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要領が悪い人は、「やることリスト」ではなく「やらないことリスト」をつくるとうまくいく。

  • 2023.9.27

いつもやることが積み重なっていっぱいいっぱい。要領の悪い自分を変えたい......そう思っている人は、この本を参考にしてみてはどうだろうか。『やることを8割減らすダンドリ術』(大和書房)が2023年9月27日に発売される。著者の飯田剛弘(よしひろ)さんは、外資系企業での経験から効率的な仕事術を編み出し、現在は人材育成などを手がけている。

飯田さんは、段取りが下手な人は「要領が悪い」のではなく「頑張りすぎ」ているだけだと指摘している。タスクを抱え込み、人に頼れず、自分で「頑張りすぎ」た結果、スケジュール通りに進められないという状態におちいっているのだ。つまり、「頑張りすぎ」をやめればサクサクこなせるようになるはず。

本書がすすめているのは、「タスクの8割を減らす」ことだ。どうやったら一気に8割も減らせるのだろうか? 本書で紹介されているのは、以下のような方法だ。

・やらないことリストをつくる
・ボールはすぐにパスする
・「完璧な返信」よりレスの早さを重視
・予定は変わって当たり前(最初に決めたことにこだわらない)
・紙にメリット・デメリットを書き出す

段取りよくこなすには、「やるべきこと」ではなく「やらなくてもいいこと」をリストアップするとよいという。

また飯田さんいわく、段取りが下手な人は「最初に決めたことは必ず守らなければいけない」と考えがちだ。外資系企業では、遅れやアクシデントなどでスケジュールが変わることは当たり前だそう。「やらなければ」と思っていっぱいいっぱいになっている人は、「やらない」に変えてもいいと気づけたら、ぐっとラクになるかもしれない。

【目次】
Chapter1 「8割のムダ」を減らす考え方
Chapter2 「やらないことリスト」のつくり方
Chapter3 立ち止まらない自分へ!「行動ブレーキ」の外し方
Chapter4 「切り替えのコスト」を見直し、ムダを省く
Chapter5 「プランB」があれば、遅れやトラブルは怖くない
Chapter6 「他人」を味方にすればダンドリはグッとラクになる
Chapter7 計画通りに進まなくても、あわてる必要はない
Chapter8 大まかな「時間割」で、日常をスッキリ整理しよう
Chapter9 ちょっとした「細切れ時間」のチリツモ活用法
Chapter10 時短&効率UP! インターネット活用術

■飯田剛弘さんプロフィール
いいだ・よしひろ/愛知県生まれ。南オレゴン大学卒。ITベンチャーでインド企業との共同開発に従事。プロジェクトマネジメント協会の標準本を翻訳。その後、マーケティングを担当し、データベース監査市場にてシェア1位獲得に貢献(ミック経済研究所)。外資系企業に転職し、これまでの「長時間、がんばる」の限界を痛感。この経験をきっかけに、過去の常識にとらわれない、効率的な仕事術を探求。そして、「やることを8割減らす」という新しいがんばり方で、定時内で成果を出す。最終的には、4つの地域(日本、韓国、東南アジア、オセアニア)のマーケティング責任者としてチームをリードし、自身のノウハウを日本人はもとより現地の外国人を含めたメンバーへ伝える。現在は、ビジネスファイターズ合同会社の代表として、執筆活動の他、マーケティングや人材育成の支援に力を入れる。これまでの著書に、スマッシュヒットとなった『仕事は「段取りとスケジュール」で9割決まる!』(明日香出版社)の他、『童話でわかるプロジェクトマネジメント』(秀和システム)、『PMBOK はじめの一歩 スッキリわかるプロジェクトマネジメントの基本』(共著、翔泳社)などがあり、累計部数は8万5000部を超える。

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