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もはや韓国のお家芸なのか…杭州アジア大会で敢行された敗北後の“座り込み”、過去には1時間もの抗議も

  • 2023.9.29

もはや“お家芸”といっても良いのだろうか。

現在開催中の2022杭州アジア大会では、韓国代表選手の愚行が話題となっている。

9月25日に行われたテニス男子シングルスでは、韓国テニス界の看板選手クォン・スンウ(世界ランク112位)が格下のカシディット・サムレス(同636位、タイ)に敗北したことで激昂し、ラケットを地面に叩きつけて粉砕。試合後の握手も拒否していた。

ただ最も注目を集めているのは、24日に行われた柔道女子48キロ級の準決勝だろう。韓国のイ・ヘギョンがカザフスタンのアビバ・アブジャキノワに張り手を繰り返し浴びせ、非スポーツマン行為による一本負けを喫したのだ。

イ・ヘギョン
(写真提供=OSEN)イ・ヘギョン。9月24日撮影。

張り手と同様に問題視されたのは試合後の行動だった。自身の反則によって負けたにもかかわらず、イ・ヘギョンは“座り込み”を敢行。アブジャキノワの握手にも応じず、憮然とした態度で畳に居座っていた。

1時間にわたる“座り込み”も!

韓国人選手が国際大会で“座り込み”抗議をしたのは今回が初めてではない。

最も有名なのは2012年ロンドン五輪の女子エペ準決勝、韓国代表シン・アラムと2008年北京五輪の金メダリスト、ブリッタ・ハイデマン(ドイツ)の一戦だ。試合に敗れたシン・アラムは、なんと約1時間にわたる座り込みを行った。

シン・アラム
(写真提供=OSEN)シン・アラム(左)。2014年9月22日撮影。

第3セット終了時点で14-14だったこの試合は、1分間の延長戦に突入した。エペの延長戦はランダムで優先権が付与されるのだが、引き分けに終わった場合は優先権を持った選手の勝利となる。偶然にも優先権を与えられたシン・アラムは、相打ち、もしくは1分間の防衛に成功すれば決勝進出が決まるという状況だった。

しかし、シン・アラムは残り1秒という瀬戸際で決勝点を取られて敗北を喫することに。これに違和感を覚えた韓国側は、ラスト1秒でハイデマンが3回も攻撃していたことに対して激しく抗議した。一方のシン・アラムは、メダルが確定する決勝行きを逃したショックが大きかったのか茫然自失となり、ピストから動けず、約1時間にわたって座り込んでいた。

結局、韓国側の抗議は受け入れられず、ハイデマンが決勝へと進出。準決勝での敗北の影響か、シン・アラムはその後の3位決定戦も落とし、メダル無しの4位で大会を終えた。

ただ後日、この試合結果は運営側の誤審という結果が出た。当時、試合時間を計測していたのは正式な審判員などではなく、若いアルバイトが担当していたという。そのため、ハイデマンの攻撃が1秒をわずかに過ぎていたことを判別できなかったようだ。韓国では「ロンドンの1秒」という言葉が流行したほど注目を集めた。

にもかかわらず、国際フェンシング連盟は誤審に対しては謝罪せず、その代わりとしてシン・アラムに特別賞を与えると発表。統括する大韓体育会は受け入れたものの、当のシン・アラム本人が拒否した。

ロンドン五輪のケースは結果的に誤審だったことが判明したが、自身に不都合な判定に“座り込み”で抗議するというのは決して褒められたものではない。

このように、韓国人選手は結果もさることながら、スポーツマンシップに反する行動で注目を集めることは珍しくない。いくら実力があったとしても、人間性という点で成熟していなければ一流のアスリートとは言えないだろう。

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