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貯金上手が断言、「その節約術じゃお金は貯まりません!」無理ない節約方法は?

  • 2023.9.28

生活を切り詰めて節約生活を送っていると、ストレスがたまって逆に散財してしまうことがある。いわゆる節約リバウンドというものだ。節約疲れによるムダ遣いを防ぐためには、普段の節約生活に次のようなものを取り入れるとよい。

■節約疲れでムダ遣いが増える?「節約リバウンド」を防ぐポイント

値上げラッシュだからといって節約をがんばりすぎると、ストレスがたまって反動で無駄遣いしてしまうかもしれない。そんな節約リバウンドを防ぐには、次のことに気をつける必要がある。

●毎月自由に使える金額を決める

「生活費を削れるだけ削ろう」とストイックに節約している人こそ、毎月自由に使える金額を決めておいたほうがよい。外食などしたときにストレス発散とばかりに、注文しすぎてしまいがちだからだ。

たとえば自由に使える金額を1万円などに設定し、その額までは好きに使おう。

使い切れなければ翌月以降に持ち越して、少し値が張るモノやサービスにお金をかけるのもよいだろう。ただ「使わずに貯めよう」とは考えないことだ。あくまでその額は使ったほうがいい。

●いつもと行くお店を変えてやる気を保つ

商品の値動きの変化がつかみやすいため、買い物をする場所は基本的に固定したほうがよいが、たまには行くお店を変えるのも得策だ。

いつも同じ店でばかり買い物していると、単純に飽きてしまい、節約のやる気が失われてしまう。

その点、店を変えると、いつも行くスーパーでは見ない商品も目に入るので、新鮮な気持ちで買い物できる。

無理な節約をして出費がかさんだら元も子もないので、メリハリのある節約を心がけよう。

■節約を続けるデメリット

給料が上がらないのに物価が高くなりつつある今、「節約」は誰にとっても大事なテーマといえるが、実は節約に意識を向けすぎると、よくない効果が現れることがあり、長い目で見て損をすることもある。

●若いときにしかできない貴重な経験ができなくなる

若いうちから節約しすぎると、その時にしかできない貴重な経験ができなくなる。

たとえば、5万円を使って旅行するにしても、20代で行くのと60代で行くのとでは、感じること、得られる経験が異なる。

今やりたいことを我慢して節約をすれば、当面の生活には備えられるかもしれないが、“今の自分”にとって必要な経験、将来役に立つかもしれないことには、あまりお金を惜しまないほうがいいかもしれない。

●物価が上がるにつれて生活が苦しくなる

どんなに節約をしても、収入が増えないと物価が上がればそれだけ生活が苦しくなる。

特に最近は、生活に必要な食品や電気、ガスの物価が大きく上昇している。

全体の物価上昇率を見れば年率3~4%程度だが、食品は9%、電気、ガスは10%以上となる(補助金を除いた場合。2020年基準、2023年4月分のデータ。総務省)。

食費や光熱費の節約はある程度までしかできないし、物価の上昇で相殺されてしまう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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