まさに食べるアート作品。【ホテル雅叙園東京】2023年新作クリスマスケーキ

多彩な美術品が館内を彩る【ホテル雅叙園東京】では、今年も華やかなクリスマスケーキを用意します。美術工芸品を思わせるケーキは、箱を開けた瞬間に驚きと感動をもたらす逸品ばかり。予約受付は2023年10月1日（日）からとなっていて、限定わずか10台の「玉手箱」が今年も登場します。

新作クリスマスケーキ全７種

老舗ホテルが贈る数々の美しいクリスマスケーキは全７種。ホテル雅叙園東京１階にあるPATISSERIE「栞杏 1928（りあん1928）」で提供されます。

▲今年も繊細で美しいケーキが登場 ＜画像提供：ホテル雅叙園東京＞

昭和６年（1931年）にホテル雅叙園東京が開業して以来、絢爛豪華な館内装飾を“昭和の竜宮城”と称されたことから発想したケーキセット「玉手箱」。館内で目にする組子細工をモチーフにした、チョコレートの重箱が見事です。箱に乗る繊細な飾りもチョコレート。わずか10台限定の特別なケーキです。

▲「玉手箱」 ￥31,000

上の重にはプティ･ガトー3種のほか、手毬チョコ、結晶ボンボンなどがぎっしりと詰め込まれ、下の重は嘉山農園の香り高い苺を使ったショートケーキをおさめます。

▲チョコレートで作られた一の重と、二の重。開けた時の驚きこそ、大切な想い出になるはずです

意外性を楽しむのなら、和心を盛り込んだ「抹茶かのこ」がおすすめです。バターをふんだんに使った抹茶と黒豆のケーク生地を土台に、栗羊羹や白いんげん豆、酒粕などを重ね、抹茶とホワイトショコラのムースで覆った逸品です。水引やぼんぼりを思わせる飾りつけにも、日本の美意識が宿ります。

▲「抹茶かのこ」 ￥5,800

ひと口めふた口めと「抹茶かのこ」を食べ進めるうちに、栗羊羹や抹茶のビスキュイ、酒粕など、様々な味が口の中に広がるのもシェフのこだわり。洋のなかにも伝統的な日本の味が重なります。

▲ミリ単位で味の違いと変化にこだわった「抹茶かのこ」

驚くほど苺が香る横須賀の嘉山農園の朝摘み苺。完熟させた苺を摘み取り、その日に使う「嘉山農園の苺のショートケーキ」は、箱を開けた瞬間に苺の香りが部屋中に広がります。甘さを抑えた生クリームとスポンジに、主役の苺が際立ちます。毎年楽しみにしているリピーターも多いのだとか。

▲クリスマスの一番人気「嘉山農園の苺のショートケーキ」 ４号￥4,800、５号￥5,800

聖夜の家の窓から見える風景をイメージした飾りつけが、想像力を掻き立てるチョコレートケーキ「オレンジ･ノワゼット」。ケーキ本体には仏ヴァローナ社の数種類のチョコが使われます。オレンジを丸ごと４時間煮込んだコンフィを加え、オレンジの皮の苦味がアクセントになった大人のケーキです。

▲「オレンジ･ノワゼット」 ￥6,000

ガナッシュやスポンジなど変化をつけたチョコの味に、オレンジのクリームやオレンジピールのペーストなど、濃厚なチョコとオレンジのハーモニーを楽しめます。

▲幾重にも重なる「オレンジ･ノワゼット」のカッティングピース

目に鮮やかな深紅のケーキ「フレーズ･柚子」は、フランボワーズと相性抜群の柚子の風味がマリアージュ。甘酸っぱい苺のコンフィチュールや濃厚な白餡と練乳の羊羹、柚子の風味が際立つアーモンドクリームなどを、苺のムースが包みます。艶々に輝く木苺のグラッサージュは、クリスマスの彩りにピッタリです。

▲「フレーズ･柚子」 ￥6,000

「フロマージュ―･フィグ」は、白いちじくのはちみつ漬けを使ったコンフィや、濃厚なスフレフロマージュなど、外も中も絶妙に異なる白のグラデーションが美しいケーキです。とっても柔らかですが、歯ごたえのあるピーカンナッツとグラハムクラッカーを使った土台など、食感の変化も楽しめます。クリスマスフラワーとして親しまれるホワイトチョコレートのポインセチアが聖夜の食卓を彩ります。

▲「フロマージュ―･フィグ」 ￥5,800

クリスマスシーズンの定番といえば、ドイツの菓子パン「シュトーレン」。しっとりとした生地には、洋酒に漬け込んだオレンジピールやレーズン、チェリーなどを混ぜ込み、ドイツから取り寄せた老舗のローマジパンを忍ばせます。日持ちがするので、毎日のデザートとして薄く切り、甘口のワインと共にいただくのがおすすめです。

▲「シュトーレン」 ￥3,500

驚きと楽しさに彩られ、ひと口のなかに多彩な味を忍ばせたこだわりのケーキたち。日本を代表する老舗ホテルが贈るアート作品のようなクリスマスケーキを、今年の想い出にしてみてくださいね。＜text＆photo：みなみじゅん 予約・問：ホテル雅叙園東京 https://www.hotelgajoen-tokyo.com＞