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「うちの子は悪くないでしょ?」【いじめっ子の親が強気で謝罪なし!】→しかし、相手の父親が実は?

  • 2023.9.26

学校現場で敏感になっている、子どものいじめ問題。様々な要因が絡んで解決が難しいこともありますが……。今回は教師の友人が目撃した、親が出てきて一発で解決したケースをご紹介します。

画像: 「うちの子は悪くないでしょ?」【いじめっ子の親が強気で謝罪なし!】→しかし、相手の父親が実は?

からかいがいじめに繋がっていく……

友人A子は小学校教師。ここ数年は社会の目も厳しくなり、特にいじめ問題にはアンテナ張って仕事をしています。そんな中で起きた事件でした。

ある児童BとCが、些細なからかいからいじめに発展したのです。Bはどちらかと言うとからかいを受けやすく、Cはいかにもいじめっ子で普段から暴力的。二人に力関係の差があることから、A子は注意して二人を見ていたといいます。

ところが、Bも負けじとCをからかい、そしてCに殴られて泣かされていました。
「お互いに関わらない、からかわない」と二人に約束をとりつけるも、BとCの様子は変わりませんでした。

いじめっ子の親に連絡

Bの親からは「わが子がいじめられているので、学校に行きたがらない。」とお怒りの連絡が入るように。Bは自分もやり返していることは親には話していない様子。A子は担任として解決策を模索しつつ、いじめっ子Cの親に連絡を入れました。でもCの家庭は複雑で、連絡がなかなかつきません。

そうこうしているうちに、Bの親がしびれを切らし始めて……。
やっとCの父親と連絡がついたかと思えば、「そんなの、向こうもからかってくるのに、こちらが一方的に悪いわけがない。僕は口で分からない奴には殴ってやれ、と教えてますから」との答え。
殴ったことへの謝罪を求めるも、Cの父親も本人も頑として自分の言い分を譲りません。

当然、BとCのいざこざも解決しないままでした。

そして両方の父親がご対面

A子はBの父親に、Cの父の言い分も含めて、正直にありのままを話すことにしました。
するとBの父親は「わかった、じゃあ私が直接その方とお話します。親同士で解決します」と言い切ったのです。

Bは3人兄弟の末っ子のため、A子は上の兄弟達を通じて、Bの父親とはすでに面識がありました。実はBの父親、見た目は相当いかつく、元格闘技の選手とのこと。筋の通らないことは大嫌いな人でした。

そして後日行われたBとCの父親の話し合い。ヘラヘラとした態度で教室に入ってきたCの父親は、Bの父親を見た瞬間、表情が強ばりました。明らかに緊張した様子で席につきます。子供の手前、後には引けない状況です。

しかし、強面のBの父親が繰り出す正論は、反論の余地も無かったようです。「わが子は少々空気が読めなかったり、調子に乗ってしまう面があります。それでも、あなたの息子さんとの腕力の差は歴然でしょう。腕力で相手をねじ伏せるのは、間違っている。私も息子にしっかりと指導するので、C君のお父さんもお願いできますか?」

強面のBの父親にこう言われたCの父親は、「今後一切、手を出さない。関わらない」と息子ともども約束をし、すぐにその場を後にしたそうです。

もちろん、いじめ問題も解決。A子は自分だけの力で解決できなかったことをBの父親にお詫びしました。すると「女性の先生だから強くは出てこないだろうと、舐めていたようですね。相手が悪かっただけですよ。」と励まされました。

A子は、自分の力不足を悔やみながらも、Bの父親の毅然とした対応に感銘を受けたそう。それからも、A子は他の先生とも連携をとりながらいじめを未然に防いだり、解決するために日々奮闘しているそうです。

Itnライター:田中つぐみ

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