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編集後記「エレガンス、であること」:琴は、エレガンス。

  • 2023.9.29
知人が先生から譲り受けたという琴。大きくて写真に収まり切りませんでしたが、畳との相性も良く、素敵な佇まいでした。

琴は、エレガンス。

先日、知人の家に遊びに行ったとき、立派な琴を見つけました。「あれ、前はなかったのに、どうしたの?」と聞けば、最近習いにいっているとのこと。何か芸事を習いたくなって、辿り着いたのが琴だったそうで、友人曰く、先生は80歳を優に超えながらも、背筋がシャンとのびた女性で、ひと目見て「私もこうなりたい!」と思った、と。「練習を重ねるほど上達するし、芸事はあなた自身の品になるのだから」という先生の言葉に背中を押され、日々練習に励んでいる友人。彼女に教えてもらいながら、見よう見まねで触れ、最初の練習曲として有名な『さくら』を弾いてみたら、その音色の美しいこと! 驚きました。

さて、今回の特集は「エレガンス、であること」。ファッション、インテリア、言葉。様々な角度から「エレガンス」を見つめ直した特集です。エレガンスと聞くと、気品や、優雅、そんな言葉が思い浮かぶでしょうか。年齢や肩書き、仕事など言葉で説明できるものではなく、その人自身から自然と香り立つもの。着物を着て琴を演奏するなんて、優雅ですよねぇ。私も知人に誘われ、さっそくお琴教室の見学に行こうとしております。乞うご期待。

(本誌編集部 H)

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