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「早く帰りたいのに…」21時の誰もいないオフィスで掃除することになったワケは

  • 2023.9.23
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生理2日目。どんよりした気分で迎えた出勤日。その日は繁忙期だったので、仕事が忙しくなるのは出勤前からわかっていました。長時間の仕事を終わらせ、「さあ帰ろう」と立ち上がると……?!

生理2日目に激務

私はもともと経血量が多いほうで、学生時代から生理のたびに失敗をし苦い思いをしてきました。しかし、大人になるにつれて対策できるようになり失敗も減っていたのですが、そんな矢先のこと……ある事件が起きました。

この日は生理2日目でした。ちょうど繁忙期に入っていて仕事が長引くことを想定し、夜用ナプキンを持参。万が一漏れても大丈夫なようにガードルと色が目立ちにくい黒いパンツをはいて、準備万全で仕事に向かいました。

予想通り残業となり、2時間半ほどお手洗いに行かずに仕事に集中していた私。やっとの思いで仕事を終わらせたときには、フロアには誰もいなくなっていました。帰りの支度をしようと立ち上がると……なんと会社の椅子に赤黒いシミが! 私は「どうしよう……」と青ざめてしまいました。

誰もいないフロアで…

なんとか今日中に椅子のシミを取っておかなければなりません。時計はすでに21時を回っています。1日の疲れがたまり体はクタクタでしたが、なんとか力を振り絞りシミ取りを開始しました。

椅子はクッションが取り外せないタイプだったので、まずはティッシュとアルコールを使って汚れを取りますが全然落ちません。次に給湯室にあった食器用洗剤をつけて拭いてみますが、これもダメ。

悩んだ末、「経血漏れ 椅子」とネットで検索するとアンモニア水を使うと汚れが落ちると知り、ドラッグストアへ直行。誰もおらず、電気の消えた真っ暗な会社に戻るとなんとも惨めな気持ちになります。買ってきたアンモニア水をドキドキしながら椅子にかけると、きれいに汚れが落ちホッとしました。無事シミ取りを終え、家に着いたころには深夜になっていました……。

備えあれば憂いなし

この一件で経血漏れが怖くなり、黒い座布団、ティッシュ、アンモニア水、中性洗剤を会社に常備するようになりました。万が一漏れても椅子を汚さないように黒い座布団を敷いておけば少し安心です。

また、経血漏れ予防として量が多い日は1時間に1回は必ずお手洗いに行く、生理用オーバーパンツを重ねばきする、可能なら在宅勤務に変更してもらうといった対策を実践しています。

この事件以降、私は会社で経血漏れを起こすことはなくなりました。また、同僚の女性がうっかり失敗してしまったときに、経血漏れ対策グッズを貸して感謝してもらったこともあります。作業に集中しているときや座っているときは、経血が漏れやすいので注意が必要だと思いました。また、もしものときのために、経血漏れ予防・対策をしておくことの大切さに気付かされた一件でした。

※アンモニア水を使用する際は、保護手袋や保護メガネで皮膚や目を守りましょう。刺激臭が強いため、直接臭いを嗅がないように注意し、換気をしたうえで使用します。汚れ落としとして使用する場合は、色落ちテストをおこないましょう。素材によっては使用できません。

著者/北口リエ
イラスト/おみき
監修/助産師 松田玲子

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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