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小児病棟で感じた独特の雰囲気「何かあるのが当たり前」を学んだできごと

  • 2023.9.28

河野りぬ@子育て&鬱経験エッセイ(@rinu.illustjob)さんの息子は、生後2か月のときに「先天性白内障」と診断されます。手術を受けるために、初めて小児病棟へと足を踏み入れます。するとそこには、普段の生活では関わることがなかった、さまざまな事情を抱えた子どもと家族が過ごしていました。独特な雰囲気を感じた河野さんは…。『息子に目の障害が見つかった話』をダイジェスト版でごらんください。

初めての小児病棟で感じたこと

息子の目の手術を受けるため、初めて小児病棟へ付き添い入院をした河野さん。するとそこには、さまざまな事情を抱えた子どもと家族の姿がありました。「何かあるのが当たり前」という日常があることを感じた河野さん。今まで感じたことのない、独特の雰囲気を感じ取りました。

するとそんな中、同室の方に声をかけられます。

あれ?もしかして…

同室と思われる女性とあいさつを交わした河野さん。子どもがアイパッチをしている姿を見て、思わずわが子の病状について話します。すると、子どものお母さんからは「今後は義眼になる」と聞かされます。

息子の目の病気が発覚したとき、実はいろいろと調べていた河野さん。このお母さんの一言で、子どもが重大な病気を抱えていることを察しました。

親子が直面している病気とは

「手術が無事に終わり何よりです」と語るお母さんの姿、印象的ですね。このあと、河野さんは「何て声をかければよかったのだろう」と思案しますが、考えても答えはでませんでした。

初めて小児病棟へ足を踏み入れた河野さん親子。「何かあるのが当たり前」という日常に触れます。さまざまな事情を抱えている家族がいる現実を肌で感じたできごとでした。

普段の生活では、病気や障害を抱えている人と触れる機会は、ほとんどありません。ですが、いつ、わが子が当事者になるのかは誰にもわかりません。

病気が発覚したときの親の葛藤や行動などが、詳細に描かれている作品です。もし、壁にぶつかってしまったら…。病気との向き合い方や情報収集の仕方など、参考になります。

『息子に目の障害が見つかった話』の著者である河野りぬさんは、この漫画にこめた思いについて以下のようにコメントしています。

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「当時、息子に降りかかった病について必死に情報を集めました。しかし、ほとんど情報らしい情報がなく、保護者同士の情報交換の場もどこにもありませんでした。

その時の不安な気持ち、よりどころの無さ、社会から切り離されたような孤立感は、いまだによく覚えています。

私たちの経験が、これから同じような病で困っている親子の参考になればと思い漫画にしました。」

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この漫画は子どもの目に関する病気について紹介したものです。子どもの体について心配なことがある場合は医療機関を受診し、医師に相談をしてください。

著者:ももこ

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