ワンハンドでパクっと美味い！東京・京都で買える人気のお弁当6選

京都へ行きたくなってしまったあなたへ、せっかくならおいしいお弁当もチェックしておきませんか? 今回は京都に加えて東京も。新旧の都で買える人気のお弁当を集めてみました。旅へのわくわくと一緒に、あるいは思い出に浸りながら……いただきます!

江戸時代に漁の街として栄えた深川（現在の東京都江東区）で漁師たちに愛されていた深川めしを、お弁当で。あさりを甘めの味噌と生姜で煮込んだ深川煮と、ゴボウの炒り煮がご飯の上にどっさり。噛むたびにあさりの旨みが広がる。

働く新幹線ユーザーたちにも支持される、１日の摂取目安料の3分の1の緑黄色野菜を使った彩り豊かなサンドウィッチ。１箱で3種類の味わいが楽しめるのも嬉しい。思わず手に取りたくなるレトロなパッケージが気分を上げてくれる。

ハムブランド《鎌倉ハム》が生まれるきっかけともなった、日本で初めて駅で販売されたサンドウィッチ。創業者と親交のあった黒田清隆のすすめで明治32年に発売され、たちまち人気商品に。ボンレスハムと粒マスタードが相性抜群!

大正7年創業の老舗駅弁屋のベストセラー。元々は駅の立ち食いそば屋で人気だったサイドメニューで、そば屋ならではの出汁の効いた味わいが魅力。ぷりぷりの海老天に、ご飯に混ぜ込まれた子持ちきくらげの佃煮がよきアクセント!

京都東山の和食・甘味処〈つぶら乃〉のお弁当。丁寧に焼き上げる分厚いだし巻きたまごは、口に入れた瞬間にじゅわっと出汁が香る贅沢な味わい。パンを薄焼き卵で包み、牛肉と九条葱の甘辛煮を挟んだ新感覚のサンドウィッチと一緒に。

近江のコシヒカリを使ってその日に手づくりされるおにぎりのセット。1つは白いご飯にさわらの西京焼きと昆布、ちりめん山椒が、もう1つはちりめん山椒の混ぜ込みご飯に昆布が合わせられ、ともに素朴ながらも素材のよさが生きたほっとする味。

江戸時代より続く米の老舗《八代目儀兵衛》が手がける一口サイズのおいなりさん。高い栄養価と自然の甘み、ぷちぷち食感が特徴の玄米《金のいぶき》を、ジューシーなお揚げで包んだいなり寿司は、しば漬け、ゆず、牛しぐれなど8種類。

これぞ“京都の国民食”、〈志津屋〉のカルネ。丸いふわふわ食感のフランスパンに、オリジナルのマーガリンとハム、玉ねぎをサンド。シンプルなのにクセになるおいしさ! トースターで軽くあたためても絶品なので、ぜひお家用も一緒に。

photograph_Suganuma Shotaro
edit_Shibata Moe
design_Kawai Hiroyasu〈VIA BO, RINK〉

FUDGE vol.241 2023年8月号より