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浅草寺とスカイツリーを独り占め!粋な浅草滞在が叶う「OMO3浅草 by 星野リゾート」宿泊記

  • 2023.9.22

国内だけでなくインバウンドの観光客も多く訪れる、東京の観光スポット「浅草」。この浅草にオープンした「OMO3(おも)浅草 by 星野リゾート」は、星野リゾートが運営するテンションがあがる「街ナカ」ホテル。今回は「OMO3浅草 by 星野リゾート」の1泊2日の宿泊ルポをお届けします!

“浅草の粋”と香りを感じるホテルロビー

浅草駅から徒歩約4分の場所に位置する「OMO3浅草 by 星野リゾート」は、「粋だねぇ、浅草上手」をコンセプトに2023年7月にオープンしたホテル。駅から近いだけでなく、浅草の観光スポットである浅草寺からも約1分という最高の立地にあります。

館内に入るとシックな色合いと木目を基調とした落ち着いたロビーが出迎えてくれます。壁に並んでいるのは、浅草の職人たちが手がけた商品です。

ふわっとよい香りがするのでスタッフの方に伺うと、浅草寺の仲見世で購入したお線香を毎日焚いているのだとか。「この香りを嗅ぐとOMO3浅草に帰ってきたと感じる」という宿泊者の方もいるもだとか。

そんな浅草の香りを感じられるロビーには、浅草の街を知り尽くした「ご近所ガイド OMOレンジャー(以降、OMOレンジャー)」が実際に歩いて情報を集めた、「ご近所マップ」が。

1階と13階の2つのフロアにあり、1階には今からのお出かけにぴったりの季節のスポット情報を、13階には“浅草っ子”のおすすめをOMOレンジャーが独自にまとめたスポット情報を紹介しています。それぞれを活用して浅草の街歩きを楽しみたいですね。

スカイツリーと浅草寺を同時に眺められる「OMOベース」

13階には宿泊者が自由に利用することができるパブリックスペース「OMOベース」があります。エレベーターを降りて左手の、床から天井まである大きな窓から浅草寺を眼下にのぞむ広いスペースでは、「江戸屋台ミーティング」や「浅草落語ナイト」などのアクティビティを開催しています。食事やお茶などの持ち込みOKです。

目の前にスカイツリーを臨む事ができる大きなテーブルが特徴の落ち着いたスペースもありました。

外の風を感じる事ができるテラスも。こちらも食事の持ち込みが可能です。夏は暑いですが、これからの秋の季節や春には外の空気を感じながらお酒を飲んだり食事をするのにぴったりですね。

テラスからはライトアップされた夜のスカイツリーから、朝日に照らされた朝のスカイツリーまで、時間ごとに違う姿を見ることができますよ。

「OMO Food & Drink Station」は24時間営業でいつでも利用OK!

ホテル内にはレストランなどはありませんが、「OMOベース」には「OMO Food & Drink Station」が設置してあります。宿泊者なら24時間いつでもセルフレジでフードやドリンクを購入できて、自室はもちろん、館内のどこで食べてもOKという自由気ままな食のスタイルを楽しめます。

「OMO Food & Drink Station」には、パン、スイーツ、おにぎり、スナックなどの軽食から、コーヒーやビールなどのドリンクまで、常時80種類以上のフードメニューがずらり。どれを買おうか迷っちゃうほどです。

カウンターに並んでいる浅草を中心としたご当地メニューには、お店の紹介POPが置いてあるので、気に入ったものあればチェックしてお店に買いに行くのもおすすめです。

そんなご当地メニューの中でも、1950年創業の“テラパン”と呼ばれ浅草っ子に愛されている「ケーキショップ テラサワ」のパンは、バラエティ豊富にそろっています。特に人気なのは、ふわふわのパンにホイップクリームを絞ったコロネ。午前中しかカウンターに並ばないパンなので、必ずGETしたい。

“テラパン”のパンは、クリームパンやくるみパンのほか、各種サンドイッチなどもあるので、色々と試したくなっちゃいますね。

ほかにも、“浅草”の焼印が押されたあんこと生クリームがたっぷり入った「クラージュ」の『浅草あんぱん』や、プチプチした食感の「maimai」のオリジナルブレンドの雑穀米おにぎり、「福寿家」の『伊奈利寿司』と『伊奈利ロール』など、人気の商品が勢揃いしています。

ドリンクにはクラフトビールや日本酒などもラインナップ。浅草橋に自社工場を持つ「Vector Brewing」のクラフトビールも2種類用意されています。もちろん、コーヒーやジュースなどのソフトドリンクも豊富にそろっていますよ。

