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「クレカは使いません」外資系企業のエリート社員がタクシー移動でひたすら“現金払い”を徹底していたワケ

  • 2023.10.20
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出典:aslysun/Shutterstock.com

顧客への営業などで外出をするビジネスパーソンの移動手段には様々な選択肢があります。多くの人が電車やバスなどの公共交通機関や自転車を利用していることでしょう。

しかし、こと外資系企業に務めるビジネスパーソンに目を向けると、驚くことに彼ら・彼女らは基本的に「タクシー移動」をする傾向にあるのだとか。

また、タクシー移動時には必ず千円札数枚を財布に用意しておき、支払いは「現金払い」を徹底しているのだとか。

ポイントが溜まる、お釣りが発生しないなど便利なキャッシュレス決済をせず、なぜ現金払いを一貫するのでしょうか。

その背景には外資系企業ならではともいえる、「ある理由」があったことがわかりました。

現金払いにこだわっていたワケ

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今回、外資系企業でキャリアを積んだ経験を持つエリートビジネスパーソンのHさん(30代・男性)に、外資系のビジネスパーソンが移動の際になぜタクシーを頻繁に利用し、さらに現金での支払いを好むのか、その理由をお聞きしました。

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出典:photoAC

「結論から言うと『移動時間の短縮』です。クレジットカードでの支払いの場合、領収書とは別にクレジットカード決済の控えを受け取る必要がありますよね。“Time Is Money(時は金なり)”を徹底されていた私の会社では、この控えの紙の発行を待つ時間すらもったいないという文化がありました。削れた時間の分移動時間が減る(出発が遅くて済む)ので、1秒でも長く業務時間に充てていたのです。そのためお釣りの計算がしやすい1000円札を現金で複数枚常備してタクシーに乗っていました」(Hさん)

なるほど、外資系ビジネスパーソンがタクシー移動で現金支払いをすることは単なる個人的な選択ではなく、少しでも移動時間を短縮し業務効率を最大化するための選択だったのですね。1回の乗車だと僅かな時間かもしれませんが、タクシー移動が常のHさんからすると、1ヶ月や年単位で見ると結構な時間になっていたことでしょう。

また、Hさんが務めていた当時は、降車時に決済が不要なタクシーアプリなどがなかった時代のため、現金払いが最短の手段だったのかもしれません。

外資系ビジネスパーソンの行動から、時間を有効に活用することの重要性、そしてそのための具体的な行動指針を知ることができました。


※紹介したエピソードは取材対象者が勤務していた当時の個人にまつわるものであり、現在、またすべての人に当てはまるものではありません。

※記事内の画像はイメージです