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生粋のカフェマニアがすすめる、行っておくべきソウルのおすすめ6軒

  • 2023.10.4

コーヒー、インテリアなど空間すべてにこだわりを持つ韓国のカフェ。その世界観に魅せられた生粋のカフェマニアに聞くおすすめ6軒。

自然とインテリアが呼応する、ミニマルな場所。

Feel OK(ra) -オクラ오크라

オーツミルクのラテ「Feel OK Latte」7,000ウォン

緑豊かなソウル南部・良才川沿いに立つブランチカフェ。自然光を生かすべく照明は最小限に。窓からの柔らかな光を感じながらいただくのは、新鮮な野菜がたっぷりのった全粒粉パンのオープンサンドなどヘルシーメニュー。人気ロースタリーが監修したオーツミルクのラテなど、ドリンクにもエスプリが表れている。韓国人作家Oyuwoo(オユウ)の美しいうつわとともに、自然を生かした料理と空間を、心ゆくまで堪能したい。

旬の野菜を盛った「Garden Sandwich」14,000ウォン、ほうじ茶を使った「Houji Cheese Cake」9,000ウォン、ココナッツ香るジンジャーカクテル「진저코코」12,000ウォン、「Feel Green Juice」7,500ウォン

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料理にも空間にも自然の恵みを生かしている。野菜やワインがオブジェ代わり。

서초구 양재천로 97 2층2F 97 Yangjaecheon-ro, Seocho-gutel:02-862-5676Ⓜ️良才市民の森(D09)2番出口営)10:30~18:20L.O.(火~金)10:30~19:20L.O.(土、日)休)月予約不可@okra.yangjae

由緒正しき茶屋で、季節と庭と伝統茶を愛でる。

チャマシヌントゥルCha-Teul차마시는뜰

高台にあるため景色もごちそうに。

韓屋(ハノク)が立ち並ぶ北村の坂道を上った先。アジサイや蓮など、四季折々の花が咲く庭を囲むように造られた茶屋がチャマシヌントゥルだ。父が庭の手入れを、母がお茶や食材の仕入れを、息子が代表を務める。シグネチャーの「アイス花茶」は、山で摘んだアカシアの花を丁寧に洗って乾かしたものを入れた氷を使用。氷が溶けるとアカシアの花がひとつ、またひとつと浮かんでくる。韓国の自然と伝統美を楽しめる都会のオアシスだ。

6~9月の間だけ登場する韓国産小豆を使ったカキ氷「팥빙수」10,000ウォン、アイス花茶「꽃얼음차」8,000ウォン。日本語メニューも用意されている。

庭の一角にはうつわや茶器が置かれ、アクセントになっている。

どの席からも中庭を眺められる造り。2020年からは息子が代表となり庭の手入れを手伝う。「まだまだ父の真似事のよう」と笑う。

종로구 북촌로11나길 2626 Bukchon-ro, 11na-gil, Jongno-gutel:02-722-7006Ⓜ️安国(328)2番出口営)12:00~20:10L.O.(火~金)11:00~20:10L.O.(土、日)休)月@cha.teul

コーヒーと向き合うために造られた端正な工房。

Protokoll Showroomプロトコル ショルム프로토콜 쇼룸

この日のシングルオリジンから「Ethiopia Sidama Twakok Natural」7,000ウォン

コーヒーラバーの代表が、コーヒーだけに集中できる空間をと仲間と始めたロースタリーカフェが、今年新たにショールームをオープンした。主なラインナップはブレンド1種とシングルオリジン3種。紅茶のようなフレーバーを目指し、シングルは味の濃度よりも香味を重視。焙煎、抽出の2段階で豆の甘やかさを引き出している。作業室のような整然としたイートインスペースでは、ひとり客も多く見かける。旅の途中、コーヒーだけに没頭する時間を過ごしてみては。

店頭はラボのような雰囲気。インスタグラムでは、販売するコーヒーの最新情報を日々アップデート。

今年4月にオープン。店名のプロトコルとは、ドイツ語で保存・記録・保存装置を意味。

ゆったり寛げる静かな空間。イートイン可能なデザートは、どんなコーヒーにも合うよう極力シンプルなものにしている。

마포구 어울마당로2길 1010 Eoulmadang-ro, 2-gil, Mapo-gutel:0507-1343-6159Ⓜ️上水(623)4番出口営)10:30〜19:30L.O.無休予約不可@protokoll.roasters

