白や生成り色といった淡い色彩でまとめた店内に落ち着いた雰囲気が漂うカフェ「kissa KOS(キッサ コス)」。手づくりのスイーツには店主の好きなネコをモチーフにしたかわいい焼き菓子をラインナップしていて、イートインでは盛り合わせも相談できます。カウンターに並ぶお菓子の中からお気に入りを選んでオリジナルの一皿をオーダーしてはいかが?
大人かわいいシンプルな淡色の取り合わせ
横浜の観光や元町でのお買い物に便利な立地にある「kissa KOS」は、白の壁やカーテンに、テーブルやカウンターのナチュラルな木の色合いがやさしく映るカフェ。扉を開けるとリサ・ラーソンのネコの置物やフィンランドの置物の代名詞ともいえるシロクマの貯金箱など、北欧のグッズが温かく迎えます。
こうしたグッズはオーナーの鈴木さんが北欧とネコが好きで少しずつ集めたのもだのだそう。屋号のkissa はフィンランド語でネコ、kosはノルウェーの言葉で何でもない日常の幸せという意味で、その言葉どおり居心地よく過ごせます。
ナチュラルな雰囲気の中に少しだけ黄色を使いたいという鈴木さんの想いから、入口の引き戸は自然な木の色にわずかに黄色の塗料を塗り、ポットやカップにも黄色を用いるなど、さりげない差し色も素敵です。
ぷにぷにとしたかわいい肉球そのままの焼き菓子
カウンターには鈴木さんのアイデアいっぱいのお菓子が並びます。なかでも目を引くのは、ネコの肉球をモチーフにした「マドレーヌ」やお店のロゴになっているネコのクッキーをトッピングした「KOSブラウニー」(280円)など。ネコ好きはもちろんのことそうでなくても見ているとほっこりとした気分になりますよ。
季節の素材を使ったマフィンやフランス産岩塩と発酵バターの「しおサブレ」(220円)など厳選した素材を使ったお菓子はどれも折り紙付きです。好きな種類をいくつか選んでイートインするほか、テイクアウトもOK。ギフト箱に入れてネコの好きなお友達へのプレゼントにも。
表情豊かなメレンゲ菓子をお皿にのせて華やかに
「チーズケーキ」や「焼きプリンのタルト」(各600円)など、ショーケースのケーキに焼き菓子を添えるのもおすすめです。取材時はベリームースをふんわりとしたチョコレートムースで包んだケーキ「コス」に、鈴木さんの手書きがかわいいおとぼけネコの「焼きメレンゲ」をプラスしました。屋号にもなっている「コス」は、2層のムースが驚くほどふわふわで優しい口当たり。ここだけでしか味わえないムースのコクと食感を楽しんで。
ドリンクはコーヒーや紅茶のほか季節のフルーツを使った「自家製フルーツシロップのソーダ」が月替わりで登場します。9月は甘みののったブドウ・巨峰の皮を一粒ずつむいてピューレにしたシロップのソーダ割りでした。ぜひ季節感と一緒に。
とがった耳の部分までカラメルソースをのせたネコ型プリン「ねこさんくれーぷりん」。クレープにはチョコレートソースをかけ、ねこの縞模様を表現。バニラビーンズいっぱいのプリンはまったりとした美味しさです。
ゆるやかな時間が流れるカフェのお昼ごはん
リピーターさん達からの熱いリクエストで、オープンサンドイッチなどのフードメニューが加わりました。ランチにもなる「サーモンとアボカドのスモーブロー」は野菜もたっぷりで、ケッパーの酸味が全体をさっぱりと仕上げます。ぜひドリンクやケーキとのセットにして、ゆったりと味わってくださいね。