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「非常に危険」「視力を下げる可能性」歩きたばこの危険性について、“眼科専門医の呼びかけ”に注目集まる

  • 2023.10.11
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画像:PhotoAC

各自治体によって、路上喫煙に関する条例が定められています。路上喫煙には受動喫煙や吸い殻のポイ捨てなどさまざまな問題がありますが、目の火傷や怪我などのリスクをご存知でしょうか。

ドクターK@眼科医パパ(@doctorK1991)さんは2人のお子さんをもつ眼科専門医です。@doctorK1991さんは、歩きたばこの危険性についてX(旧Twitter)で呼びかけました。

※下記の日付のリンクをクリックするとX(旧Twitter)に移動します

ドクターK@眼科医パパ@doctorK1991 2023年9月28日
条例で禁止されているとか関係なく、歩きタバコは絶対にやめてください。目線の高さにタバコが来ると、お子さんや車椅子の方の目線にタバコがあり非常に危険です。まぶたの火傷などで怖い思いをしている人もいます。大事なことなのでもう一度言います。歩きタバコは絶対にやめてください。

たしかに小さい子どもや車椅子の方にとっては、たばこが目の高さになってしまいます。たばこについた火が顔や目に当たってしまったらと思うと怖いですよね。

歩きたばこの危険性

今回投稿された「歩きたばこの危険性」について、@doctorK1991さんにお話を伺いました。

---歩きたばこが子どもや車椅子の方のちょうど目の近くにあることについて、「まぶたの火傷」以外にどういった怪我やリスク、最悪のシチュエーションではどうなってしまう可能性があるか、眼科の先生の見地から教えてください。

タバコがまぶたに当たると熱傷になり、見た目の問題が生じます。また、黒目部分に当たれば、白く濁ってしまい、大きく視力を下げてしまう可能性があります」

---とても危険ですね。万が一、お子様や自分の目に煙草が入ってしまった場合、どのように対処したら良いのでしょうか。

「眼科医を受診する前にできることは、目にタバコが入ってしまった場合は、流水でタバコを洗い流します。この際、1,2分ではなく、10分以上洗い流すのが理想です」

---十分に洗い流すことが大切なのですね。改めて、歩きタバコによって無意識にお子様を危険な目に合わせている歩行喫煙者に対して思っていらっしゃるお気持ちを教えてください。

「タバコを吸うのは自由だと思います。しかし、他者に迷惑をかけないことが大前提です。他者に迷惑をかける人がいる場合は厳しい制度があっても仕方がないと思います。そうなる前に、どうぞ自分の行動を見直してみてください」

周りの人のことを考え、ルールを守って喫煙してほしいですね。

@doctorK1991さんは、目の病気について分かりやすく解説した『オンライン眼科』サイトを運営されています。

実際に危険な目に遭ったという人も!

こちらの投稿を見た人たちからは、さまざまなコメントが寄せられました。

「幼い頃、前を走る車から飛んできたタバコの灰が眼に入ったこと思い出した!
しばらく眼痛かった…幸い視力に問題なかったけど、平然と吸い続ける人みると嫌気しかない」
「目ではないのですが、小学生の頃歩きタバコ氏にすれ違いざま根性焼きされて、軽くトラウマです」
「チビの頃見ず知らずのにーちゃんにおでこに焼印されたそうです
少しずれてたら目潰されてたんだろか」
「歩きタバコだけではなく、自転車に乗りながら喫煙している人もいます。
路上喫煙も多く見かけます。
国の罰則を厳格にして厳しく取り締まって欲しいです」

実際にたばこの火や灰で危険な目に遭われた人もいたようです。歩きたばこの危険性が広まり、喫煙の仕方について考えてもらえるといいですよね。



文/構成:TRILLニュース

取材協力:ドクターK@眼科医パパ(@doctorK1991)さん