【背中ストレッチ】こりかたまった身体をすっきりさせる5つの動き｜ご慈愛ストレッチ③

座り姿勢の多くなるリモートワークな現状に加えて、こたつやホットカーペットの誘惑から逃れられないこの季節。縮こまりがちでこわばった身体は、思い立ったらすぐできる『ズボラストレッチ』に委ねるべし。グーンと伸ばしてじんわりほぐして、自分をゆるりと癒してあげて。

 

教えてくれた人｜深井裕樹さん

ストレッチインストラクター。『ズボラストレッチ』というYouTubeチャンネルで1年で120万人超の登録者数を獲得。メイン視聴者は30〜50代女性で、ながらでできる簡単な痩せるストレッチが人気。
「ズボラストレッチ」 https://www.youtube.com/channel/UCywiirCAHLPix_jHNyPpkkg

背中ストレッチにトライ！

自分で見ることのできない後ろ姿。いつのまにかこり固まってカチカチ&ムクムクになっているのでは？ 肩甲骨を動かすコツを習得して、すっきり背中を手に入れたい！

ストレッチをはじめる前に、まずはここをCHECK！

背中で手と手が触れるかのテストをして、肩甲骨と肩関節、背骨の柔軟性をチェック。片側は手が組めたとしても、反対側は指すらつかないという人も多いのでは？

✔︎ストレッチのコツ①

背中のストレッチでは肩甲骨とワキ腹を中心に動かしましょう。背中だけでなく、二の腕や腰も一緒にほぐすことができます。長時間のデスクワークで上半身のコリに悩んでる方にもおすすめですし、腰まわりの浮き輪肉にも効果を発揮しますよ！

背中ストレッチ① ぐるぐる肩まわし

両手を肩に置き、前から後ろへなるべく大きくぐるっとまわす。肩甲骨を意識しながら、呼吸を止めずにゆっくりと30秒間行う。

背中ストレッチ② ワキ腹＆ワキの下のばし

あぐらをかいて、片手をひじから床につける。反対の手の指先を誰かに引っ張られているようなイメージで、ワキ腹・ワキの下を伸ばしながら身体を横に倒していく。このときなるべく、お尻が浮かないように注意して。30秒キープ後、反対側も同じように行う。

背中ストレッチ③ ぎゅうっとセルフハグ

あぐらをかいて座る。息を吸いながらゆっくりと限界まで両腕を伸ばし、胸を開く。肩甲骨を意識しながらゆっくりと腕を閉じていき……最後に背中をしっかり丸めて自分の身体をぐっと抱きしめる。一連の動きを30秒間行う。

✔︎ストレッチのコツ②

背中ストレッチ④ 肩を上げ下げ

思い切り力を入れて、両肩を限界までぐーっと引き上げる。腕ではなく肩を上げること。息を一気に吐きながら、ストンと肩を落としてリラックス。30秒間繰り返す。

背中ストレッチ⑤ 肩甲骨タッチ

片方の手をワキ腹から上に伸ばして曲げ、伸ばした側の肩甲骨を触る。反対の手でひじを押さえる。そのまま横に軽く倒し、二の腕が伸びるのを感じながら30秒間キープ。反対側も同じように行う。

ストレッチをはじめる前より、手と手の距離が近づいたらしめたもの。肩甲骨がよく動くようになれば、背中もキュッと引き締まる！

 

photograph:Daisuke Taniguchi hair&make-up:Aoi Nagasawa model:KAKAZU illustration:Shibahiro edit&text:Kei Yoshida re-edit:Yuri Iwata［press lab］
※kiitos. vol.22（2021年12月23日発売）より抜粋。