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2023年10月末開業!パレットタウン跡地にモータースポーツエンタメ施設「CITY CIRCUIT TOKYO BAY」【江東区・台場】

  • 2023.10.1

2022年8月に営業を終了した複合施設「パレットタウン」。その跡地の一部区画に、東京23区内唯一のモータースポーツサーキットとなるエンタメ施設「CITY CIRCUIT TOKYO BAY」が2023年10月末に誕生します。今回は、EVの特性を活かした施設詳細について、不動産ライターの逆瀬川勇造さんがご紹介します。

2023年10月末の開業予定であるモータースポーツとテクノロジーが融合したエンターテインメント施設「CITY CIRCUIT TOKYO BAY(シティサーキット東京ベイ)」。その開業が、いよいよ近付いてきました。

「CITY CIRCUIT TOKYO BAY 」はEV(電動)レーシングカートをメインとした都市型サーキット。EVの特性を活かすことで夜間営業も可能となり、インバウンドや夜間観光需要の取り込みも期待されています。一体どのような施設になるのでしょうか? 本記事では、新たに誕生するエンターテインメント施設の詳細についてご紹介します。

外観イメージ(イメージ画像:株式会社トムスリリース)

パレットタウン跡地に国内最大級のEVサーキットが誕生!

再開発が進む東京臨海副都心の青海エリアでは、2022年8月に複合施設「パレットタウン」が営業を終了。また、2021年には年間約100万人もの利用があった「東京お台場大江戸温泉物語」も閉館するなど、近年は臨海副都心の集客力低下も課題となっています。

そんな中「パレットタウン」跡地の一部区画に誕生するのが、国内最大級のEVレーシングカートをメインとした都市型サーキット「CITY CIRCUIT TOKYO BAY」です。

ロゴは、CityとCircuitの頭文字「C」と、デジタルメーターやサーキットのコーナーなど、の体験がイメージされている(画像:株式会社トムスリリース)

日本国内において、サーキットといえば、鈴鹿サーキットやモビリティリゾートもてぎ、富士スピードウェイなどが有名ですが、いずれも立地は郊外。騒音や排出ガス、安全性などの面から郊外にせざるを得なかったといえるでしょう。

鈴鹿サーキット最終コーナー。通常のレースでは大きな音を響かせながらマシンが猛スピードで走っていく。(画像:photoAC)

しかし、EVカートでは「静音」「排出ガスなし」「デジタル制御」といった特性により、騒音、環境負荷の軽減、安全性の向上を実現。都市部でもサーキットを作ることが可能になり、シティとサーキットという、これまでは相いれることのなかった二者が融合できるようになったのです。

利便性の高い立地に加えて騒音や排ガスの問題もクリアされたことで夜間営業も可能となり、インバウンド需要やナイトライフ観光の促進が期待されています。

本格的なレーシング体験やe-Motorsports体験が可能

本施設の運営は、トヨタのオフィシャルチューナーとして約半世紀に渡ってレース事業、自動車用品事業、デザイン事業を展開してきた株式会社トムスが担当。

レーシングカートの国内最高峰大会である「全日本カート選手権」において、EV部門の車両開発も手掛けるトムス。そんなトムスが専用に開発したEVレーシングカートやシミュレーターによって、本格的な都市型レーシング体験やVR技術を駆使したe-Motorsports体験を提供予定です。

屋内エリアのイメージ。プロジェクションマッピングを取り入れたコース演出や、乗らなくても楽しめるシミュレーター。オンラインで世界中のレーサーと競い合うことも(イメージ画像:株式会社トムスリリース)

屋外および屋内コースでの本格的なモータースポーツ体験だけでなく、プロジェクションマッピングなどの新技術を活用した今までにないドライビング体験も可能とのこと。モータースポーツファンはもちろん、子どもや初心者も夢中になれるドライビング体験ができるのではないでしょうか?

ドライビングシミュレーターのイメージ(イメージ画像:photoAC)

サーキットだけじゃない!一日中楽しめる空間へ

「CITY CIRCUIT TOKYO BAY」では、ゲーム、映像、音楽、メタバースなどのあらゆるテクノロジーを取り入れ、eスポーツとのデジタルツインを推進するとのこと。またサーキット体験だけでなく、キッチンカーによる飲食、ラウンジやサウナなどの併設も計画されています。これまでにない革新的なエンターテインメント体験で、モータースポーツファンだけでなく、カップルやグループ、ファミリー層でも一日中楽しめる空間となりそうです。

夜間でも営業できる強みが活かされ、一日中楽しめる空間になるのでは?(イメージ画像:photoAC)

さらには、EV、AI、デジタルツインなどの次世代モビリティ技術についての実証実験から社会実装までを行えるエコシステムを構築することで、テクノロジーを活用した新しいモビリティライフによるウェルビーイングの向上やEVによるサステナブルな社会の実現など、ここならではの視点でSDGsに貢献していくとのこと。

次世代モビリティの可能性を体感しよう!

本記事では、2023年10月末開業予定である「CITY CIRCUIT TOKYO BAY」についてご紹介しました。

今回誕生する「CITY CIRCUIT TOKYO BAY」は、これまでに相いれることのなかったシティとサーキットが融合した次世代型エンタメ体験ができる注目の施設です。車好きな方もそうでない方も、次世代モビリティの未来を感じに出かけてみてはいかがでしょうか?

EVレーシングを体験してみては?(イメージ画像:photoAC)

■CITY CIRCUIT TOKYO BAY住所:東京都江東区青海1-3敷地面積:約11,000平方メートル収容人数:約1,600人竣工時期:2023年10月(予定)開業時期:2023年10月末アクセス:りんかい線「東京テレポート駅」より徒歩3分

逆瀬川勇造

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