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「男の僕にはわからない。でも…」生理に対する男性上司の言葉に思わず涙

  • 2023.9.23

社会人1年目で初めての研修。ひとりで研修に参加するのが不安で、私は弱音を吐いていました。そんな私を心配してか、教育担当をしてくれていた男性上司が研修に着いてきてくれることに。その研修中にある出来事が……。

初めての研修と生理が被ってしまった

高校を卒業して、私は訪問型の介護職に就きました。資格は持っていなかったため、仕事をし勉強しながら資格取得を目指すことに。

そのとき、私の教育担当になった男性の上司に、「資格の勉強とは別に研修があるので行ってみないか」と誘われました。私は行きたい気持ちはあれど、社会人1年目だったということもあり研修をこなせるかという不安な気持ちでいっぱいに……。そんな私を察してか、研修には上司が着いてきてくれることになりました。

そして研修前日、なんと生理がきてしまったのです。当日は生理2日目。念のため痛み止めを服用し、研修へ参加したのですが、研修先で大変なことに……。

上司には言いにくい…我慢した結果

研修の途中までは、薬が効いていたので痛みはありませんでした。

しかし、研修が半分ほど終わったころから薬が切れ始めたのか、少しずつ痛みが……。持参していた1回分の痛み止めの薬を休憩時間中に服用したもののあまり痛みが和らぐ感じはなく、次第に吐き気も。

上司に相談しようとも思いましたが、男性には言いづらく、私は我慢をしてしまいました。

そして、あともう少しで研修が終わるというころ、気分の悪さが増し、私の記憶はそこで途絶えてしまったのです。

上司の言葉

気がつくと、私は医務室のベッドで横になっていました。

私は、医務室の人に生理中であったことを伝えると、「貧血と腹痛の影響だと思うけれど、研修の緊張もあったのかもしれないね」との言葉が。幸い座っての研修だったので、けがはありませんでした。

すると、私が目を覚ましたことを聞いた上司が医務室に。私に駆け寄ってくれ、心配そうな顔で「しんどいときは相談してほしい」と言ってくれたのです。

私は、正直に「生理ということを恥ずかしくて言えなかった」と伝えると、「たしかに言いにくいかもしれない。男の僕にはつらさもわからない。でも、我慢するのはよくないよ」とやさしく声をかけてくれたのです。

今回のことで、いろいろな人に迷惑をかけてしまい、深く反省をしました。このことがあってからは、生理で体調が悪いときは恥ずかしがらず、誰かに相談するようになりました。上司も気にかけてくれて、私が体調不良のときには仕事量を減らし、体に負担をかけないようにしてくれています。やさしい上司がいる職場に就くことができてよかったです。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者/櫻井 藍
作画/ちゃこ
監修/助産師 松田玲子

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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