永山瑛太「吉岡里帆さんを信じて現場に通っていた」期待の新ドラマの撮影秘話を明かす

2023.10.10

未来人・翔の役衣装で登場した永山瑛太さんと、水色の淡いドレスに白のブーツで登場した吉岡里帆さん。一社ずつ写真撮影をするスタイルに「このスタイルは生まれて初めて」と驚く二人の様子から、会見はスタート。火曜23時放送の火ドライレブン『時をかけるな、恋人たち』の見どころを語った。

「毎日生きていける」パワーを込めたドラマに

「ドラマの見どころは？」と聞かれた吉岡里帆さん（以下、吉岡）はこう答える。

「とにかくテンポが良くて、30分があっという間に感じると思います。『これまでにない新しいドラマを作る』と銘打って走り出したドラマです。1話から伏線が張り巡らされているので、注目してほしいです」

まるで恋をしたときのエネルギーが湧いてくるような、これで毎日生きていける、と思える活力を込めたドラマにしたい。普通のOL・廻（めぐ）と、未来人・翔（かける）が出会って人生が超展開していく様を感じ取ってもらいたい、と笑顔で続けた吉岡。

300年後の未来人・翔を演じた永山瑛太さん（以下、永山）は「翔は、今まで自分が俳優をやってきたなかで、1番難しい役でした」と言う。

「辻褄合わせをしなくてはいけない、ということが、人間にとってどれだけ窮屈なのか。人の気持ちを動かすことの難しさを、演じながら考えていました。この『時こい』は、とくに超難解な台本なんです。演じている自分でさえも、きちんと理解できているのかわからない。1つだけ一貫しているのは、吉岡里帆さんという人を信じてやる、それだけを貫き通して毎日、現場に向かっていました」

俺ここにいていいのかな？おじさんが1人混じってる、みたいに思われてないかな、と不安も覗かせた永山。「そんなことないですよ」と笑いながらフォローする吉岡との阿吽の呼吸は、そのまま撮影現場での連携を想像させた。

火ドライレブン『時をかけるな、恋人たち』は、10月10日（火）23:00に初回放送。

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ライター：北村有（Kitamura Yuu）
主にドラマや映画のレビュー、役者や監督インタビュー、書評コラムなどを担当するライター。可処分時間はドラマや映画鑑賞、読書に割いている。Twitter：@yuu_uu_

撮影：雪か企画・ヒゲ企画