緊張するとつい出てしまう妙なクセ...　うまく話すための「新しい習慣」

2023年9月13日、株式会社シャベリーズ代表取締役を務める丸山久美子さんの著書『緊張しても「うまく話せる人」と「話せない人」の習慣』（明日香出版社）が発売された。

「緊張するとうまく話せなくなってしまう」。

本書は、そんな悩みを抱えている人に向けて、緊張してもうまく話すための方法をまとめたもの。「緊張」を無理やり克服するのではなく、「緊張したまま、うまく話せる方法」を実践できる習慣に落とし込んで紹介している。

新たな習慣を作る

緊張に弱い人にありがちなのが、人と話すときに「妙なクセ」がでてしまう、ということ。たとえば、鼻をすすったり、「あの～」や「え～っと」が頻出したり、何度も髪を触ってしまったり......。

本書によると、このようなクセを克服するために必要なのは、クセに代わる新しい習慣を身につけることだという。緊張の結果出ているクセは、意識的に直そうとしても上手くいかないことが多い。それよりは、むしろ新たな習慣でそれを塗りつぶすのが得策なのだ。

著者自身も、プレゼンや会議の最中に何度も髪を触ってしまうクセの持ち主だったが、右手にマイク、左手にパワーポイントを操作するためのリモコンを持つなど、新たな習慣として両手をふさぐことで対応したという。

【目次】
第1章 マインド編
第2章 日常の行動編
第3章 話す準備編
第4章 話す内容編
第5章 話す技術編

■丸山久美子さんプロフィール
まるやま・くみこ／株式会社シャベリーズ代表取締役。18歳から展示会を中心としたイベント業界に従事。もともと緊張しやすい性格だが「人前で話せるようになりたい」と思いMCとして活動するも、ステージ上で頭が真っ白になったり、手が震えてマイクを落としたりなど数々の失敗を経験。緊張を克服しようと試みたが、逆にストレス過多となり心身症を発症。緊張を克服するのではなく、独学で緊張と上手く付き合う方法や話し方を身につけ、年間385本の仕事をこなすMCに成長。企業のプレゼン代行、イベントや結婚式での司会進行、ラジオパーソナリティ、生放送通販番組のMCなど、人前で話す仕事を3000回以上経験する。2020年に株式会社シャベリーズを設立。現在は、人前で話せるようになりたいと願う人々へ、オンラインスクールや企業研修、行政や商工会議所でのセミナーを通じて、緊張との付き合い方や話し方のトレーニングを提供している。著書に『上手にあがりを隠して人前で堂々と話す法』（同文舘出版）がある。