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「なんでうちの子が主役じゃないの?!」【モンスターママ】に振り回され<園内、大混乱!!>

  • 2023.10.1

親が「子どものために良かれと思って」した行動が、実は子どもを追い詰めてしまっていることもありますよね。今回は幼稚園の学芸会の役柄を巡ってモンスターママが引き起こしたトラブルのエピソードを友人に聞きました。

画像: ftnews.jp

子役をしながら幼稚園に通うAちゃん

友人の子どもが通う幼稚園に、子役をしているAちゃんという子がいました。
Aちゃん自身はとても優しく良い子なのですが、問題はAちゃんのママ。Aちゃんが子役として活躍することにすべてを懸けていて、とにかく我が子が1番! マウントも取りまくり!

その言動にうんざりしている保護者も少なくありませんでした。

幼稚園の学芸会が近付き……

やがて、幼稚園では年に1回の学芸会に向けて練習が始まりました。
子どもたちがそれぞれの役を頑張って練習しているのを保護者たちも微笑ましく見守っていたのですが……

そんな空気をぶち壊すように、Aちゃんのママが園にクレームを入れました。
学芸会でAちゃんは脇役のウサギを演じることに決まっていたのですが、Aちゃんママは自分の娘が主役ではないことに激怒!

あれよあれよという間に騒ぎは大きくなり、ついにAちゃんママはクラスの子どもと保護者、先生たちを集めて話し合う場まで設けてしまいました。

「うちの子が1番かわいいのに!!」

話し合いの場はAちゃんママの独壇場。
「うちの子が1番かわいくて演技も上手いのに! 主役じゃないなんて絶対おかしい!」と言い張ります。

もともと主役に決まっていた子のママは怒りでプルプル、子どもたちはAちゃんママの剣幕に怯えて号泣……まさに地獄絵図でした。

しかも、張本人であるAちゃんは主役ではなく、脇役のウサギを演じたがっているというので驚きです。
Aちゃんが「ママ、もうやめて……」と泣きながら訴えているのに、子どもの意思を無視して激昂するAちゃんママは誰から見ても異様な雰囲気でした。

ついに口を開いたのは……

その時、それまで様子を見ていた園長がついに口を開きました。

そして、穏やかだけれど有無を言わさない強さで
「学芸会は子どもがそれぞれ自分を表現する場。あなたの行為は子どもの表現と成長を妨げています。あなたはお子さんがやりたいと思ってやっていることを、親のエゴで取り上げるんですか?」

とAちゃんママをバッサリ論破してくれたのです。

いつも優しい園長に厳しく諭され、Aちゃんママはようやく口をつぐみました。
まだ納得はできないようでしたが、配役に変更はなく、Aちゃんは無事にやりたかったウサギを演じきったそうです。

しかしもちろん、この一件でAちゃんママは他の保護者からドン引きされ、これまで以上に距離をおかれるようになったんだとか……。

まとめ

たとえ親の思い通りにならなくても子どもの気持ちを尊重することは、長い目で見ると親子関係に大きく影響してくるのではないでしょうか。今回のことでAちゃんママがそのことに気付いていればいいのですが。

ltnライター:藍沢ゆきの

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