1. トップ
  2. 恋愛
  3. 稲垣吾郎、新垣結衣ら出演の衝撃作『正欲』が第36回東京国際映画祭コンペティション部門に正式出品!

稲垣吾郎、新垣結衣ら出演の衝撃作『正欲』が第36回東京国際映画祭コンペティション部門に正式出品!

  • 2023.10.3
稲垣吾郎、新垣結衣ら出演の衝撃作『正欲』が第36回東京国際映画祭コンペティション部門に正式出品!
(C) 2021 朝井リョウ/新潮社 (C) 2023「正欲」製作委員会

稲垣「全てに疑問を持ちながら、純粋な気持ちで演技に向き合うことができました」

稲垣吾郎、新垣結衣らを出演者に迎え、岸善幸監督が朝井リョウの柴田錬三郎賞受賞作を映画化した衝撃作『正欲』。本作が、第36回東京国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることが決定し、キャスト陣からコメントが到着した。

原作小説は、「桐島、部活やめるってよ」で第22回小説すばる新人賞を受賞、「何者」で直木賞を受賞した朝井リョウが、作家生活10周年で書き上げた渾身の一作。朝井が「小説家としても1人の人間としても、明らかに大きなターニングポイントとなる作品です」と語る作品で、2021年3月に発売されるやいなやその内容が波紋を呼び、第34回柴田錬三郎賞を受賞した。

その映画化となる本作は、家庭環境、性的指向、容姿…さまざまに異なった“選べない”背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出す衝撃的な物語を、原作とは違い、ある種のラブストーリーとして映像化する。監督を岸善幸、脚本を港岳彦が手がける。

検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜役に稲垣吾郎。広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月役に新垣結衣。両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道には、磯村勇斗。そして、佐藤寛太がダンスサークルで活動し、大学の準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也、東野絢香が大也と同じ大学に通う神戸八重子を演じている。

この度、早くも注目を集める本作が、第36回東京国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることが決定した。10月23日~11月1日に開催される同映画祭が、本作のワールドプレミアとなる。この度の出品決定に際し、本作メインキャスト陣からコメントが到着した。

また、併せて新たな場面写真を紹介する。家族団らん中のはずが、啓喜(稲垣)を見る妻・由美(山田真歩)と息子・泰希(潤浩)の表情は穏やかではない様子…。ショッピングモールでの接客中の夏月(新垣)は、何かをこらえるようにうつむき、佳道は何とも言えない表情で一心に誰かを見つめている。

さらに、ダンスサークルのリーダー・高見優芽(坂東希)が同席する中、学祭実行委員として大也(佐藤)にイベント出演依頼をする神戸(東野)や、啓喜にある事件の資料を渡す検察事務官の越川秀己(宇野祥平)、パソコン画面をのぞき込む子どもたちと由美、右近(鈴木康介)、目を閉じて一心不乱に水を浴びる中学生時代の夏月(滝口芽里衣)と佳道(齋藤潤)など、物語を彩るさまざまな登場人物たちの気になる場面が切り取られている。

■稲垣吾郎コメント

見た後、それぞれ違った感じ方をしていただきたい映画になっていると思います。
全てに疑問を持ちながら、純粋な気持ちで演技に向き合うことができました。

■新垣結衣コメント

問われている感覚が、原作を読んだ時から、映画が完成した後もずっとそばにあります。
自分が想像しえない世界は確実にあって、そこにいまも生きている人がいる。
それがどういうことなのかを常に考えながら撮影した作品でした。

■磯村勇斗コメント

見終わった後、温かい気持ちになり、自分を大切にしようと思いました。
この『正欲』を通して、我々と見て下さった方が「何か」を共有し育み、互いに勇気を持って、一歩でも半歩でも自分の人生を進めていけるようなれたら嬉しいです。

■佐藤寛太コメント

善く生きるということ。人と共存するということ。人生の意義を考えること。
暮らしのなかでは保留することができる答えのない問いが、映画という実態を伴って眼の前に現れました。
僕はこの作品を引きずって大人になっていこうと思います。

■東野絢香コメント

完成された『正欲』は、人間の命がとても美しく描かれた映画でした。
上手に息が吸えない私たちに、今を生きるための酸素を送り届けてくれる作品です。
この映画が、少しでも多くの方に届く事を、心から願っております。

『正欲』は11月10日より全国公開。

元記事で読む
の記事をもっとみる