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祖母と祖父の変わらぬ愛の絆。一生忘れることのできない“やりとり”に思わず ホロリ

  • 2023.12.3
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出典:photoAC(画像はイメージです)

さまざまなことを共に乗り越え、絆を深めていく夫婦。お年を召しても仲睦まじい様子のご夫婦を見かけると、その微笑ましさについニッコリしてしまいますよね。

本記事では、あるご夫婦の素敵な愛のエピソードについてご紹介します。

一人になってしまっても…

祖父母の“何年経っても変わらない愛”について、フリーターの30代女性が教えてくれました。

 

私の母方の祖父母の話です。

祖父は祖母より10歳年上で、ずいぶん前に亡くなってしまいました。

祖父が亡くなった後、祖母は一人暮らしだったので、心配だった私はしばしば差し入れを持って祖母の家に行っていました。

差し入れのお菓子を祖母に渡すと、祖母はいつもお礼を言ってすぐにお仏壇の祖父の写真の前へ行き、「おじいちゃん、◯◯ちゃん(私)がお菓子買ってきてくれたよ。先に食べてね」と決まって声をかけていました。

何か嬉しいことがあった時。何か楽しいことがあった時。辛いことがあった時。そして、おはようとおやすみの挨拶。

祖母は何か報告したいことがあるたびに、こうしてお仏壇の前の祖父の写真に話しかけていました。

その様子を見ていると、「亡くなってしまってもずっと祖父のことが好きなんだなぁ」と感じられ、わたしはいつも微笑ましい気持ちで見ていました。

そんな祖母も3年前に心不全で亡くなりました。でも私は、この祖父母のやり取りをずっと忘れることはないと思います。

変わらない夫婦の愛

今回エピソードを教えてくれた女性のおばあちゃんは、心の底から旦那さんを愛していたのですね。旦那さんも、それだけ思ってもらえて、嬉しかったはずです。

夫婦で長い時間一緒にいると、時に喧嘩したり、ぶつかったりしてしまうこともありますよね。この女性の祖父母のように、相手のことを一番に思い、いつまでも大切にし続けられるのは幸せなこと。

3年前に天国に行ってしまったというおばあちゃんは、きっとお空の上からお祖父ちゃんと一緒に楽しくお話をしながら、子どもや孫たちを見守ってくれているでしょうね。


提供:フリーター/30代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています