると、なんだかクスッと笑ってしまいそうになります。

昔と今との違い

こちらの投稿について、耳遠d（ジ・エンド）さんに話を伺いました。

---お祖母さんの書き込みをご覧になった時、どのように思われましたか？

「まず、『時代は違えど祖母も同じように看護学生として勉強していたんだ』と思いました。私が小学3年生の頃まで祖母は看護師を続けていたので、看護師としてバリバリに働いている祖母のことは知っていたのですが、看護学生の祖母はほとんど知らなかったので教科書を見て、私と同じ道をたどって看護師になったんだ、と感慨深くなりました」

そんな耳遠d（ジ・エンド）さんは、お祖母さんに当時の教科書を譲ってもらったそうです。1958年、今からおよそ65年前の看護の教科書がこちらです。

耳遠d（ジ・エンド）@Ns_I_I_ 2023年10月24日
おばあちゃんが看護学生だった時の教科書譲って貰った〜〜〜1958年！
(おばあちゃんは学校卒業後にオペ看になりました)

---こちらの教科書をご覧になって、時代の差を含め、どのような感想を持たれましたか？

「パラパラめくって読んでいたのですが、昔の医療・看護なので手の洗い方や手術後の患者の管理方法など、今とは違うような内容がちらほら出てきます。写真や絵が載ってあるページもいくつかあるのですが今は見ないような古い物品も多く出てきたので『現物が見てみたいな〜』と別の関心も生まれましたし、今度祖母に、見たことない器材の使い方を聞いてみようと思いました」

---同じ看護師として、お祖母様は耳遠d（ジ・エンド）さんにどんなことをおっしゃっていますか？

「私は色んな理由があって看護師を目指すことになったのですが、祖母が看護師として長く勤めていたこともあって自分も同じ道を目指してみようかなという気持ちもありました。祖母も昔から私が看護師になりたいと思っていることを知っていたので、晴れて看護師国家試験に受かった時は大喜びしてくれました」

---お祖母さんは嬉しかったでしょうね。

「今も不定期でメールで『夜勤には慣れた？』と送ってくれたり『夜勤の休憩中に先輩にこれ渡しなさい』と言ってギフトのお菓子をくれたりもします（笑）」

---とっても優しい方ですね。

「祖母の前では甘えん坊な私なので、病院で看護師として勤まっているのか、すごく心配してくれているのだと思います（笑）」

「どちらも大事」の声

こちらの投稿を見た人たちからは、次のようなコメントが寄せられました。

「『あわてない』間違いないです！！
あわてず、騒がず、観察しましょう！！」

「一言でシンプルだけど分かる『人間はしぶとい。慌てるな！！』」

「てんかん持ちとしては右も左も大事だと思います。大変心強いです。身体を大切にして頑張ってください」

同じ職業の先輩が身近にいて、いつも気にかけてくれているのはとても心強いですよね。行き詰まった時や迷った時などにも、アドバイスをくれそうです！

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編集／構成：TRILLニュース

取材協力：耳遠d（ジ・エンド）（@Ns_I_I_）さん