これから成長していく子どもには、なるべくバランスの良い食事を食べてもらいたい。親がそう思うのはごく自然なことではないでしょうか。しかし実際は、子どもの味覚が敏感なこともあり、作った料理を食べてもらえなかったり、偏食に悩む親も多いようです。
4歳の息子さんの偏食に悩んでいるマンタ(@manta_oyogu_a)さんが、毎日献立を考えることの難しさをベン図で表現してX(旧Twitter)上に投稿したところ、「うちもです!」「分かります」などの共感コメントが集まり、話題になっています。
一体どんなベン図ができ上がったのでしょうか。
その投稿がこちら。
子供が偏食だとココにはまる献立考えるのむずすぎ pic.twitter.com/nySsaosIMW
— マンタ (@manta_oyogu_a) November 16, 2023
“ココ”と示された黄色い範囲の狭さ…。
マンタさんが分かりやすく表現してくださったことで、偏食の子どもの献立を作ることがいかに大変で難しいことかが、とてもよく分かります。
なるべく子どもが食べやすく、それでいて栄養も豊富な献立にしてあげたいと思うものの、せっかく作っても子どもが食べてくれるかはまた別の話。
以前は喜んで食べてくれていたのにある日からパッタリと食べてくれなくなったり、その日の気分で「これ、いらない」と言われたりすることもあるでしょう。そんな日が続くと、親としても食事を作る気力がわかなくなることも。
特に偏食の子どもは食べられる食材や食感がとても少ないため、どうしても同じようなメニューになりがちです。栄養をとるか、食べてくれるワンパターンメニューをとるか。
たくさんの厳しい条件を重ね合わせながら、日々の食事を準備しているのですよね…。
「我が家だけじゃない」気持ちが楽に
こちらの投稿をされたマンタさんに、今回の投稿について詳しくお話をお伺いしました!
---偏食だと大変ですよね…。そんな中、この黄色の部分に入るメニューをいくつか教えていただけますか?
「焼きそば、レンコンの唐揚げ、(冷凍)餃子です。レンコンの唐揚げは頑張れそうな時に作ります」
---レンコンの唐揚げ、美味しそうです!こちらのご投稿にさまざまなリアクションがありましたね。
「たくさんの方に共感していただいて『うちだけじゃないんだ』と少し気持ちが楽になりました。『子どもが食べられる』『作る気力がある』の丸がそもそももっと小さいよねという反応があり『確かに!間違いない!』とわたしも共感しました」
---毎日の食事作り、本当にお疲れ様です!
ただでさえ、毎日献立を考えたり作ったりするのは大変なのに、家族の誰かが偏食だとその負担はさらに大きなものとなってしまいます。さらに、偏食は本人の好き嫌いだけの問題ではない場合も多く、解決がなかなか難しいのですよね。
親として頭では偏食を理解しながらも「栄養も摂ってほしい」という気持ちをゼロにするのがなかなか難しいため、その葛藤に悩む家庭も多いです。
偏食の子どもでも食べられる、栄養バランスの良い簡単な献立が存在すればいいのに、と願わずにはいられません。
ベン図の円がもっと増えたり小さくなったりする家庭も
この投稿を見た人たちからは、次のようなコメントが寄せられました。
そもそも上の赤い丸が小さくて…って話になってきますよねw
そして子供が二人いると輪っかがもう一個増えて難易度が上がる!
これを3人分やってるとスーパーを10周くらいしても献立が浮かばない時がしょっちゅうある
更に兄弟皆と旦那まで偏食だと最終的にバイキング形式になる
わかりみ…しかも冷凍食品で見つけたのにリニューアルまたは廃盤で何度涙を流したことか…
フライドポテトとチキンナゲットしか最近つくってない
ほんとこれ
これでできれば「他の家族も喜んで食べる」もハマって欲しいけどまあ無理よな
マンタさんと同じように、毎日の献立に試行錯誤されている方の声が殺到!こんな苦労を毎日しているのですから、作る気力自体もどんどん小さくなっていきますよね。
そして、他に兄弟がいたり、旦那様も偏食だったりする場合、さらに困難な食事環境になるとの意見も多く見受けられました。
毎日のように家族の食事を心配しているパパさんママさんは、精神的に辛い日もあるでしょう。時には自分の食べたい物を思う存分食べたり自分にご褒美を買ったりして、自分自身を労わることも必要かもしれませんね!
取材協力:マンタ(@manta_oyogu_a)さん