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マラソンで有名な都市「花瑠瑠」、「哀提伯」はアベベを産んだ国、どこか分かる?

  • 2023.9.22

毎年12月に行われるマラソンが有名な「花瑠瑠」。日本の芸能人も多く参加しており、過去にはフィギュアスケートの浅田真央さんも完走しています。また、マラソン競技が強い国としても知られる「哀提伯」は、アフリカ最古の独立国で、現存する世界最古の独立国の一つです。この「花瑠瑠」と「哀提伯」ですが、それぞれどこのことをさす漢字なのでしょうか?

■「花瑠瑠」ってどこ?──観光客減で自然環境が改善

「花瑠瑠」はホノルルのことです。

ホノルルは、オアフ島南東部に位置するハワイ州の州都です。

ホノルル国際空港を中心に、太平洋上の交通の要所として重要な都市でもあります。

世界屈指のリゾート地であるワイキキ・ビーチやダイアモンドヘッド、アメリカ最古の中華街など、観光スポットが充実しています。

2019年には1000万人もの旅行者が世界各国から訪れていましたが、2020年の新型コロナウイルス流行で観光客は激減。州政府は、これをきっかけに過度の観光依存からの脱却と、地域経済と自然環境の両方を持続可能なものに変えていくことを決定しました。

ホノルル近郊にあるシュノーケリングの人気スポット・ハナウマ湾は、感染対策のための立ち入り禁止措置で、水の透明度が60%も改善したそうです。思いがけない自然環境への影響に、海を管理する同市は入場制限と環境保全のためのルール説明を行うよう取り決めました。

入場するための手順が増えて、細かく管理もされるようになりましたが、美しくなった海に観光客からの評価は上々のようです。

■「哀提伯」ってどこ?──海面より低い砂漠がある?

「哀提伯」の読み方はエチオピアで、正式名称はエチオピア連邦共和国です。

エチオピアは、東アフリカに位置する連邦共和制国家であり、東京オリンピック(1964)のマラソンで金メダルを獲得し、「まだあと10キロは走れた」という名言で有名な、アベベ・ビキラを産んだマラソンが盛んな国です。

国土は日本の約3倍、近隣国にはソマリア、ケニア、スーダンなどがあります。サハラ以南のアフリカでは、ナイジェリアに次いで二番目に人口の多い国です。

首都アディスアベバの大統領宮殿内には日本庭園があります。

この庭園には、1960年に上皇上皇后両陛下が皇太子同妃両殿下時代に訪れたことも。また、2006年には小泉純一郎元総理大臣が、2014年には安倍晋三元総理大臣も訪れています。

エチオピアにあるダナキル砂漠は、海抜約マイナス125mと、海よりも低いところにある砂漠です。気温は平均34.5℃、最高50℃以上を記録したこともある、地球上で最も暑くて住みにくい場所の一つです。

また、ダナキル砂漠にあるダロル火山は、海抜マイナス約50m、世界で唯一海面より低い場所に火口がある硫黄火山です。

地下水が湧き上がるように、金属元素を含んだ温泉水が吹きだして作られる極彩色の景色は、地球上のものとは思えないほどの絶景です。

文/編集・dメニューマネー編集部

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