藤森陽子の自分史上最多ごはん：〈カッチャルバッチャル〉の「バターチキンカレー」

藤森陽子さんの自分史上最多ごはん

スパイスつまみとお酒を楽しんでから、必ず食べる看板メニュー

10年以上前にこの界隈に引っ越して、おいしげなお店はないかとパトロールしていた時に発見。「お酒が進むインド料理屋さん、最高！」と虜になりました。以来、田村修司シェフには雑誌の企画でもお世話になっています。

バターチキンカレーはインド料理店の“名刺代わり”的一品だと思うので大概頼むのですが、これは未体験の味でした。「酸味を効かせた料理が好き」とおっしゃる田村さんのレシピは、酸味がいい。クリーミーなものが多い中、トマトの酸味が鮮やかなこの味に惹かれて通い続けています。ターメリックライスが進む！

Information

〈カッチャルバッチャル〉の「バターチキンカレー」

爽やかなトマトの酸味と、最後に加える焦がしニンニクが、クリーミーなだけでないクッキリとした味の輪郭を構成。1,200円。
TEL：03-5954-5551

profile

藤森陽子

食を中心に執筆。お茶、コーヒー、お酒など液体系の取材が多い嗜好系ライター。「BRUTUS」が監修する切手シリーズ「おいしいにっぽん」の編集も担当。