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「ハァハァ」ママ友の目を盗み、家の中を必死で物色…。探していたものとは!?<恐怖のママ友体験>

  • 2023.9.23

主人公のりっちゃんは、2歳前の息子・カイトを育てる1児の母。夫は仕事で帰りが遅く、ほぼワンオペ育児状態の日々……。夫に対して不満があったものの、住んでいたハイツにはカイトと同年代の子どもを持つファミリーが多く、楽しく生活していました。シンママ・マリとは、「ワンオペつらいよね」と同じ悩みで意気投合。次第に、りっちゃん宅でお茶をするような仲になります。 マリの元夫には借金があり、借金取りが家に押しかけてくるため、子どもが怖がり、お昼寝もできず、食事も落ち着いてとれない生活を送っていました。「昼間だけでもここにいたいの」とマリにお願いされたりっちゃん。子どもふたりをワンオペで育児するマリをかわいそうに思い、「昼間だけなら」とマリの頼みを承諾します。

ある日、りっちゃんが家事をしていると、マリの姿が見えなくなります。りっちゃんが不思議に思っていると、「おなかが痛くて、トイレに行っていた」と戻ってきたマリ。そして、たくさんの野菜を抱え、「一緒に晩ごはんを作って食べよう」と提案してきました。

「え……まじ? 晩ごはんまで一緒となると、ほとんど同居状態やな……」と、ちゅうちょするりっちゃんですが、子どもたちは大喜び。その様子に、渋々納得したりっちゃんですが……。

突然いなくなるママ友

一緒に晩ごはんを食べた日から、次の日も、その次の日も、晩ごはんを食べていくようになったマリ。そしていつの間にか、りっちゃんの夫が帰宅する、22時前まで帰らないことが多くなりました。

夫は「なんだ、また誰か来てたの? ちゃんと片付けしとけよ」と、散らかった部屋を見渡してひと言。

マリの訪問により、家事を済ませる時間が遅くなっていることを感じていたりっちゃん。しかし、帰りが遅い夫の代わりに、マリ親子とにぎやかに食卓を囲んでいると、カイトはとても楽しそうにしていました。そんな息子の様子もあって、マリが家に来ることを断ることはありませんでした。

夫からの小言を受け、マリがいる間にお風呂に入ることにしたりっちゃん。

その間に片付けを引き受けてくれたマリですが、りっちゃん親子がお風呂場へ行くと……りっちゃん宅の引き出しを勝手に開け、中を物色していたのです。

お風呂から上がると、シンクには洗われていない食器。マリの姿もありません。

「確か……前も……目を離したらいなかったよね?」

りっちゃんが不安に思っていると、「家に帰ってた!」と戻ってきたマリ。

「元夫が来ちゃって……ごめんね……」

言い訳するマリの手には、財布らしきものが握られ、背中に隠されていました。そのことに気づかないりっちゃんは、「大丈夫なの!?」とマリを心配します。

そして、事件は突然起きました。ある日、りっちゃんの郵便受けに、届いた手紙に……。

「お支払いのお願い……? 私宛て?」

りっちゃんは手紙の内容に驚愕するのでした。

りっちゃんが家に招き入れた際、度々姿を消すマリ。勝手に家の中を物色していたようですが、まさかママ友がそんなことをするとは思わず、りっちゃんは、マリの言葉を信じました。そして、突然届いた、身に覚えのないお金を請求する手紙。ママ友を疑いたくはないですが、不審な動きの多いマリが怪しく感じてしまいますね……。

りっちゃんは、「家に借金取りがくる」というマリを善意で招いています。りっちゃんが裏切られ、傷つくことがないよう願うばかりです。


著者:マンガ家・イラストレーター てにくまちゃん。

ベビーカレンダー編集部

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