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「逃げてちゃダメ」無理やり行かせるべき?休ませるのは甘やかし…?葛藤する母<学校に行きたくない>

  • 2023.10.4
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ねこじまさんの長男・まっちくんが小学1年生のときのお話です。入学式のときから「早く帰りたい」と連呼していたまっちくん。4月に入学してからすぐ、「学校に行きたくないよぉ」と登校しぶりが始まりました。まっちくんが教えてくれた理由の中には、慣れていけば解決しそうな問題だけでなく、音に関する問題もありました。普段の様子からも、まっちくんは音に少し敏感なところがあると、ねこじまさんは感じていたそうです。幼稚園年長の終わりごろ、特定の物を持って、それをずっと眺めながら同じ直線を何度も行ったり来たり走る常同行動の頻度が増えたこともあり、発達検査を予約。しかし予約待ちのため、検査する前に小学校へ入学することになりました。

無理をしない範囲で行けるときだけ登校し、4月が終わろうとしていたある日、まっちくんがクラスの女の子から体育の時間に「変な子」と言われ、砂をかけられるという事件が起こりました。

「順番や列を覚えて並ぶこと」が小さなころから苦手だったまっちくん。どこに並べばいいのかわからずにウロウロしている様子が、クラスの子にとってはふざけているように見えてしまったのでは?と、ねこじまさんは推測します。


傷ついたまっちくんの気持ちに寄り添いつつ、次回の体育の前に並ぶ場所を先生に確認することを提案し、「お母さんはまっちの味方だよ」と伝えました。

しかし、翌朝になると……。

生きづらさか、わがままか

※訂正:(誤)伺ってさ→(正)うかがってさ

※訂正:(誤)熱苦しさ→(正)暑苦しさ

人の目が気になるまっちくんの気持ちがすごくわかる、というねこじまさん。


「『嫌なことがあったからすぐ逃げる』というふうになっていないだろうか。休む日も多かったので、甘やかしているだけになっていないだろうか。逃げる癖がつかないか。弱い大人にならないか。不安で、自分自身、葛藤していました」と振り返ります。

まっちくんの気持ちが痛いほどわかるねこじまさんだからこそ、前向きな言葉をかけて無理やりにでも学校に行かせるべきか、それとも「無理なら休もう」と言い続けてしまっていいかどうか、親としてどの選択が最善なのか悩んでいたそうです。

大人になっても人生にはいろいろなことが起き、さまざまな困難も訪れるでしょう。子どものころから困難を少しずつ乗り越えていくことで、自分なりの軸を見いだせるといいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター ねこじま いもみ

ベビーカレンダー編集部

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