韓屋をリノベーションした、憩いのカフェ。

申李道家シニドガ신이도가

1950年頃に建てられた韓屋をリノベーション。賑やかな学生の街、弘大では珍しい古い建物。

弘大でクラブ経営をしていたオーナーが、道すがら偶然見つけた韓屋をフルリノベーション。コロナ禍で疲れた都会の人を癒やし、生活にゆとりをもたらせたらと2021年8月にカフェ営業をスタート。水と木をコンセプトにしたシンプルなインテリアは、中庭の水盤や、新たに植えた草木が映える。メニューはコーヒー各種のほか、スムージーやフルーツジュース、焼き菓子、パンなど。冬季(10月末〜3月末)には中庭に焚き火台が置かれ、ここで焼かれるマシュマロも人気だ。

室内のテーブル席のほか、縁側にも席がある。フォトスポットとしても好評。

左から、イチゴのヨーグルトスムージー「딸리요거트스무디」8,300ウォン、グアバを使った爽やかなドリンク「바이올렛 구아바 에이드」7,400ウォン

마포구 잔다리로 20-1220-12 Jandari-ro, Mapo-gutel:なしⓂ️合井(238、622)3番出口営)11:00〜21:30L.O.無休予約不可@sinleedoga

デザイナー夫婦によるセンスあふれるオールデイダイニング。

Aino Garden Kitchenアイノガドゥンキチン아이노가든키친

大きな窓から光がふんだんに入る明るい店内。オーナー夫婦は、韓国の人気セレクトショップ、One Ordinary Mansion(@oneordinarymansion)のインテリアデザインを手がける。

Momomo Studioを運営するインテリアデザイナー夫婦が手がける韓食ダイニングカフェ。大きな邸宅を改装し、1階はプラントショップ、2階をカフェに。木々に囲まれたテラスと、開放感あふれる店内は居心地抜群。コーヒーや手作りのスイーツでひと息つくもよし、ポッサムやキムチといった韓国定番ごはんでランチタイムを過ごすのもよし。地元の人たちが気軽に立ち寄れるアットホームな空間は、オールデイダイニングとして大活躍。初めて訪れる旅人にも心地いい。

ピスタチオ入りの自家製ティラミス「티라미수」10,000ウォン、アメリカーノ「아메리카노」5,000ウォン

天気のいい日は、テラスで過ごすのがおすすめ。

종로구 경희궁2길 10 2층2F 10 Gyeonghuigung, 2-gil, Jongno-gutel:0507-1354-1154M)景福宮(327)7番出口営)11:00~20:30L.O.無休予約不可@ainogarden_and_kitchen

人気カフェの最新店は、テラス席が充実。

Milestone Coffee 聖水マイルストン コピ ソンス마일스톤커피 성수

いま話題の街、聖水に3号店がオープン。近くにはソウルの森公園があるので散歩の寄り道スポットにも最適。

ソウルでもトップクラスの信頼を誇るロースタリーカフェで、3店舗合わせ1日約50kgのコーヒー豆を消費するほどの人気。多様なスタイルが存在するカフェ天国・韓国だからこそクラシックな空間を大切にし、基本に忠実なおいしいコーヒーを提供すべく、代表自ら毎日焙煎。今年6月聖水にオープンしたこの3号店は、広々としたテラス席があり、グラノーラなどの限定メニューも。笑顔で迎えてくれるバリスタと丁寧に淹れたコーヒーに、リピーターが多いのも納得だ。

店内は20席ほど。コーヒー豆のほか、タンブラーやコップなどオリジナルアイテムを販売。

手前から時計回りに「Granola Crumble」7,000ウォン、「Latte」5,500ウォン、「Americano」4,800ウォン、「Latte(Ice)」5,500ウォン

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甘さとほろ苦さがクセになる、生クリームがのった「Einspanner」6,000ウォン

성동구 서울숲4길 1515 Seoulsup, 4-gil, Seongdong-gutel:0507-1487-1103Ⓜ️トゥッソム(210)8番出口営)10:00~20:50L.O.無休予約不可@milestone_coffee

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推薦人東山サリー/Saliy Higashiyama在韓国コーディネーター韓国のカフェに惹かれ、2018年にソウルへ移住。ソウルをはじめ、釜山、大邱など韓国全土のカフェ巡りがライフワーク。これまでに訪れたカフェは1000軒以上。@saliy83

*「フィガロジャポン」2023年9月号より抜粋

●100ウォン=約11円(2023年10月現在)●日本から電話をかける場合、国番号の82の後、掲載表記どおりにかけてください。韓国内からかける場合も掲載表記どおりにかけてください。●データ欄のⓂ️は地下鉄、Ⓚは韓国鉄道公社(KORAIL)、Ⓐは空港鉄道A’REXの駅を指します。駅名直後の(数字)は地下鉄の切符を購入する際に券売機に打ち込んで行先を示す番号です。●取材先の営業時間、定休日、料理や価格などは、取材時から変更になることもございます。ご了承ください。

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