浅草寺を独り占めできる「デラックスツインルーム」

ホテル内には全8タイプ98室の部屋があります。その中でも、窓から浅草寺が見える33.4平米のゆったりした広さの「デラックスツインルーム」は人気の客室。上から浅草寺の全景を見ることができる、という貴重な眺望もあって、予約がいっぱいになることも多いとか。

窓際にはゆったりした2人がけと1人がけのソファに、テーブルが置いてあり、お茶を飲みながら浅草寺の眺めを独り占めできちゃいます。

落語の寄席をイメージした「寄席ツインルーム」

もう一つ浅草ならではの部屋が「OMO3浅草」にはあるんです。それは、浅草のシンボル「寄席」から着想したコンセプトルーム「寄席ツインルーム」です。こちらの部屋からは、スカイツリーを眺めることができますよ。

「寄席」をイメージした部屋ということで、赤い絨毯や、高座のようなベンチ部分をつけたベッド、そして紫の座布団と、江戸の遊び心をデザインに取り込んでいるのがポイント。部屋にいるだけで、寄席にいるみたいなワクワクした気分になっちゃいます。

なお、アメニティは部屋にはなく、ロビーから自分で持っていくスタイルになっています。歯ブラシやブラシ、カミソリなどがあるので、必要な分だけピックアップ。クレンジングなどのスキンケアはロビーに「OSAJI」とコラボレーションしたアメニティキットが販売されています。

部屋着は有料(200円)で、貸し出しが可能。上下でサイズを別々に選べるのもうれしいですね。

昼から夜、朝まで豊富なアクティビティを用意!

「OMO3浅草」では、朝から晩まで浅草を楽しみつくすためのサービス「Go-KINJO(ごーきんじょ)」を用意しています。浅草を満喫できるアクティビティの一部を紹介しましょう。

江戸屋台ミーティング

「江戸屋台ミーティング」は、江戸で最初の外食店が生まれたとされる浅草のおいしいものをOMOレンジャーが紹介してくれるアクティビティ。現在も浅草っ子にはなじみ深いそば、天ぷら、うなぎ、寿司について、クイズや店舗紹介を交えながら楽しくレクチャーしてくれます。

筆者が参加した回は、そばをテーマに話を展開。「ご近所マップ」を見ながら、OMOレンジャーおすすめのそば屋3店舗を教えていただきました。ここで聞いた話を参考に夕飯の食事に出かける宿泊者も多いのだとか。

この日、筆者はうなぎを食べたい気分だったので、OMOレンジャーには220年の歴史があるうなぎ料理店「駒形前川」を紹介してもらいました。

浅草落語ナイト

夜に開催するのは、浅草の娯楽を代表する落語を楽しめる「浅草落語ナイト」。10月までは毎週金曜日と土曜日の夜に開催しており(11月以降の開催日程は順次発表予定)、「OMOベース」に高座が現れちゃいます。

落語家が約15分〜20分の落語を一席披露してくれるのですが、生の落語の迫力にびっくり。時間が経つにつれて落語家さんの話に引き込まれ、たくさん笑い、こんなに楽しいものなのかと、落語の世界に触れられる貴重な時間でした。

粋だねぇ、明けの浅草さんぽ

早朝の浅草を散歩する「粋だねぇ、明けの浅草さんぽ」(要予約)も滞在中必ず参加したいアクティビティ。朝6時に浅草の街に響き渡る「時の鐘」をスタートに、街の中心地、浅草寺の境内などを、浅草の歴史について聴きながら、巡っていきます。

早朝ということもあって、シャッターが閉まった仲見世や、人がまばらの雷門など、ちょっとレアな浅草を見られるのもこの浅草さんぽの楽しいところ。浅草寺や浅草神社と、街の人の繋がりを知ることで、観光地としてではない浅草の“粋”を感じることができました。

一日中浅草を感じられる滞在を!

浅草さんぽの後は、「OMOベース」で朝ごはんを堪能。“テラパン”の「コロネ」と、星野リゾート製造の「メンチカツサンド」(※提供商品は日によって異なるため、販売されていないこともあります)を、朝日に照らされた浅草寺を眺めながらいただき、1泊2日の浅草滞在を終えました。

チェックイン後から、朝までしっかり浅草を感じられる「OMO3浅草」。いつもと違う浅草を知りたい人は、ぜひ宿泊してみてくださいね。

OMO3浅草 by 星野リゾート

住所:東京都台東区花川戸1丁目15-5

電話番号:050-3134-8095(9:30〜18:00)

アクセス:東京メトロ銀座線「浅草駅 7番出口」から徒歩約4分

都営浅草線「浅草駅 A5番出口」から徒歩約6分

浅草寺まで徒歩1分

宿泊料金:1泊 18,000円~

[All Photos By Kaori Simon]

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