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古い風習を押し付ける姑「嫁は休まず働け!」⇒STOP!ありえないしきたり!洗脳から覚めた結果…

  • 2023.9.25

スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「恐るべき古い因習」を紹介します。

夫・ケンタと結婚したパニ子。しかし早々に舅が他界し、姑はひとり暮らしになってしまいました。結婚の挨拶をしてまもなくのことで短い交流でしたが、おだやかでやさしい舅の他界は、パニ子にとっても悲しいことでした。しかしこれをきっかけに、とんでもないことが起こったのです。

田舎ルールを強要する姑

夫の急な他界が受け入れられない姑は、ある日突然「ケンタとパニ子さんが私の面倒をみてちょうだい!」としつこく同居を要求するようになりました。

姑には同情しますが、それとこれとは話が別です。どうにか説得しようとしたものの親戚からも「長男と嫁の責務」とよってたかって言われ、無理やり同居生活を承諾させられてしまったのです。

そしていざ始まった姑との同居生活。姑は独自の田舎ルールを強要しはじめました。

ある日の夕飯では「テーブルいっぱいに料理を並べるのがウチの田舎じゃ当然!」と言い、パニ子の料理にケチをつけます。しかし3人しかいないパニ子の家庭では、そんなにたくさん作っても食べ切ることができません。

それでも姑は「ウチの田舎では食事を残さず食べられたら恥とまで言われているのよ? 余るくらい作りなさい!」と言い張るのです。

こんな調子で、何でもかんでも田舎田舎……。パニ子はうんざりしていました。

「一緒に田舎に行ってほしいの」

ひと月ほど経ったある日のこと。パニ子が仕事から帰ると、姑が妙な笑顔を浮かべて近づいてきます。何を言われるかと思っていると「田舎で姉の夫の法事があるから一緒に手伝いに行ってほしい」と言う申し出。その日はケンタは仕事があり一緒に行けません。

パニ子が迷っていると、姑は淋しそうに「パニ子さんに私の大切な田舎を見てほしいの。美しい景色を見て人情味あふれる田舎の人たちと知り合えば、パニ子さんもきっと好きになるわ」と言うのです。

思わずほだされてしまったパニ子は「行く」と返事。翌週末は姑と一緒に姑の田舎に出向くことになったのです。

嫁は奴隷!!

そして翌週、姑の実家に到着すると、ちょうど法事の準備をしている真っ最中。たくさんの女性が座布団を運んだり会食の準備をしたりと、忙しく働いていました。

長旅だったパニ子がひと息つこうと椅子に腰掛けると、すかさず姑が止めに入ります。「うちの田舎では嫁は奴隷! 来たからには田舎のルールに従ってもらうわよ! わかったなら黙って働きなさい!」

騙された! と思ったパニ子。「奴隷扱いされるいわれはありません!」と、帰ろうとしましたが、姑は「そう言うと思ったわ。でも帰れないわよ〜だってバスは1日2本しかないし、車がないとどこへも行けないんだから!」とニヤニヤ笑っています。

スマホの電波すら入らないので、ケンタへの連絡もタクシーを呼ぶこともできません。

勝ち誇った顔でパニ子を見る姑と親戚の面々。「ここらじゃ姑に逆らう嫁なんていないわよ!」「アンタ恥ずかしくって外も歩けないわよ!」とパニ子を責める言葉が飛び交います。

「私はここの住民じゃありませんし、知らない人にヒソヒソ言われたって痛くも痒くもありません!」パニ子はそんな勝手なしきたりに従うつもりはありませんでした。

洗脳から覚めた嫁たちに姑は…

「そもそも田舎のルールって何なんですか? 奴隷なんてどの時代の話?この地域には日本の法律が適用されないんですか?」パニ子の言葉に姑も親戚もたじろぎます。

忙しく働いていた女性たちも手を止め、パニ子の話に耳を傾けています。「ご近所さんがなに? ヒソヒソされたって無視すりゃ良いだけの話だし、イヤになったらこの村を出て行けばいいんだから!」みんなどこかの嫁なのでしょう、パニ子の話を『信じられない』という顔をして聞いていました。

「そうか…そうなのね! 私、出ていっても良いんだわ!」

「この村でしか生きていけないと思い込んでた!」

パニ子は洗脳がとけた村の嫁たちと共に家を飛び出しました。

これ以上ここにいる必要はありません。パニ子は村の嫁が運転する車に乗り、ケンタの待つ家に帰ったのでした。

後日談、田舎での一部始終を聞いたケンタは大激怒。 姑に絶縁を言い渡しました。一緒に村から脱した嫁たちも、もう二度と帰らないと宣言し、夫には『妻を取るか親を取るかを選べ』と言い渡したようです。

嫁に逃げられた姑は「揃って嫁に逃げられた姑」と田舎で噂になり、自分たちが外を出歩けなくなったそうですよ。

狭い世界の中で、古いしきたりを正義として生きてきた姑。次の世代にまで押し付けるのは誉められたことではありませんが、外の世界を知ることができなかった彼女たちも、それはそれで気の毒だったのかもしれませんね。


著者:ライター パニコレ

ベビーカレンダー編集部

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