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人気エディター・川口ゆかりの「ふたり暮らしのおしゃれレシピ」 第67回「秋の夜長を楽しむ! お月見デート」

  • 2023.9.26

古くは奈良時代や平安時代から楽しまれていたと言われる“お月見”。1200年以上も前から人々の心を魅了してやまない月が、1年でもっとも美しく輝くのが中秋の名月です。太陽暦を採用している現代はその年ごとに日が異なり、2023年は9月29日(金)がその日にあたるのだとか。1年に1度のスペシャルな日。今年は東京で一番、月に近い場所で神秘的なお月見デートを楽しんでみませんか?

雲と月を同時に見られるのは、「ホテル椿山荘東京」だけ!

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都心にありながら、森のような庭園の中に立つ「ホテル椿山荘東京」。受け継がれてきた自然や地形を生かし、春は桜やきらめく新緑、初夏は蛍、秋の紅葉に雪景色の中の椿など、季節の移ろいに合わせて圧倒的な自然の絶景を楽しむことができる、数少ないラグジュアリーホテルです。幼少時代、こちらの庭園で行われた“ほたるの夕べ”イベントに家族で参加したこともあり、私にとっては思い出深い場所でもあります。そんな「ホテル椿山荘東京」で2023年9月19日(火)から開催されるのが、月の庭園演出「TOKYO MOON ~雲と月~」です。

「TOKYO MOON~雲と月~」とは?
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本来、雲海は山間部などで季節・時間・気象条件がすべてそろって初めて見られる特殊な自然現象。そんな奇跡とも呼べる情景が18:40~、1時間おきに計4回、園内にある幽翠池の水上に再現され、直径約3mもの月が浮かび上がります。そして、水面にすぅ~っと映り込んでいく。その美しさたるや! 神秘的な音響も相まって、そこにいた誰もが息をのむほど。

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再び雲がかかったかと思えば、青い光に照らされた月がひょっこりと顔を出します。約7分間の演出の最後には、超雲海に月が静かにのまれ、消えていく……。まさに圧巻!

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特筆すべきは、この月がCGではなく、ホテルの屋上から2023年6月4日に撮影した満月を投影しているということ。6月の満月はストロベリームーンとも言われていて、好きな人と一緒に見ると結ばれるという言い伝えがあるのだとか。年に1度しかないお月見は、秋の風物詩のひとつ。つまり、秋にしかできないデートでもあるのです。そんな特別な日に特別な月を愛でるなんて、風情があって素敵。気象条件によって雲海スクリーンの形状や投影される月が異なるのも、大きな魅力です。これは、2023年11月8日(水)までの期間中、何度も足を運びたくなりますよね。

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夜風は涼しく、虫の鳴き声や水の音。隣には好きな人がいて、歩く速度に合わせてゆっくりと輝く月が追いかけてくる……。最新のテクノロジーを使っていても、自然を感じることができるなんて、想像しただけでもロマンチックじゃないですか。

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その昔、夏目漱石がI love youを“今夜は月がきれいですね”と訳したといわれるように、月は私たち日本人の心をゆさぶる存在です。今年の中秋の名月は9月29日(金)。「ホテル椿山荘東京」では、29、30日の二日間は特別演出として、中国楽器 二胡の演奏も予定しているのだとか。これを利用しない手はない!

庭園でお月見を眺めたら、そのままディナーやイブニングハイティーもよし、メインバーでオリジナルカクテルをしっとりと一杯。そんな大人の夜が過ごせるのも、ラグジュアリーホテルならではの楽しみ方。今年の中秋の名月は、大切な人を誘ってスペシャルな東京の月を愛でる。風情があるお月見デートで、とっておきの思い出をつくりませんか。

*この記事は2023年9月16日時点のものです。

写真・構成/川口ゆかり

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